アニメ感想ブログも7年続いたので、自薦の記事をまとめて振り返る

みでし らくがき アニメ感想文
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2023年に入っても細々と続けている(サーバ代を払っているだけ?)我がアニメ感想ブログですが、まあ読まれない。

書き始めた当初の想像よりも読んでもらえてない。それが少し悲しい。露出が苦手というのが大きいんですが。それはわかってはいるんです。

アニメの演出面に重心を置いて記事を書いているつもりで、味が落ちにくい、頑丈な記事ではあるとは思うんです、そのへんの速報が売りの集合体の記事とは違って。こういう選民思想なところがウケない理由なんだろうか。

とはいえ、あれらもアーカイブ性については評価します。ただ私がやりたいことではない。

私がやりたいことはこんな感じ……と私の感性や嗜好を知るのにおすすめの記事たちです。うるせー。知りたくねー。

SEOかじりたてっぽくキナ臭いタイトルで申し訳ないが中身はまともです

ではどうぞ。

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アニメ『デキる猫は今日も憂鬱』の完食描写について

アニメ『デキる猫は今日も憂鬱』の完食描写について
アニメ放送中の『デキる猫は今日も憂鬱』に出てくる完食描写をきっかけに、あにめにおける完食と食べ残しの理由を考えてみます

アニメ(とマンガ)の完食描写について書いた記事。カレーめん以来の「食」の話だったかも。

主人公・福澤さんのご飯の食べっぷり、もとい食べ残しっぷりにあれはなんなんだという気持ちを書きました。

画面には映らない美味しさがある『ゆるキャン△』なでしこのカレー麺

『ゆるキャン△』第1話より
『ゆるキャン△』第1話より

『ゆるキャン△』と『ラーメン大好き小泉さん』の食事の間にあるもの
同じラーメンという題材が登場する、アニメ『ゆるキャン△』と『ラーメン大好き小泉さん』の両作品を通して、アニメと食事(の描写)について考えたい。

漫画からアニメに場所を移しても運んでこれないものが料理の匂いや味なのです。

「美味しい」は伝えられないが、「美味しそう」なら演出次第。味付け次第。

画面に溢れ出る「美味しそう」とはなんなのか、同時期に放送していた『ゆるキャン△』と『ラーメン大好き小泉さん』の料理と食事描写にフィーチャーし、比較したり分析したり味比べをした記事。

2022年夏アニメのちょこっと感想をメモしておきます

2022年夏アニメのちょこっと感想をメモしておきます
2022年の夏アニメをちょこっと感想メモ

『Extreme Hearts』の第1話を観たあとにちょろっと書いたものと、同時期放送の数作品について。

いまはもう見つけられないのですが、2ちゃんねるでちょっと褒められました。たしか「アニメや映画を語れる友人が羨ましい」みたいなスレが立っていて、アニメとかを語ってる人の文章とか観て着眼点を鍛えれば?→俺はこことかたまに読んでるよ→おりあに劇場ドーン! みたいな感じでした。嬉しかった。ちょっと美化して記憶してるかもしれないけど、沈んでた心がすっと軽くなりました。

モチベーションは消え失せていたあとなので、ちょうどそのときはAmazonの広告記事ばかり書いてましたね。そこからリンク飛んできた方には申し訳ないことをした。

2022冬アニメ『時光代理人 -LINK CLICK-』第1話の感想記事

『時光代理人 -LINK CLICK-』第1話
『時光代理人 -LINK CLICK-』より

冬アニメ『時光代理人 -LINK CLICK-』第1話を観ました
2022年の冬アニメを観ていきます。『時光代理人 -LINK CLICK-』第1話は作品の方向性を示すいい回だったのではないでしょうか

中国アニメ『時光代理人 -LINK CLICK-』第1話が良かったね、小清水亜美は役者だね。とそんなようなことを書いています。新海フィルムっぽさと影についても。

2021年秋アニメの感想記事

吸血鬼すぐ死ぬ オープニング
『吸血鬼すぐ死ぬ』OPより

2021年秋アニメをちょこっと観たので、辺境で第1話の感想を書くことにしました
ささやかなアニメのメモ

2021年秋アニメいくつかの作品の第1話について少しずつ。第1話だけ観て何かを語る、というスタイルはあまりやらないです。だからあまり上手くいってません。

吸血鬼すぐ死ぬ』第1話の構成の巧さについてはよく書けていると自負。すぐ自負。

京都アニメーションの演出の凄み、「作画じゃない部分」を語る

響けユーフォニアム第1話
『響け!ユーフォニアム』第1話より

京都アニメーションの作画じゃない部分を語る
京都アニメーション『響け!ユーフォニアム』第1話を題材に、作画じゃない部分→演出について語ってみます。

「作画」を称賛する声が飛び交う一方、視聴者は「演出」を語らないらしい(明確なソースなし)。

作画の定義も定まらず、画面に映ってるもの=作画とすら言っちゃう人たちを見てどうすることもできないが、演出は演出、作画は作画。同調に飲まれずしっかりと使い分けたいし、見極めたい。

京都アニメーションは作画だけが優れているのではない(作画だけが優れてるスタジオなんてあるのだろうか?)

