最低限手元に置いておきたい「文庫本やコミックやビジネス書」以外は部屋から追い出そう、と決めました。その選定が実は一番の難関なのですが……。
買取りに出すのは、メルカリでも買いが入らなかった中古本や、分厚いために送料を差し引くと売上金がほとんど残らない類の参考書などがメインです。在庫処分に近い、と言えます。
今回の依頼先は「ネットオフ」。タイミング良く上乗せクーポンも使えそう。
中古本を購入する際に利用する機会の多い「ネットオフ」ですが、買取りサービスの満足度はどんなもんでしょうか。
買取手順を簡単に要約すると以下の通り。
- 公式サイトから買取の申込みをおこなう(住所や冊数などを入力)
- 集荷日までに商品を箱に詰める作業(本人確認書類の準備、商品送付書を作成も)
- 集荷日当日、配送業者にダンボール箱を手渡す
申込みから集荷まで5日。ダンボール箱が自前で用意できるなら最速1日で集荷まで進めます。
申込み準備~集荷までのステップを3分割で解説したあとに、今回の買取金額のレポート公開といった構成でお送りします。どうぞお付き合いください。
いざ、断捨離。
保存欲とのやっかいな戦いに終止符を──。
買取を申込む際に準備が必要なもの
買取のために準備/使用するものは以下。
- 本人確認が可能な書類(初回のみ)
- 振り込み用の銀行口座
- 商品※を入れるダンボール箱(なくても大丈夫)
- ガムテープ
- 新聞紙、エアパッキンなどの緩衝材
- プリンター(なくても大丈夫)
ダンボール箱はネットオフが用意してくれます
事前にダンボールが用意できない方のために、ネットオフは無料で梱包用のダンボール箱を送ってくれます。希望する箱数は申込み時に事前に指定するため、申込み前にはおおよその物量を把握しておく必要があります。
申込みページの冊数シミュレーションを使えば、手元の冊数がダンボール箱何個分なのかの見通しがつけやすいです。ぜひご利用ください。
商品送付書はプリンターがなければ手書きでもOK
プリンターは、ダンボールに同封する「商品送付書」を印刷するために使用します。商品送付書がなければ買取の手続きが進められません。
プリンターが用意ができない場合は手書きの商品送付書を用意して対応します。
申込み時に必要なのは本人確認書類と銀行口座
ガムテープや緩衝材はダンボールが届くまでに(箱詰めのタイミングで)用意すればいいわけですから、本人確認書類と銀行口座の番号がわかるものだけ用意しておいて、先に申込みだけ済ませてもOKです。もちろん始めから全部揃っていれば超優秀オールオッケー。
上記の各アイテムが必要になるタイミングはこのあとのステップごとの説明で提示するとして、そろそろ最初のステップへ移ります。
day.1 ネットオフ公式サイトで買取の申込みをする
申込みはネットオフの公式サイトから行います。
会員登録をしないでよい、電話でも申込みによる「ゲスト買取」という方法もありますが、私は会員登録&ネット経由の申し込みコースを推奨します。
会員登録によるメリットは以下の通り。
- 次回以降のお客様情報入力を省略
- 買取申し込み時の本人確認は初回以降パスできる
- 自宅以外の場所への集荷が利用可能
- マイページで状況確認や変更がしやすい
- 買取金額アップのクーポンがもらえる(複数回買い物をした人限定のものかもしれません)
──などが挙げられます。
これから大して魅力に感じないというのなら、ゲスト買取で手短に済ませましょう。
ネットによる申込みの説明を続けます。
住所や名前を登録
基本的に難しい部分はありません。住所や名前を入れるだけです。18歳未満はサービスを受けられないため、保護者に代理で登録してもらうことになります。
注意点は、本人確認の照合をおこなうので本人確認書類と同じ住所で登録をすること。本人確認書類とは別の集荷場所の住所で登録すると、本人確認がクリアできずサービスを受けられません。
本人確認は画像アップロードが便利
画像アップロードが早くて簡単で、便利です。
ネット上に個人情報の詳細を投げるのは怖い……って方は、ダンボールに同封する商品送付書(※後述)と一緒に、本人確認書類のコピーをネットオフに送れば本人確認してもらえます。
クーポンをお持ちの方
クーポンコードを使えば買い取り金額が上乗せされます。必ず利用しましょう!
