「ブルーライト? プラシーボ効果ってやつじゃないの?」
──と思っていたのは3年ほど前。
ブルーライトの悪影響自体が半信半疑だったとはいえ、何の気なしに400円で購入した安いノーブランドメガネでいざブルーライトのカットを検証してみると……、いや、実践した数日ののちにメガネを外してみると、「こんな危なっかしいものをずっと裸眼で浴びていたのか!?」と。
もうメガネなしではPCのまえに長時間座りたくないなと思うようになりました。
ディスプレイ設定で青のレベルを下げてみたりもしていたのですが、それでも何かが違う。デフォルトに戻してみるとえらくサイケな色使いでした。プラシーボか。
そもそもモニターの輝度って(スマートフォンもそうですが)明るすぎませんか。異常に白が眩しい。
このたび3年使っていたそのBLカットメガネがめでたく先週壊れ、すぐさまELECOMのブルーライトカットメガネに買い替えました。これが実にいい。実にいい値段。
そこまでお高くないのですよ、お父さん。
基本的な生活は裸眼で過ごしていて、眼鏡をつけるのはPCの前で作業するときくらい、といったメガネ素人のレビューだと認識してください。
(JINS? zoff? 知らねえ子ですね)
ブルーライト、カットしてますか?
実際のところ、ブルーライトが「有害」かどうか、医学面において素人の立場では何もわからないんですが、単純な感情として、PCのデフォルト設定のディスプレイって色合いが悪くないかなって。意外に青みが強いんですよ。青白くて、眩しい。サイケ。
とにかくブルーライトカットに躍起になった私にはフィルムをモニターのディスプレイに貼るっていう選択肢もあったんですが、どんなにクリア(透明)なものでも色合いが変わってしまうのが嫌でした。
私はイラストレイターではないけれど、画像データを持ち寄っての色合いチェックやフライヤーのチェックの機会が少なからずあるので、素の状態……デフォルトの色でのチェックもできる環境も残しておきたい。向こうにどう見えてるか、わからないと話が進まないので。
フィルムだと張りっぱなしになってしまうのでカラー問題について対処が難しいですが、メガネだとすっと外すだけでいい。
フィルムが貼れない環境の人には推していきたいと思います。このメガネ。
メガネを装着することでやる気スイッチの効果も期待できそう。
お手頃の価格である
そのお値段2400円なり(購入時のデータ)。無理じゃない。
前回使用のノーブランドものと比較
まず、レンズ部分が大きくなりました。
先セルの部分が内向きに閉じてきているぶん、側後頭部に軽い装着感があります。
軽くなったぶん、もしかしたら堅牢性が下がっているかもしれません。とはいえ、使用スペースはPCの前かベッドの上で静かに使う程度に限定されているので、そこまでの心配はしてません。
両方の先セルに幅2cmの厚み0.6cmくらいの穴が空いてます。
メガネチェーンも実装できますよ。私は趣味じゃないけど。
エレコム「OG-YBLP01GY」のポイント
決めてとなったポイントは
- 「低価格」(一年でもとを取った気分になれます)
- 「軽量」で「装着感」が良い(長時間にも耐えます)
- 「フレームなし」(視野が広く取れます)
とくにフレームがなくなったのは快適を超えて爽快です。
フレームの存在感の消滅
買い替えで重視したのは「フレームの存在感をなるべく消したい」でした。わかりやすくノンリム(リムレス)タイプが手に入れば一番良いなと。
あとはメガネ慣れしてないので、できるだけ軽いものが欲しかったです。
で、実際にかけてみると……。嬉しいことにガッツポーズしたくなるくらいぐっとフレームの存在感がなくなりました。視界が広いのはやっぱり安心しますね。
ブリッジを眉間に向けてキュッと押し込んで装着するとフレーム上部は視えなくなります。意識的に、鼻でも見つめるような感覚で視線を下げるとフレーム下部のラインはやはり見えますが、まっすぐにPC画面を見ていれば死角に入ったみたいに視界に溶け込みます。
難点じゃないけども……
紹介記事を書いてる以上書かないわけにもいかないので、性質として「視界の暗みが増える」というのを書いておかないと。
暗みというか、薄茶色い感じですかね。
薄く茶色いレンズを通して見るので仕方がない部分でしょう。
検証動画どうぞ。
PCでyoutubeの動画を再生しながら、カメラの前でメガネのレンズを行ったり来たりさせています。グラフィックの設定はデフォルトです。デフォルトの青み、キツイでしょ? 白が白じゃなくなるでしょ?
普段使いとしては景色がどう変わるかの参考に。当日はすごい曇ってた日。
ひとつ目が前まで使ってたメガネ。ふたつ目がエレコム「OG-YBLP01GY」です。いま思えばどうして以前のものを動画内で映したのかはわかりません。
要はこれくらい色味が変化するよ、ということを理解してほしかったのです。特に白色が一番影響を受けるようです。
付属の備品について
付属品は収納ポーチがひとつのみ。
「これが眼鏡拭きにもなります」って説明が公式にあるんですが、実物を見る限りこれで拭くのはちょっと抵抗がありますね。
とはいえ裸で眼鏡を机のどこかに置いておくと、レンズに傷が入ったりホコリが付着しちゃうので、使わないときだけ収納することにします。
別売のメガネクリーナーを使ってます
レンズのメンテナンスについては、ポーチの外皮とは別にいいアイテムがあります。
メガネクリーナーという商品で、クリーナー(液体薬)とコットンが入ってます。
水道水で軽い洗浄をしたあとにティッシュで乾かしてクリーナーを一滴&コットンで「スッ」で終了。100円ショップに出向けば同類の商品が見つかるはずです。すごいぞ100円ショップ!
エンジニアは目が命
日中、休ませづらい部位なだけに目への負担は少なくしたいものです。
グラフィック設定でも十分な対策にはなるんですが、それでも「あれ? なんか違うのかも」と思ったら、そのときに選択肢のひとつに入れるのもいいんではないかと。
そんな感じで、ブルーライト対策の強い味方「OG-YBLP01GY」の紹介エントリでございました。PCが手放せないあなたのお眼鏡に適えば幸いです(これが言いたかっただけ
おしまい。
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