「CLS に関する問題」不良URLへの対処メモ

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2020年5月のコアアップデートからほどなく、注目すべき新たな指標が追加されたGoogle Search Console(グーグル サーチコンソール)ですが、これがどうにもやっかいそうです。

なかでも「CLS に関する問題」の項目については弊ブログの記事すべてのページが「不良」判定となり、私も何から手を付けたら良いのか、皆目さっぱりでした。

それがようやくすべての記事が合格判定オール良好の状態(特に大きなことはしてませんが)

CLSに関する問題 良好
モバイル流入が8割なので、死活問題である。

どの修正対策が効いたのかは不明ですが、とりあえず悪い状態は脱せたようですので、いじった部分と経緯を書き残しておきます。

おそらく大きな問題がない限り「時間が解決するタイプの問題」だったのだと想像します
私が使っているテーマは「cocoon」(by わいひら氏)ですので、プログイン周りなどは同じくcocoon利用者向けの内容になっていきます
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ページの軽さを目指すことで「CLSに関する問題」の解決を図る

Web Vitalsの概要によると、CLSはユーザーエクスペリエンスを向上させるためにページが作られているかどうかがポイントのようです。

累積レイアウトシフト(CLS)視覚的安定性を測定します。優れたユーザーエクスペリエンスを提供するには、ページのCLSを 0.1未満に維持する必要があります。

>>https://web.dev/vitals/より

 

難しい表現ですが、説明動画を見るに「ごちゃごちゃしたレイアウトだと読みにくいからやめようね(意訳)」といったところですね。

ごちゃごちゃ、というのは見た目もコードも、です。

つまり、>>PageSpeed Insightsでのスコアを上げる工夫と方向性は同じと考えます。

ブログで何を目指すのかは人それぞれですが、スコアを上げれば目標の実現が約束されるわけではないですし、スコアが(多少)低くても強いブログはあります。要はコンテンツの中身が8-9割ってことです

さて、ではやっていったことを書きます。

「使用していないjavascriptの削除」を修正

なんかいくつかのjsが足引っ張ってますね。

以前はこんなに多くなかったはず、と何かしらの記憶違いがあるんですが、まず目に入る一番上、アドセンス関連、広告関連がやはり大部分を占めます。

「pagead2.googlesyndication.com」や「tpc.googlesyndication.com」

あとはタグマネージャー(googletagmanager.com)のデータサイズも大きいのがわかります。

これらが負荷になっている。たいへんネック。

一旦、広告をすべて外します

単純にスコアの数値を上げたい場合は、アドセンスを剥がすのが一番手っ取り早いです。今回もそれに倣います。

アドセンスを貼ってない(表示させない設定)状態だとスコアはわりかし簡単に上がりますね。

プラグインもスコアの減点に影響を与えますが、cocoonを使っていればプラグインは少なく抑えられるはずなので、そこまで大きく下がることはないと思います

ページの読み込みを早くしたいなら(pagespeed Insightのスコアを上げたいなら)、「アドセンスが負担になっている」というのは覚えておいてもいいですね。

自動広告はオフでいいのでは?

自動広告はもともと見栄えがあまり好きじゃなかったのでオフにしていました。

なので、そのまま停止にしておきます。

さらに、「cocoon設定」→「広告」→「アドセンス設定」の広告コードも削除し、ショートコード設定もオフにしました(読み込みの不可がかかっているかもしれないので)

最適な広告の枚数って何枚かしら?

通信も年々強化されてますし、ひとつのページに5枚も6枚もベタベタ貼ってない限り、見た目上や体感にそこまで致命的な読み込みの遅れには繋がりません。あくまでも、スコアをガンガン上げたい方向けの対策といったところでしょうか。

とりあえず広告を全て外し、次に進みます。

あとでもう一度ウィジェットで広告を設定します

使いこなせてないタグマネージャーのコードを削除

アナリティクスや広告の機能なんかを一括管理できるとお墨付きの「Googleタグマネージャー」でしたが、アナリティクスしか使っていないand直帰率などはアナリティクス本ページでチェックしている、ということでまったく使い切れてませんでした。

使えてないものは必要ないもの。「なんとなく便利で良いんだろう」とブログに組み込みましたが、これを削除して、タグマネージャー側で作成していた「コンテナ」も削除しました。

具体的には「cocoon設定」→「アクセス解析・認証」に登録してあったトラッキングコードを削除(空白に)

代わりに、「Google Analytics設定」にあるGoogle Analytics用のトラッキングコードを入力。

タグマネージャー用のコードとGoogle Analytics用のコードどちらも入力していると二重トラッキングになり訪問数などが正確に計測できないので要注意!