そのあたりの演出にフォーカスをあてた、私なりの京アニ称賛記事。

「おまつりトライアングル」と藤田春香

これは藤田春香さんが有名になったきっかけにもなった(と思っている)「あがた祭」の挿話記事です。

響け ユーフォニアム 藤田春香
『響け!ユーフォニアム』第8話より

あの夜、実際にどういうルートを2人は通ったのか、といった聖地巡礼的な角度から書きたかったのですが、結局は中二病の話になってしまいました。

ブログを書き始めた頃の、謎の熱量があります。

『響け!ユーフォニアム』第8話,「おまつりトライアングル」と藤田春香の演出力
藤田春香を語ろう

『響け!ユーフォニアム2』のカメラと画面動について学ぶ

響け!ユーフォニアム2』で画面動(画ブレ)が多用されていたことを発端とした「心の揺らぎとカメラの揺れ」の記事。

物理的な揺れよりも精神の揺れを表現する巧みさがたいへん勉強になります。

【アニメ】『響け!ユーフォニアム2』のカメラがまた凝ってる
京都アニメーションの画面に魅了されるファンが多いのはその巧みなカメラにあるのではないか。『響け!ユーフォニアム』を参考にカメラの技巧を考える

画面のどこに空間があるのか、緊張と緩和について考える記事。

アニメ『響け!ユーフォニアム2』第8話のリバースショットや演出について
キャラクターの感情や緊張をリバースショットを用いて効果的に表現している『響け!ユーフォニアム』が面白いという感想文です

ローポジションのカメラと和室の相性

こみっくがーるず,かおす先生,第3話
『こみっくがーるず』第3話より

『こみっくがーるず』のローポジカメラと引きの画について(小津調とかキューブリックとか)
『こみっくがーるず』ではローポジのカメラカットがたびたび登場しました。このローポジの妙と安定感から小津安二郎を想起したり日本家屋を考えたりしてます。

こみっくがーるず』のカメラはローポジションで撮影される印象的なカットが多く面白かったです。

それは映像美の観点からだったかもしれないし、和室家屋を撮るならではのこわだりかもしれないし、かおす先生よりも低い位置に立つことで先生を励まし、自尊心を押し上げようという試みの表れだったかもしれない。あばあば。

アニメーションとワイプには無限の可能性がある

【アニメ】最近よく見かける「小窓ワイプ」を手抜きと断罪するのは早計だと思う
アニメでの有効性が非常に高い「小窓ワイプ」の可能性と魅力を探る

画面の隅に小窓が出たりする「ワイプ」ですが、アニメにおいては未知の可能性があると思っています。カロリーコントロールの面でも、演出の面白さについても。

ワイプも奥が深いなと言う記事。

『スロウスタート』OPの関節が見える作画に惹かれた

『スロウスタート』OPの肩と腕と関節と
『スロウスタート』OPの作画が好きです。肩と腕と関節と

スロウスタート』のOPを見ていると、人体構造への理解がいい作画を生むのだな、と少し理解できた思い出のある記事。オバケやケレン味が作れるのもアニメの良さではあるけれど、細部への目配せに気づける自分が自分を成長させるのだと思うのです。

イマジナリーラインとアニメの作法

アニメを題材のブログをやるならこれは書いといても損はないか、と何度か書き直しも図ったイマジナリーライン記事。Twitterなんかで話題になるたびに流入が狙えるんじゃないかと思ってましたが、全然そんなことなかったです。動画のほうがわかりやすいもんね。

イマジナリーラインを越えるとどうなるのか、越えるのは悪いことなのか、といろいろ考えました。

イマジナリーラインを越えるときは、引きの画面にしておけば特に問題はないかな
考えなしのイマジナリーライン超えを起こしているカットのつなぎ方は良くない。アニメでも映画でも重要なイマジナリーラインについて考える
『戦翼のシグルドリーヴァ』第5話のイマジナリーライン越えと広角レンズ
イマジナリーラインと意外性