はじめて買取りを依頼する方だけの上乗せボーナスもあり。絶対に使ったほうがお得です。クーポンやキャンペーンの成立条件は公式トップのバナーなどをチェック。
希望するダンボール箱の箱数を入力
希望する場合のみ、入力。だいたい一箱に60冊程度は入ります。申込みページの目安を参考にしてください。
今回、私は2箱注文しました。
ダンボールを届けてもらう日取りも申込み時に決めます。直近は2日後でした。繁忙期だと多少前後すると思います。
事前にネットオフ買取不可の商品をチェックしましょう
ネットオフにも買取り対象外の商品がけっこうあります。
書籍だけで挙げてみても、「雑誌、洋書、地図、百科事典、辞書、バーコードのない書籍、同人誌、通信教育テキスト……エトセトラ エトセトラ」。
ケースが割れている商品や表紙のないもの破れているものなど、品質の面でも対象外になる商品も多数。ここには書ききれないので、申込み前に公式のガイドを参照してください。
集荷日までのスケジュールを組む
集荷日は箱詰めの作業を基準に決めるとよいでしょう。そこが一番時間を取られる作業です。
だいたいまる一日ぶん取っておけば余裕かと。
商品送付書の印刷は後日でもOK
お客様情報の入力が終わると、商品送付書を印刷する画面に移動します。
プリンターがあるならその場でコピー。後日マイページから印刷用のデータを取得できるので、絶対にいまやっておく必要はありませんが、集荷日当日に箱に入れるのを忘れたりしないように。
申込み作業はここまで。1日目、終了です。
day.2 ダンボール箱が家に届いたらおこなう作業
さて、置き配指定していたダンボール箱が宅配ボックスに届きました。配送方法はゆうメールです。厚さが3cm以内ですから、ポストにインされるパターンもありそうです。
ともかく、こんな感じでダンボール箱が送られてきます。後ろの用紙はA4。
ここで準備しておいたガムテープの登場。
解体状態のダンボール箱の底をテーピングします。
底抜けして開かないように十字でテーピングするよう公式からの指示があります。しかし、箱いっぱいにパンパンに書籍を詰めると21kgくらいいってしまうこともあり、私はもう少し頑丈にテーピングを重ねました。やって損はない……はず。
これぐらいやってもいいかなあ。
商品送付書の同封を忘れずに
箱詰めと並行して(終わってからでもいいですが)、商品送付書の作成も進めておきます。プリンターでコピーした送付書にボールペンでサインをするだけです。
手書きで用意するのであれば、
- 買取申込ID
- 名前
- 送る箱数
を正しく明記し、署名欄の囲いに自分の名前をフルネームで書きましょう。
詰め終わった書籍やDVDの一番上、平積みした書籍の上に、サインを済ませた商品送付書(と必要であれば本人確認書類のコピー)を置きます。用紙がぐしゃぐしゃになる恐れがなければそのまま用紙だけ放り込んでも問題なし。
買取スタッフが見つけやすいように一番上に平たく置き、蓋をしてテーピングで箱詰め作業も大詰め。
箱の外側に「商品送付書 在中」と明記しよう
商品送付書を入れたダンボール箱の上面に「商品送付書在中」と記入します。複数の箱の発送でも送付書は一枚だけでいいです。
箱詰め作業のチェックポイントです。
- ダンボールの底はしっかりと十字にテーピングされているか
- 商品は平積みされているか。重たいものから下層になっているか
- 買取対象外の商品を入れていないか
- 署名済みの商品送付書(初回のみ本人確認書類も)を入れ忘れてないか
- 箱の外側に「商品送付書 在中」と書き忘れていないか
すべての項目、大丈夫ですか?
あとは集荷日の指定時間を待つだけ!
集荷日にやること
集荷日はほとんどやることがないです。
- 玄関にダンボール箱を移動させておく
- 指定時間にちゃんと誰かが居る
くらいじゃないでしょうか。
指定時間ちょうどに集荷スタッフが玄関に訪れ、21kgのダンボール箱を2つ持っていってくれました。自分も似た業務に身を置く者ですが、ほんとに腰を大事にしてください。
今回のネットオフの買取金額は……
さてさて、ダンボール箱2つぶんの書籍(文庫の小説やビジネス書、5年以上前に連載していたコミックスなど)が150冊。その買取金額は、いかに!?
届いた査定結果のメールがこちら。
全部で154点のコミック&書籍を送り、「在庫過多商品(?)または、品質が基準に満たない商品(?)」に振り分けられたものがコミック35点書籍46点(計81点、119円ナリ)。
それらを除く73点は、マイページにて一冊ずつの買取金額が参照できます。一部を抜粋。
全体の買取金額は154点で572円。うーん、残念。ちと後悔。
思った以上に中古本は買取に値がつかない
そうか、人気作でもちょっと時間が経つと10円とか20円が関の山になってしまうのか。本の状態は並以上でした。
定価で買っていたり愛着が湧いたりすると、どうしても「保有効果」がはたらいて売値を高く見積もる傾向があるとはいえ、正直もうちょっといくと思っていました。
しかし、3円や10円での買取になるのなら、メルカリやラクマでセット売りでもいいからもうちょい粘ったほうがよかったですね。
欲を出さず、2冊セットで300円(最低出品価格)なら多少の差別化もできて、買ってくれる機会もあったでしょう。300円で売っても90円は純売上が出ますから。
まあ、これくらいの人気コミックの扱いがどうなるのか勉強になりました(強がり)。勉強料、うーむ。
後悔のないよう、買取に出す本の選別は慎重に
3円5円でも仕方ないか、と思える書籍も相当数ありました。そこはフェアに公表しておきます。
お金を払わずに部屋が片付いただけで良しとするか、という気持ちもあります。おそらく、私は「ネットオフ」の利用方法を誤ったのでは? ほんとに捨てる一歩前の、”処理”に困った書籍だけをダンボールに詰めていれば「まあ、こんなもんか」とあっけらかんと次の小説を注文していたに違いない。
もし、バリューブックスに送っていたらどうなっていただろうか。それが少し気がかり&心残りではあります。
どんな値段がついても後悔しない書籍だけを送るなら、「ネットオフ」おすすめです。
ps.床に物がないっていいですね。
おしまい。
関連リンク
「もったいない本舗」でも買取依頼をしたことがあります。その備忘録はこちら。
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