2020年、FaceRigの正式な後継として『Animaze(アニメイズ)』がSTEAMにロンチされました。
初代FaceRigの販売期間は2020年末までとすると発表があり、「サポートも2021年の年末まで」とのことから、思惑としては新規ユーザーも既存ユーザーもAnimazeに順次移行してもらいたいといったところではないでしょうか。
さて、2021年も10月です。
いま現在何のツールも持ってない未来の配信者は、これからの配信に備えて何を買えばいいのか。
facerigの後継ソフトである「Animaze by facerig」を使うのか。はたまた「PrprLive」や「VTube Studio」といった無料ソフトで凌ぐのか。『IRIAM』に配信場所を絞るのか。
有償版と無料版の違いは使用時間の制限とウォーターマークの有無、商用利用の不可など。まずは無料版からトラッキング性能を体験するがよし。
もちろん、トラッキングソフトがひとつに決められないなら、全部試すもよし。
FaceRigの販売終了とサポート終了が近いらしい
繰り返しますが、来年以降はFaceRigを欲しいと思っても新たに買うことはできません。
FaceRigは買い切り定価で1480円。セール時は740円になったりします。
購入後は追加料金無しでずっと使えますが、発表のとおり2021年以降はサポートがなくなります。
Animazeは基本無料で利用できます
一方、後継ソフトのAnimazeは基本無料です。
無料版と有料版が存在し、無料版は使用時間などに制限があります。有料版はサブスクリプション形式になっており、年間19.99ドル、月額換算1.67ドルの経費がかかります。1ドル≒110円で換算すると、年間2200円程度です。
クオリティに関しては、後発であるAnimazeは現状の様子だと完璧に仕上がっているとは言えません。レビューでの賛否は半々。しかし、最初のローンチ時期からは何度かアップデートされています。
まだ様子見でもいいと思いますが、AnimazeにはFaceRig購入者だけが利用できる「Animaze年間料金が安くなる特典」があります。
FaceRig所有者だけの特典がある
特典の内容は、FaceRig所有者なら『Animaze』のサブスクリプション初回購入が50%オフになります。年間ベーシックでも9.99ドル。だいたい1100円ちょいですね。
FaceRig所有者割引がある場合、Animazeサブスクリプションの価格は次のとおりとなります:
- 月間ベーシック:$1.99 /月
- 年間ベーシック:$9.99 /年
- 月間VIP:$ 4.99 /月
- 年間VIP:$ 49.99 /年
>>Facerigコミュニティより
Facerig所有者が受けられる割引は相当おいしいです。
FaceRigを所有するすべてのユーザーは、各サブスクリプションの初回購入に適用される50%割引を自動的に受け取ります(更新は定価になります)たとえば、月間ベーシックサブスクリプションを購入した場合、初月は50%オフになります。年間ベーシックサブスクリプションを購入すると、初年度は50%オフになります。1つのサブスクリプションの割引を使用しても、他のサブスクリプションの割引は消去されません。合計で、1か月のベーシックが50%オフ、1年間のベーシックが50%オフ、1か月のVIPが50%オフ、1年間のVIPが50%オフになります。2年分以上の割引になるので非常にお得なものとなっています。
FaceRig,Animaze,両方買っても2000円ぽっちなんです
セール期間中はFacerigが50%オフ、各DLCは30~80%オフ。Facerigだけなら740円で買えます。
自作のLive2D製アバターを持っていて、そのアバターをFacerigで動かしたいときには「FaceRig Live2D Module」も必要になります。
「FaceRig Live2D Module」もセール時には半額の199円でした。
セール価格であれば、「FaceRig」「FaceRig Live2D Module」を合わせても939円。Facerig所有者特典で「Animaze」の年間サブスクリプションを購入したら、全部まとめて2037円。
Animazeサブスクリプションの初回購入に期限はないので、しばらくはただFacerigを所有しておくだけでいいです。Animazeが製品として完成した頃合いに、サブスクリプションを始めたくなったら特典を発動させて購入する、という算段を立てて、機会を伺っています。
となると、すぐに必要なお金といったらfacerigセットの939円だけですね。
Animazeが主流になるにはまだ時間がかかりそう
なんにしても、Animazeが良くなっていくまで(FaceRig以上に使えるようになるまで)、FaceRig基準の配信や制作が多数派の状況がもうしばらく続くと思います。トラッキングソフトの新勢力も増えていますし。
特にモデリングの依頼を受けたりしている方は、依頼主である配信者がFaceRigで配信している場合でもAnimazeで配信している場合でもサポートができたほうがいいのは間違いがない。自分のPCで環境チェックができるできないの差は大きい。
そんなわけで一時期の過渡期は2つとものツールを持っておくと、相談役として、そして依頼先として強いんじゃないかなと。
せっかく半額になってるんですし、意を決して買っておきましょう。損はしないはずです。
追記終わり。
学生配信者に朗報。Live2Dのお得な学割が始まりました
アバターのモデリングで1番シェアをとっているのはLive2Dだと思います。
イラストデータを3Dモデルのように動かせる、夢のようなモデリングソフトですが(ようなような……)、学割が適応できれば76%オフになります。
端的にめちゃくちゃなオファーです。
学生は迷うことなく「Live2D学割」を利用しよう
学生・教職員であれば最強の新制度「学割76%オフ」が適用されるので、いますぐライセンスを取得して問題なし。
学生証・在職証明書 or 学生用メールアドレスがあればOK!
Live2D、楽しいですよ。
イラストをトレスした、導入編までの話はこちら。
絵を描くのは苦手とか、モデリングする時間がないなら、得意な人に依頼しましょう。「SKIMA」や「nizima」であなた好みのアバターが見つけられると思います。
そんな感じで〈FaceRigもAnimazeもSTEAMセールで両方買えばいいじゃない〉でした。
おしまい。
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