Live2Dを始めました。
きれいな絵も描けない、かわいい声も出せない、モニタの前で2分話すのがやっとの自分。でも、そんなの関係ない。私はキャラクターを動かしたいだけなので。個人的には、Vtuberになりたいとかバ美肉とか、あまり興味がアリません。
目指すは技術の習得。そして、モデリングの依頼。
絵を描くセンスもアニメを観るセンスもないけれど、イラストを動かす技術の会得ならいまからでも可能かもしれない(早速ナメてる)。そう思って始めるわけです。
なんだかんだと早速Live2DをPCにダウンロードしました。学割なら76%オフです。一般個人でも10%オフのクーポンが配布されてます。
いま始めても、別に遅くないですよ。楽しむのが目的だったはず。やりましょう。
コストの計算は別の記事に書きました。参考にしてください。
参考書はこれ1冊あれば、下にあるgifくらいはできます(もちろん読み込み&実践でもっとクオリティは上げられます)。
読み進めつつ作業するハウツー本なので電子書籍よりも紙媒体で手元に置いておきたいタイプではありますが、お安い期間ですし、PC画面の切り替えが気にならない方であれば買い時だと思います。
あとはイラストを用意して黙々と実践のみ。
……絵が描けないけど、イラストどうするの私。道は遠い。
Live2Dの始め方:初めにイラストを用意しなくっちゃいけないの
はじめに絵ありき、ですかね。スルーしてください。
Live2Dはイラストを描くソフトではないので、Live2Dで動かすためのキャラクターのイラストを読み込んでモデリングが始まります。
絵が描けない人はトレスから始めよう。フリーソフトのGIMPを使ったイラストデータづくり
だいたいの教則本でイラスト作成に推奨されてるのは、「クリスタ」ことCLIP STUDIO PAINT。
>CLIP STUDIO PAINT PRO(パッケージ版よりもダウンロード版がお得です)
しかし、Live2Dのライセンスを買った直後で財布の事情がやや厳しい私。ひとまずフリーソフト「GIMP」でイラストを仕上げることにしました。
さっきも言いましたが、私の画力は「描写力……たったの5か、ゴミめ……」レベルなので、やる気だけでいきなり何かが描けるもんでもなく……。好きなアニメのワンカットからトレースしてイラストデータをこしらえます。作ったモデルを販売したりの商用利用じゃないし、絵の練習とモデリングが目的ですから見逃してください。
『天体のメソッド』EDから。乃々香かわいい。
これをGIMPでトレスしてって、Live2Dのモデリング・プロトタイプの完成を目指します。
髪の毛とか影付けとか、色で表現していいのか線で描写すればいいのか悪戦苦闘。レイヤーわけとかどこまでわけたらいいのよって感じです。助けてノエル。
一枚絵のイラストとは少し違う、Live2D用のレイヤーの捉え方
一枚絵を描く場合と決定的に違うのは、レイヤー同士が重なる部分の処理です。
Live2D用のイラストでは、レイヤーが重なって見えない部分も描きあげる必要があります。たとえば、顔の後ろにある髪の毛、前髪で隠れたおでこの生え際、横髪で隠れている耳……エトセトラ。
プラモデルの各パーツを平面で作っていく感覚といえば、伝わりやすいかもしれません。もしくは福笑いの素材を全身ぶん作っていく感じ。
普通は後ろ髪は後頭部で隠れるので首元の毛先くらいしか描きませんが、Live2Dでは裏側まで描いたり塗ったりします。
後ろ髪のパーツ(レイヤー)を調整しているところ。一枚絵なら絶対に描写しないような首や頭の後ろまで作っていきます。最終的に影になる部分に濃い色を足して陰影をつけて一応完成。
動きの余地を意識してレイヤーを作っていく
Live2D上で動かしたときにレイヤーの後ろが白飛びしていたり、毛先がぶつ切りになったりと矛盾するような動きの発生を防ぐためです。これがなかなか気を遣うというか、頭を働かせないといけない部分。慣れてないせいですが、一枚絵よりも遥かに手間がかかる。元の絵のトレースでは対応できないから想像で描いていく他ない。大変。
Live2Dモデリング用(練習用)のイラストが完成!
ようやく、これなら土台に乗せても問題ないだろうってなクオリティに持っていけました。既に20時間くらいを費やしてます。
レイヤーの数はこんなもんです。
目が肥えてる人には産廃に映るでしょう。これでも不得意なりに一生懸命頑張った、超特注のオートクチュールもとい、かわいい我が子なんですわ。トレスだけど。
たぶん、Live2Dに持っていって動かし始めたら口とか目とか、バグが生じるんだろうけども(生じました)、いつまでもスタート手前でこだわっていたら力尽きそうなので、当たって砕けろの精神で一旦完成とします。アマチュアのうちはこれくらいでも良いんですよ! 良くはない。
そんなこんなで、ようやく「10日でマスター Live2Dモデル メイキング講座」の1日目が始められそうです。
そのままGIMPでPSDファイルに変換(エクスポート)して、いざLive2D開始!
GIMPを使ってイラストデータをLive2Dに取り込む方法の詳細は別記事を参考にしてください。「.psd」にエクスポートするまでのメモ書きです。
psdデータに変換し、Live2Dに無事取り込めました。
ようやくスタートラインに立てたものの、10日間の短期決戦は難しそうです。緩やかに見積もって30日以内には完成させて日の目を拝みたい。拝ませてあげたい。
また数日後、進捗書きます。
あっさり追記。モデリング完成、でいいかしら?
一度完成したものの、前髪の揺れとか頬紅とか、レイヤーわけをサボったせいで納得できない部分を初めからやり直しました。レイヤーわけ作業から動きをつけるまで、2回目は倍速以上で進みました。シュウちゃん、私、成長してる。
か、かわいい。
創作活動を始めるのに遅すぎるはない、とかなんとか
私見では、3D技術の進化が追い風になりショートアニメ系、モーション系、ナビ系(教える系)あたりの動画がこれからさらに隆盛を極めていく、と踏んでいます。TVシリーズの24分アニメや映画でなく、アニメMV、30秒や15秒のCM配信、アイキャッチなどごくごく短いもの。
基本的には代行業ですけど、4年位は戦えるでしょう。動画作成能力、動画編集能力、素材精製能力が要です。動画撮影にしろDTMにしろ、初期投資費用がどんどん下がって取り組みやすくなった良い時代ですね。
Live2Dの導入については上の記事でも書いてる通り、基本的には「年間プラン」を選び、学生や教職員は「学割76%オフの3年間プラン」で始めるのが良いと思います。
まずはトライアル版(PRO版と同じ機能が42日間使える無料お試し版)で手触りを確かめてから、自分にもやれると思ったら学割3年間のライセンスを購入するのが失敗のない方法ですかね。
私はセール時とタイミングがあったので即PRO版を購入しましたが。
絵が描けないなら描いてもらう手もあり
絵が描けない人のなかには、イラストが上手な人に依頼して自分好みのキャラクターを描いてもらっている人もいます。Vtuberで自家製タイプはほとんどいないんじゃないですか。よく知らないけど。
逆に、絵が描ける人は絵を欲しがってる人に提供すればいいんじゃないかって思います。
そういう需要のマッチングができるサービスもあります。いい時代、なのかな?
とにもかくにも、Live2Dデビューなんて、そんなに難しく考えるものでもなかったな、思いました。要は気持ち。やりたいかどうか。
ではでは、私はアバターづくりを再開します。
そんな感じで〈Live2Dでモデリングづくりをはじめました。1日目〉というお話でした。
おしまい。
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