アクセス解析系のプラグイン(ALL in One SEO Packなど)とcocoon設定のどちらにもコードを入力した場合でも、二重トラッキングが起こります。直帰率などがうまく計測できなくなりますよ。

そもそもcocoonには「ALL in One SEO Pack」など不要ですから。

直帰率が『0~10%』だったら二重トラッキングを疑え
Google Analyticsの「直帰率」が異常に低い場合はSEO系キャッシュ系のプラグイン(All in SEO packとか)と干渉した二重トラッキングの確率が高いので、早めに正常に戻しましょう

一度作成したコードはまだ内部に残っている可能性大ですが、毎回の読み込みはなくなったかもしれません。テーマエディターを下手にいじるのは怖い。

Cocoonの設定から「サイト高速化」を行う

これは元々cocoonに用意されている機能を使います。

影響が出そうな改変を入れたときにはキャッシュを削除する感覚でチェックを入れ直したりしてます。

詳しくは>cocoon公式の高速化設定のエントリをどうぞ。

PHP設定を最新に

サイトヘルスがPHPのバージョンを上げるように言ってきたので、こちらも7.3から7.4(現在の最新)に更新しました。PHP設定の更新は各サーバのマイページで行えます。そちらからどうぞ。

余談:ブロガーがチェックしておく次世代サーバーのススメ

サーバで思い出しましたが、ロープライスなレンタルサーバ+お名前.comでブログ運営してる方。そのふたつの契約、お名前と同じGMOが運営している「Conoha WING」にブログデータまるごと移してサーバー代とドメイン代を一本化したほうがメリット多いですよ。

ConoHa WINGなら独自ドメインは永久無料

WordPress引っ越しにともなう事務手数料が無料になるキャンペーンもやっていて、狙い目です。スコアの伸びで悩んでいた問題も解決します。

更新時期が近づいている方はぜひ。

ウィジェットの広告を貼り直す

考えうる対策はチェックしました。最初に剥がした広告ウィジェットを戻します。

広告は全部「レスポンシブ」で作成してます。

ウィジェット設定の画面では「広告コードをそのまま表示」から「レスポンシブレクタングル」に変更しました。

これも効果のほどはわかりません……。

 

ではでは、スコアを再測定しましょう。

Pagespeed Insightのスコアが微増

──などといろいろといじくった結果、スコアが42点から52点になりました。

PCのほうは変わらず90点台。

「ウェブに関する主な指標」にも変化があらわれる

そして、次の日にSearch Consoleで「ウェブに関する主な指標」を参照するとモバイルに変化が現れました。こんな即日で反映されるのか? 偶然か?

不安だった要素はなくなりましたが、これでブログがいい方向に向かったわけでもありません。大事なのは中身なのです。といっても不良よりは良好のほうが好ましいのは間違いないでしょうが。

結局、「CLSに関する問題」は時間が解決したのかも……

いろいろと思いついたものを触ってみましたが、やったことはPHPの更新など、大したものではありませんでした。

広告に関しては、メインコンテンツ部分に2枚・記事の文末に関連コンテンツを設置といった具合に、以前と同じ場所に置いたままです。タグマネージャーの件かPHP更新あたりは見込みがありそうですが、果たして……うーん。

こんなこと言っちゃうと元も子もないですが、まだ調整中だった指標だったので時間が解決した、という可能性もなくはないですね。悲しい。

なにせ素人作業なもんで、改善した要因について確信はありませんが、なにか参考になれば幸いです。

おしまい。

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