Amazonのほしい物リストから商品(ギフト)を送る際、普段使いしている名前(本名)のまま注文を確定してしまうと、受取人に贈り主の本名を知られてしまうというハプニングが起こります。受取人も、「(○○さんの本名、知っちゃったよ……)」みたいな困った状況が意外とあるみたいです。逆もまた然り。
おおむね、以下のようなケースが本名バレの原因として考えられます。
- 「請求先住所(支払い先に紐づいた住所)の氏名」が本名のままになっている
- 「マーケットプレイス出品者が発送する商品」を購入している
- 「ギフトメッセージの差出人」が本名のままになっている
クレジットカードで購入している(※これはいまは関係ないと思います→検証記事あり)
お互い本名を知っている親しい友人ならともかく、ネット上のニックネーム(ハンドルネーム,アカウント名)を通じたお付き合いであれば個人情報は予想外のトラブルの種にもなりかねません。気をつけたいものです。
本名バレの対策としては、以下のような作業をおこないます。
- ニックネーム版の「請求先住所」を新しく作成する
- ギフトは「出荷元:Amazon.co.jpの商品」から選ぶようにする
- 「ギフトメッセージの差出人」をニックネームにする
- 支払い方法の選択時、「支払い方法に紐づいた住所」はニックネーム版の請求先住所に切り替える(Amazonギフトカードでもクレジットカードでも確認を忘れずに)
ちょっと時間がかかるのは1と4ですかね。
本記事では、ほしい物リストからギフトを送る際に注意しておきたいポイントを踏まえながら、ニックネームを提示してギフトを送る方法を解説していきます。
では始めます。
準備1:ニックネーム版の「請求先の住所」を新しく作成する
準備ひとつめ。
ギフトを送るときだけ使用する、専用のニックネーム版「請求先の住所」情報を新規作成・登録します。アカウントはいつも使っているアカウントでいいです。住所だけ追加します。
「請求先住所の氏名」というのは、ギフトが配達されたときの送り状に「このお届けものはギフト(贈物)です。贈り主:○○様」というかたちで反映されます。
画像の黄色い文字の方です。緑色は無視していいです。
普段使っている「本名バージョンの請求先の住所」のままギフトを送ると、送り状に本名が表示されるというわけです。まさに初見殺し。
このような本名バレを未然に防ぐべく、ニックネーム版の住所が必要というわけです。
記載されるのは、氏名に入力した名前のみ。電話番号や住所は載りません
「アドレス帳」から新しい住所を追加する
それでは早速、アカウントサービスから「アドレス帳」を開いて住所の作成に進んでください。
そして、
「新しい住所を追加」をクリックします。
こんなページが出てきます。
以下のように各項目に入力してください。
- 国:japan
- 氏名:任意のニックネーム(とにかく本名は避ける。「太郎」「TAS」「★」などでも可)
- 電話番号:あなたの電話番号
- 住所:あなたの住所(番地以下は省略可)
- いつもこの住所に届ける:チェックなし
それでは、各項目を詳しく見ていきます。
「氏名」にニックネームを入れる
「氏名」の欄は、本名を避けてニックネームを入れてください。
送り状はプレゼントする相手だけでなく、配達スタッフの方の目にも入る部分です。
自分のニックネームはあまりに激しすぎて受取人本人以外には見られたくないという方もいるでしょう。そういう場合は、氏名の欄は「太郎」とか「花子」とか「チーム○○」と書くのがいいと思います。恥ずかしいものを普段から名乗るな
こうすることで配達スタッフにも一応の配慮ができます。
「私、○○です。お世話になってます」という受取人への名乗りは、あとで解説するギフトメッセージの設定項目で普段のニックネームを使っておこなうことをおすすめします。ギフトメッセージを読めるのは開封する受取人だけですから。
電話番号は自分(送り主)のものを
続いて電話番号。
配送中の荷物が紛失したり破損したときに対応できるよう、連絡がとれるあなたの番号を入れてください。
住所は自分のものを入れてます(任意)
ここで設定する住所はギフトを贈るとき専用の”カタチだけの住所”なので、架空のものでも郵便番号さえ存在していれば問題なく登録できます。しかし、変に他人の住所や千代田区1-1-1なんて登録をしてAmazonに睨まれたりしても面白くないですし、私はそのまま自宅の住所を入力しています。
どうしても情報漏れが不安な方は、郵便番号が指す住所までの入力に留めるのもありかと。大阪府○○市△△町1丁目という感じで、番地以降を省いた住所にします。
正直なところ、電話番号で連絡が取れるのであれば、Amazonから何か言われても、購入者の住所くらいは「記入ミスです、ごめんなさい」と返答すれば片が付きます。
「いつもこの住所に届ける」はノーチェック
最後の項目「いつもこの住所に届ける」にはチェックを入れなくてもOK。
省略して記入した住所では自分用の荷物が正しく届きませんからね。本名verをデフォルトにしておけばよいでしょう。
ニックネーム版の住所、入力情報のまとめ
どうでしょう。できましたでしょうか。
おさらいです。
