少し前に、Amazon欲しいものリストにない商品をギフトとして送る方法という内容の記事を書きました。
そのなかで「ギフトを送るためにはリスト作成者の協力(リストの設定変更)が必要である」というようなことを言ってましたが、今回はそのリスト設定の話です。どちらかといえば、想定している読者は作成者の方々ですね。
リストにないギフトを送ってもらうためにリスト作成者側がおこなうこと、やっておくといいことがあるかも、という内容です。
リストに入れてないものを勝手に送られても困る、という考えの方が大半だろうと私などは思うのですが、「Amazonが販売・出荷している商品が届くだけなら別にそこまで抵抗はない」のであれば、リストにない商品を「送ってもらいやすい環境」を作っておくのも一興です。
では始めます。
「このリストにない商品を追加購入者に私の配送先住所に発送させる」にチェックを入れておく
欲しいものリストを作ったことのある方なら、「リスト設定」のなかに「このリストにない商品を追加購入者に私の配送先住所に発送させる」という項目があるのはご存知だと思います。
まずはこの項目にチェックを入れます。
このチェックを入れることで、「リストにあるギフトを送ってくれるなら、別の商品をギフトと一緒に同じ住所に送ってもいいよ」というルールに同意したことになります。
チェックを入れていないと、リストにある商品Aとリストにない商品Xを一緒にレジに通してもエラーになります。こういうブロックができるオプションが〈このリストにない商品を追加購入者に私の配送先住所に発送させる〉です。
チェックをオンにすることでまとめて同じ住所に送ることができるようになります。
チェックを入れると、使わないもの不要なものが届く可能性もある
チェックがオフの状態は、リストにある商品のみギフトとして送られてくるという、言ってみれば自分でギフトをコントロールできる環境でした。つまり一種のブロック機能でもありました。
しかし、チェックを入れることにより、リスト内のギフトに+1で予想もしていない商品が届くことになります。そのなかにはサイズ違いとか趣味の押し付けとかセクハラ的なアイテムが含まれるかもしれません。もちろん、リストに入れた商品の上位機種が届いたりもしますが。AG03をリストに入れていたらAG06が届いた、みたいな。
そんなふうな一応のデメリットがあることも認識したうえで、リストにない商品を送ってもらってもいいよって方は、「このリストにない商品を追加購入者に私の配送先住所に発送させる」にチェックを入れてサプライズを待ちましょう。
一緒に送ってもらう「商品A」を考えることは大事
最近いろいろと検証してみたんですが、リストにない商品だけを送ることができなくなっているような気がします。欲しいものリストのルールの改変があったのかも。正確な情報はわかりません。
(※「このリストにない商品を追加購入者に私の配送先住所に発送させる」にはチェックを入れたうえでの検証です)
認識の通りのルール改定であれば、送る側からすれば購入するギフトが1つ増えるわけで、少しだけハードルが上がってしまっている状況になります。
当然考えるのは、商品Aには安いギフトを選びたいということですね。負担がある程度抑えられますから。
そんな送る側の願望を叶えるため、「このリストにない商品を追加購入者に私の配送先住所に発送させる」にチェックを入れたあとには、「リストにある商品A」を用意します。
ほしい物リストのなかに安い商品があると、送る側としてはたいへん助かります
「リストにない商品X」を送るためには、リストにある商品Aと一緒に購入する方法をとるという話でした。
送りたい商品X自体がそこそこの値段()がするっていうのに、あまり興味がない商品Aの代金も負担するのはなんか抵抗がありますね。私の考え、みみっちいかしら。
リストのなかで一番安い商品が2000円ぐらいだったら、商品Xの代金+2000円になるわけです。もはや高めの送料どころではない。
そこで、この事態を解決するナイスなアイテムが「Amazon.co.jpが販売と出荷をしていて、ロープライスな商品」です。
Amazon.co.jpが出荷する低価格なものがあれば最適
言い方は悪いですが、商品Aは安いほど良い。
商品A(100円)+商品Xであれば、購入代金もプラス100円で収まるため気持ちよくギフトがプレゼントできます。治具みたいなものですね。「治具」って伝わるのだろうか。
ちょうどAmazon.co.jpが出荷・販売をしているお安い商品があります。具体的には、ぺんてるの消しゴムとか、三菱鉛筆とか。食品用ビニール袋など。これをリストにこっそり入れておきましょう。
こういう商品たちは100円以下で買えますし、Amazon.co.jpが出荷してくれてます。消しゴムがリストに入っていれば、商品Xの代金+50円で商品Xを送ることが出来ます。
このあたり(の余計な出費気にしちゃう心情とあれ入れてこれ入れての要望に対する面倒臭さ)をわかってる作成者のリストには、さり気なく消しゴムやそれに変わる商品が入ってます。
覗いたほしい物リストのなかに、ガジェットやコスプレ衣装に混じって(絵なんか描かないくせに)消しゴムとか鉛筆とかが置いてあったら、十中八九「そういうこと」です。おお、ほしいものリスト上級者だ、と思ってそっ閉じします。
まあ、優しさだと思って、消しゴムを混ぜておくといいことがありそうです。
反対に、ハードルを上げておくことも可能
「自分の希望の商品を送らせてあげるのにたった100円の負担でいいんですか?」なんて高飛車貢がせマインドの持ち主は、あえてリストから低価格な商品を排除するという方針をとっていそうです。
つまり「50円とか笑かすな。そのギフトを受け取って欲しいんなら、ウィルキンソン1ケースくらい一緒に送ってこんかい」という牽制をするわけです。牽制?
