第1話ではEDとして使われましたが、正式にはOPなのです『ひとりぼっちのモノローグ』。
なにが良いって本庄アル(CV:鬼頭明里)がマイク持って歌うカット1と2ですね。ここが一番好きです。『ウィッチクラフトワークス』のEDを思い出しました。最後の二回宙返りでは『未確認で進行形』の黄色い子を思い出しました。難しい角度でしたが、すごいよかったですね。野中正幸アコガレの原画マンが参加しているような気がするのですが、どうでしょう? や、本人?
OPが全部持っていきました
1カット目2カット目のアルの動き。しなる左手、リズムをキープする体の上下運動、ポニーテールやスカートの遅れ&なびきなど、作画として芝居としてもちろん素晴らしいなあと思うのですが、あえて少し視点をずらし、私が推したいのは2カット目の、ぼっち・なこの動き。
ぼっちが膝を曲げるときにふわっと広がるスカートもいいぞ。
このアルを挟んだ二人の動きの違いが、そのまま二人のキャラクター性の違い(性格の違い)をばしっと端的に表している(これは「演出」を語っているということになる……のか?)。
目の輝き(ハイライト)による生気の差、もとい関心の差。そして腕だけの手拍子と体全体を使った手拍子。全身を使ったほうが積極性が出せる。出ちゃうとも言う。
あと口がポカーンと開いてるのが、なんともアホの子っぽくていい。
やらされている感じのなこの手拍子と、人の良さが見て取れるぼっちの腰の入った手拍子。
この反応もぼっちの良さが出てますね。
そもそもの話、このOP映像を第1話の後ろに持ってきたことも美味いなあと思いまして。
後ろにあるから効いてくる
第1話をみれば、キャラクターネームがその子のキャラクターに強く結びついているのがわかるじゃないですか。意地が悪い→伊知川 累、みたいな。
その作品ルールを理解してもらったうえで本庄アル(本性がある)というキャラクターのぶりっ子スタイルに対して、ああいう反応をする なこ と ぼっちの両極な性質がダイレクトに伝わる。
本性を知ったうえで、ちょっと冷めつつヒキつつ付き合ってあげるなこ。
本性を知っているのかわかんないが、ともかく人を応援する気持ちがすぐに出ちゃうぼっち。
三者三様の動きはみんなが生きてるって感じがする。
もしこれが本編が始まる前にアバン後で流れていたら見逃していたかもしれない。アルの動き、う-んめえにゃーで終わっていたかもしれない。
ケツに持ってきて大正解、と私は思います。二重丸あげます。○○
ぼっちのヤバさ危うさが前面に(かつ全面に)出ていた第1話でしたが、いい子であることも同時に知れたOP映像でした。
おしまい。
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