- 国:japan
- 氏名:あなたのニックネーム(本名以外なら「太郎」「TAS」などでも可)
- 電話番号:あなたの電話番号
- 住所:あなたの住所(番地は省略可)
- いつもこの住所に届ける:チェックなし
全ての入力が済み、「住所を追加」をクリックすると……
登録名がニックネームになっている「ニックネーム版 請求先住所」の完成です。
画像の氏名はおふざけで作ったときのものです
お気付きのとおり、新しいニックネーム版住所の作成ではどの項目にも本名は使ってません。でもちゃんと届きます。
「完全匿名」のギフト発送方法について
補足的な話を少し。
実は、ほしい物リストのギフトの送り方には2パターンあります。届き方が2パターンあるとも言えます。
- 「ギフト設定あり」:贈り主の表記、メッセージの添付、ラッピングなど
- 「ギフト設定なし」:贈り主の表記なし、メッセージの添付なし
「ギフト設定(あり)」の方式を選ぶことで、送り状には贈り主の「氏名(ニックネーム)」が記載され、さらにギフトメッセージが商品に同封されます。本記事はこっちの方法を解説中。
一方、「ギフト設定なし」で送ったときの送り状には贈り主の名前がありません。
メッセージや明細書も同封なし。購入者の情報が一切添付されない、究極の身バレ対策と言えましょう(大げさ)。
送り状に贈り主が記されていないので、「なんか買ったっけ? もしかして……送り付け詐欺?」と受取人は不安になることもあるとかないとか。
せっかくなのでメッセージくらいは添えよう
というわけで、自分のニックネームを提示して気の利いたメッセージも送りたいという欲求を叶えるために「ギフト設定」方式で送ります。
完全匿名(名無し)で送りたいなら、レジ画面に進む前に「ギフトの設定」のチェックを外して購入する方法をとります。詳しくは→ギフト設定無しでリストから商品を購入する記事を読んでください
以上、ギフト発送の補足情報でした。
そろそろ住所が出来上がったでしょうか。次の準備に進みますよ。
準備2:決済手段を用意する(Amazonギフトカード、クレジットカードetc.)
ほしい物リストのギフト設定をしたギフトは現金払いコンビニ払いなどは対応していません。Amazonギフトカードか、クレジットカードで支払うことになります。
Amazonギフトカードで支払いをおこなう方は、贈るギフトの予算分のAmazonギフトカードを準備しましょう。Amazonギフトカード配送タイプを買ってしまうと手元に届くまで数日の時間がかかるので、チャージタイプかEメールタイプを選んで即日チャージが基本です。
- Amazonギフトカード チャージタイプのページを開く
- チャージしたい金額を入力する
- 購入方法(決済方法)を「クレジットカード」に指定する
- Amazonギフトカード購入の注文を確定する
- Amazonギフトカード残高が増える
クレジットカード以外にも、銀行ATMやコンビニを利用してチャージすることも可能です。
関連記事を置いておきます。
決済方法はAmazonギフトカード、クレジットカードどっちでもいい
本名バレを防ぐための対策として、「ほしい物リストの購入にはクレジットカードを使わないほうがいい」というのはしばしば議論の種になります。
個人的な見解としては、Amazonギフトカードでもクレジットカードでも、どっちでもいいです。本名を伏せて送るために重要なのは決済方法ではなく、「ニックネーム版の請求先住所」を正しく扱えるかどうかなので。
こちら検証記事。読まなくても良い。
要するに、クレジットカード決済を選ぶことで引っ張られる情報を、あらかじめニックネームに変えてガードしておけば大丈夫だったねという検証内容でした。
私の検証だけを信じるのはちょっと怖いなという方はどうぞAmazonギフトカードで決済してください。
実際のところ、Amazonギフトカード支払いのほうが手順は簡単です。なので、クレジットカード払いをうまく設定ができるかどうか不安な方、このさきAmazonのシステムが変更になる可能性を考慮したい方はAmazonギフトカードで決済することをおすすめします。あとは、クレジットカードの利用履歴に残る金額が購入代金と同じだと何かとまずい方とかも?
クレジットカードでしか購入できない商品がリストに入っていたら
ひとつ付け加えておくと、「ニンテンドープリペイド」などのギフトカード類はAmazonギフトカードでは決済できません。
よって、そういう商品がリストに入っていて、ギフトとして送りたい場合はクレジットカード決済を選ぶことになります。
クレジットカードで購入する場合に気をつけたいことや手順などは後述
ほしい物リストを開く前におさらい
なかなか駆け足でしたが、これでようやくリストから商品を選ぶ段階に進めます。
全体の半分の地点までは来てます。あと少し、頑張ってついてきてください。
- ニックネーム版の「請求先住所」の作成は行いましたか?
- Amazonギフトカード決済の方は十分な残高の用意がありますか?
再チェックよろしく。
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