それは冗談としても、ハードルが低すぎると面倒な人のつまらないアクションを引き寄せるのはどこも似たようなものなので(ナビダイヤルがクレーマー除けなのは有名な話)、「リストにないものを送るための”追加料金”」の設定をどうするか、周りへの信頼度等を自分なりに考えてみてください。
「Amazonギフトカード(配送タイプ)」で1000円固定にする人も多いですね。
商品Aの希望数の設定と、購入後のリストを保持するかどうか問題
商品Aもとい、”消しゴム”の話が続きます。消しゴムの代わりにAmazonギフトカード配送タイプ等を入れる予定の方は読み替えてください。
ほしいものリストに入れた商品は、同じ商品を複数個希望することができます。
複数希望した商品はその希望数が横に表示されていて、希望数に到達すると基本的にはリストから消えます。デフォルトでは希望数1ですから、だいたいのギフトは購入後リストから消えます。
ただし、複数あっても困らないもの、日常的に欲しいものなどは、希望数に到達するたびにリストから消えては再追加を繰り返すのも面倒なので、「購入されてもリストから消えない」ように「購入した商品をこのリストに保持する」というオプションを設定することも可能です。
ここで問題にしたいのは、セット購入のための「消しゴム(商品A)」をどう用意するかです。
パターン1:リストにないギフトの受け取り専用リストを作る
リストの保持(購入されてもリストの内容は変わらない)は、リスト全体に適応されます。個別の商品には適応できません。
リストCのなかの商品Aは購入されてもずっと残すけど、商品Bは1つ購入されたら消えていい……という環境は作れないのです。リストCを保持リストにするかしないかです。
そこで、リストCはリストにないギフトを送りたいときだけに受け付ける窓口として存在させます。
- 消しゴムや鉛筆などの低価格な商品だけを新リストに追加する
- 「このリストにない商品を追加購入者に私の配送先住所に発送させる」にチェック
- 「購入した商品をこのリストに保持する」にもチェック
「リストに保持」にチェックが入っているので、消しゴムがいくら購入されてもリストから消えることはありません。リストにない商品Xがいくら送られてきても、セット要員・商品Aの役割をずっと続けてくれます。
消しゴム以外にもいくつか用意しておく理由ですが、置いておくのが消しゴムだけだと、消しゴムが品切れになったり値上がりしたときに一緒に送るものがなくなったり負担額が上がってしまう可能性があり、念のために鉛筆など代用できる商品を揃えておくのが無難かなと思います。
備えあれば憂いなしってやつです。
パターン2:商品Aの希望数を余裕を持たせておく
リストを増やしたら管理が面倒になりそうという方は、いまあるリストのなかに商品Aを加えてください(いまあるリストは「購入した商品をリストに保持する」にチェックが入ってないリストだと想定して書いてます)。
そして、商品Aの希望数をある程度増やしてください。
具体的な数字だと、リストにない商品が送られてくる回数に対応できる数ということになります。人によってペースは違います。希望数はすぐに調整できるからざっくりでいいです。3とか5とか。
基本的には、リストにない商品Xと商品Aは1セットのはずで、「商品Xが2つに商品Aが1つ」はあっても「商品Xが1つなのに商品Aは2つ」は意味がないわけです。2件のプレゼントがあるとぬか喜びさせたいときくらいしかそんなことはしない。
- いまあるリストに「消しゴム」を追加する
- 合わせ買いで消しゴムが消えないよう、希望数を増やしておく
- 「このリストにない商品を追加購入者に私の配送先住所に発送させる」にチェック
- 希望数が少なくなってきたら再調整する
とにかく、管理は難しくないですし、深く考えずに5つにしておきましょう。減ったら増やして、増えたら減らせばいい。
どちらのパターンでも商品Aがリストにある理由を書いておくのが大切
リストの商品には希望数のほかに説明文が書き添えられます。
本当に消しゴムを欲しがっていると思われて消しゴム1コだけがギフトとして届いたら大変(配達スタッフに合わす顔もない)ですし、「この消しゴムは、リストにない商品を送っていただける方のために用意した特殊なアイテムです、単独でのギフトは丁重におことわりしております」くらいを書いておきましょう。
少しは効果があるはずです。
おしまいに:Amazonほしい物リストにないギフトの送り方を考える、でした
”商品の入れ替え”でギフトを送ることが出来た時代は良かったですが、いまは同じように送れないようですし、新しい方法と対策を講じていかないといけないですね。
- 「このリストにない商品を追加購入者に私の配送先住所に発送させる」にチェックを入れる
- 「一緒に送りやすい商品A」を用意する(任意)
大事なことだけまとめると、こんな感じです。
関連項目として、リスト作成者の方がやりがちな本名バレに対策した欲しいものリストの作り方(設定の仕方)もあります。確認がてらどうぞ。
そんな感じで〈Amazonほしい物リストにない商品を送ってもらうための設定方法とおすすめアイテムなど〉というお話でした。
おしまい。
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