2021年に入っても細々と続けているわがアニメ感想ブログですが、まあ読まれない。
心血を注いだ割に(大袈裟だ)アクセスは増えず次第に衰える意欲。納得の出来の記事でさえ、奥底に埋もれているのか、実は面白くないのか……とにかく読まれない!
あまりのアクセスのなさから削除されていった、かわいそうな記事たち。可愛かった君たち。
5周忌でなくあくまでも5周年。供養ではなく、むしろ召喚。
私の感性や嗜好を知るのにおすすめの記事たちです。うるせー。知りたくねー。
ではどうぞ。
京都アニメーションの作画じゃない部分を語る
あたりを見渡せば飛び交う「作画」を称賛する声。
作画の定義も定まらず、画面に映ってるもの=作画とすら言っちゃう人たちを見てどうすることもできないが、演出は演出、作画は作画。同調に飲まれずしっかりと覚えていきたい。覚えていただきたい。
京都アニメーションは作画だけが優れているのではない(作画だけが優れてるスタジオなんてあるのだろうか?)。
そのあたりの演出にフォーカスをあてた、私なりの京アニ称賛記事。

『響け!ユーフォニアム』第8話「おまつりトライアングル」の記事
これは藤田春香さんが有名になったきっかけ(と思っている)にもなった「あがた祭」の挿話の記事です。
あの夜、実際にどういうルートを2人は通ったのか、といった聖地巡礼的な角度から書きたかったのですが、結局は中二病の話になってしまいました。
ブログを書き始めた頃の、謎の熱量がある。

『響け!ユーフォニアム2』のカメラと画面動の記事
『響け!ユーフォニアム2』で画面動(画ブレ)が多用されていたことを発端とした「心の揺らぎとカメラの揺れ」の記事。
物理的な揺れよりも精神の揺れを表現する巧みさがたいへん勉強になります。

画面のどこに空間があるのか、緊張と緩和について考える記事。

画面には映らない美味しさがある『ゆるキャン△』のカレー麺
漫画からアニメに場所を移しても運んでこれないものが料理の匂いや味なのです。
「美味しい」は伝えられないが、「美味しそう」なら演出次第。味付け次第。
画面に溢れ出る「美味しそう」とはなんなのか、同時期に放送していた『ゆるキャン△』と『ラーメン大好き小泉さん』の料理と食事描写にフィーチャーし、比較したり分析したりの記事。

ワイプの使い方にはまだまだ可能性が残っている
画面の隅に小窓が出たりする「ワイプ」ですが、アニメにおいては未知の可能性があると思っています。カロリーコントロールの面でも、演出の面白さについても。
ワイプも奥が深いなと言う記事。

イマジナリーラインにまつわる話
アニメを題材のブログをやるならこれは書いといても損はないか、と何度か書き直しも図ったイマジナリーライン記事。Twitterなんかで話題になるたびに流入が狙えるんじゃないかと思ってましたが、全然そんなことなかったです。
イマジナリーラインを越えるとどうなるのか、越えるのは悪いことなのか、といろいろ考えました。


ジャンプカット演出についての整理
某企業のサイトに記事をつまんでパクられて順位が下がり埋もれてしまった悲しい思い出もカットしたい、ジャンプカット解説記事。
ジャンプカットの基本と良し悪しなどについて。

『灼熱の卓球娘』とスズメの密かな関係
アニメ版『灼熱の卓球娘』だけでしか味わえないスズメ劇場。
部員の関係性を雀メタファーで演出。その意図を分析した記事。

『はるかなレシーブ』第1話の境界線演出について
境界線演出がバシバシとキマっていた『はるかなレシーブ』第1話がたいへん良かった、という挿話の感想記事。
言葉を追いかけるだけでは気づけない関係性や心の距離を表現するのに有効な境界線演出を知ろう。

女子高生とキューブリックと一点透視図法の出逢い
『女子高生の無駄づかい』の一点透視図法レイアウトがかっこよいしか言わない記事。
描き込み主義よりもレイアウトを楽しむ気概を持ちたい。

『天気の子』で身につける「Jカット」の魔法
音声が前に滑るJカットを効果的に使った『天気の子』のワンシーンと『ジェネラル・ルージュの凱旋』の演出を比べた記事。

穏やかに……
ブログの書き方もアニメの感想の書き方もわからず、それとなく始めて5年ほど。
後ろを振り返ると、面白くないもの物足りないもの何が伝えたいのかわからないものがたくさんでした。アニメ感想に需要がないのではなく、私の感想の需要が問題でしたね。ははは。
またこのまとめ記事に組み込めるような満足できるものが書けるといいのですが、明らかに意欲低下 熱量消沈。
単なる独りよがりか変な潔癖症が首を絞めてるだけなんですが、まあ性格なもんで。
私も誰かの道を塞いでいるし、誰かの感想を埋めてきた自覚がないではない。
ネットワーク外部性、勝てば官軍負ければ賊軍、それがコンテンツ社会の常でつね。
おしまい。
コメント,ご意見など (中傷発言はNO)