ジャンプカット演出についての整理

ジャンプカットについての諸々の考えまとめ
アニメや映画などで登場するジャンプカットを用いた演出についての整理

某企業のサイトに記事をつまんでパクられて検索順位が下がり埋もれてしまった悲しい思い出もカットしたい、ジャンプカット解説記事。

ジャンプカットの基本と良し悪しなどについて。

『灼熱の卓球娘』とスズメの密かな関係

灼熱の卓球娘3話
『灼熱の卓球娘』第3話より

スズメで振り返る、アニメ『灼熱の卓球娘』のメタファー演出
『灼熱の卓球娘』はアニメにしかない部員とスズメのメタファー演出がアリマス

アニメ版『灼熱の卓球娘』だけでしか味わえない、「スズメのメタファ演出」。その意図と条件を分析した記事。

『はるかなレシーブ』第1話の境界線演出がキマってる

はるかなレシーブ 第1話
『はるかなレシーブ』第1話より

境界線演出がまぶしいアニメ『はるかなレシーブ』第1話を観ました
ビーチバレーアニメ『はるかなレシーブ』面白いです。第1話から境界線演出の見本のよう楽しい回になりました

境界線演出がバシバシとキマっていた『はるかなレシーブ』第1話がたいへん良かった、という挿話の感想記事。

言葉を追いかけるだけでは気づけない関係性や心の距離を表現するのに有効な境界線演出を知ろう。

女子高生とキューブリックと一点透視図法の出逢い

アニメ『女子高生の無駄づかい』の一点透視図法を用いたレイアウト
アニメ『女子高生の無駄づかい』で見る一点透視図法のレイアウトがキューブリック監督みたいだなあとおもったりする、そんな無駄話

女子高生の無駄づかい』の一点透視図法レイアウトがかっこよいしか言わない記事。

描き込み主義よりもレイアウトを楽しむ気概を持ちたい。

『天気の子』で身につける「Jカット」の魔法

映画 Jカット 動画編集 

Jカットの面白みについて考える(『天気の子』と『ジェネラル・ルージュの凱旋』)
動画編集でもとっても大事かつ有用な効果を得られる演出「Jカット」について。『天気の子』と『ジェネラル・ルージュの凱旋』で使われたインパクトのある繋ぎ方を考える

音声が前に滑る「Jカット」を効果的に使った『天気の子』のワンシーンと『ジェネラル・ルージュの凱旋』の演出を比べた記事。

Jカットとはなんぞや、という方にもわかりやすい内容になっていると思います。

『映画大好きポンポさん』の72時間は欺瞞だと主張したりする

『映画大好きポンポさん』の72時間と90分を考える
『映画大好きポンポさん』観てきました。シネフィルか狂人か。ジーン監督の鬼の編集作業と72時間の撮影素材を考える。ポンポさんが書いた『MEISTER』の脚本についても考える

どれだけ周りが「良い!」と言っても自分の気持ちや感覚に正直に突き進むべし、という部分をジーン君に重ねつつ、やっぱりあの72時間はちょっといただけないよねと主張したい。というかする。そんな記事。

コーヒーをめぐる成長とか,ちな氏の演出とか.(『ヤマノススメ サードシーズン』第10話)

コーヒーをめぐる成長とか,ちな氏の演出とか.(『ヤマノススメ サードシーズン』第10話)
『ヤマノススメ サードシーズン』第10話のコーヒーや制服などなど、アニメーター・演出家ちな氏の演出について

『ヤマノススメ サードシーズン』から、ちな氏が演出を担当した第10話の話。氏のインスピレーションを追いたい。

「作画アニメ」や「撮影アニメ」と言われる日まで

撮影もりもりの画面に対しての「作画がすごい!」にいい加減思うところがあるので、モヤモヤと不満を整理。撮影を知ればそれ即ち作画を知る、みたいなことはないのかもしれないが。まあ作画は作画で、撮影は撮影です。

「作画がいい」と言うけどそれは「撮影」のお仕事じゃないの、みたいな場面が増えた
「作画」も知らずに「作画がすごい」とな?

穏やかに……(アニメレビューには需要があるのか)

ブログの書き方もアニメの感想の書き方もわからず、それとなく始めて5年ほど。

後ろを振り返ると、面白くないもの物足りないもの何が伝えたいのかわからないものがたくさんでした。アニメの感想に需要がないのではなく、私の感想の需要が問題でしたね。ははは。

またこのまとめ記事に組み込めるような満足できるものが書けるといいのですが、明らかに意欲低下 熱量消沈。

ネットでの戦い方を熟知し、その他大勢の視聴者のツイートをまとめただけのコンテンツが検索上位を独占してしまう。そして、やはりそれをありがたがっている視聴者もかなりの数いる、という現実が寒さに拍車をかける

単なる独りよがりか変な潔癖症が首を絞めてるだけなんですが、まあ性格なもんで。私も誰かの道を塞いでいるし、誰かの感想を埋めてきた自覚がないではない。

ネットワーク外部性、勝てば官軍負ければ賊軍、それがコンテンツ社会の常でつね。

そんな感じで〈アニメ感想ブログも6年続いたので、自薦の記事をまとめて振り返る〉でした。

おしまい。

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