さて、大げさなタイトルで一本釣りするつもりはないにしろ、いまから私が話すことは特に下調べもしていない思いつきを文字にしただけなので、反論というか(するべくして発せられる)否定意見がわんさか湧いて当然である。むしろそういう意見がほしい。
けっこうマジに考えている問題なので、協議のすえに解決策、あるいは否定されようとも私が納得できる結果になれば幸いです。あくまでもピースに。
プロデューサーさん、テキストですよテキスト!
みなさん今期のアニメは何を観て楽しんでおられるでしょうか?
最近、気になったアニメはそのサイトにいってユーザビリティがどうだデザインがどうだとかを自己満評価してるんですよ。「ふん、1カラムか……」って具合に。気持ち悪いでしょ。
きっちりとした言葉は充てられないですが、よく目にする言葉でいえば”特設サイト・公式サイト”というのがおおむね正しいようです。とりあえず「公式ホームページ」は誤用じゃないですか?
まあ、私の不満は「HP」という単語にあるのではなくて、その設計にあるのです。
では本題。
例サイト その1『ハイスクール・フリート』
キャラクター紹介とかスタッフ紹介とかスペシャルとか、けっこう凝ってたりして楽しいんですよ。最近良かったなあと思ったのは『ハイスクール・フリート(はいふり)』ですね(最近?
「タマちゃんとメイちゃんの役職の違いはなんなのか?」と思って確認がてら見に行ったんですが、なんだなんだキャラクター紹介ページが非常によい。
各キャラクターの作り込み、と言っていいのかわかりませんが、船員の細かいデータが載っている。好きな言葉、とかこれ全員ぶんあるんです(もちろん「好きな言葉」もテキストなので、ことわざの意味を調べるのも楽)。
アニメ作中でいちいち触れてもしょうがない部分、不要といえば不要なのですが、そういった部分をこうして提示してくれているのはファンとしてはありがたいことではないかと。愛があるね。
参照サイト:『ハイスクール・フリート』公式サイト
http://www.hai-furi.com/character/01_04/ より
こんな感じで全船員のデータが載っています。「〇〇科」って所属先ごとにわかれているので視聴後の復習にも役立つ。あくまでもアニメ内の物語進行での説明不足にならない範囲。「サイト見てからアニメ観てね」とはならないラインで。
PCで閲覧している人間として私的な欲を言うなら、ページ上部にある「〇〇科」のまとめがサイドの追尾式だったらもっとよかったんですが。
テキストだからできる範囲選択
で、例えばね。
キャラクター情報を見に行くと、もちろんCVも確認するじゃないですか? それでこそ……こえb(ry
「この娘は種崎敦美って人が声をやってるのか、好きな声だなあ。他にどんなアニメに出てるんだろう、今期はどのアニメに出てるんだろう、(こっちの汗が引いていくような)ラジオとかやってないのかな?」と思って名前を範囲選択※して検索にかける。この流れってけっこう重要だと思うんですよ。その役者の”周知”という部分に対して。
あるいはスタッフ紹介ページから監督の過去作を調べる。アニメ制作会社の過去作を調べる。キャラデザ・音響・音楽を調べる。原作者を調べる。なんだっていいのですが。
範囲選択できるのは、そのページ(-のその部分)がテキストで生成されているからです。
はいふりスタッフページで言えば、鈴木貴昭も吉田玲子もプロダクションアイムズもこのページからテキスト選択で検索ができる。
『ハイスクール・フリート』はこれが出来ている。
出来ているというと次に持ってくるのが”できていない”ためにふたつの間に優劣がついてしまいそうなので、”採用している”とでもしましょう。
そういえば2017年に新作OVAが出るそうです。それにさきがけ、1月6日からBS11でテレビシリーズのパッケージマスター版が放送されるようですよ。やったぜ。
例サイトその2『終末のイゼッタ』
では一方、これはいただけないなあのひとつのサンプル、週末のたわわこと『終末のイゼッタ』のサイトを確認してみましょう。
参照サイト:終末のイゼッタ公式サイト
──2カラムか……(全く意味のないつぶやき)
弊サイトは2カラム。はいふりは1カラム。
Yahoo JAPANなんかは3カラム構成ですね ↓
話を戻します。
イゼッタの公式サイトのなかのSTAFF&CASTのページにいきましょう。
こういったページが出てきます。
雰囲気はいいですね。赤と黒、そして白。背景は舞台の地図。アンダーな感じがベリーGOD.
しかしこれは一枚の画像なので、
「早見沙織って名前見たことあるな。化物語とか出てた気がする……。どんなキャラだったか確かめてみるか、いぇーい」
──となっても範囲選択(して検索)できないんですよ。テキストが”テキスト”じゃないから。茜屋日海夏も吉野弘幸も、誰もドラッグできない。亜細亜堂もオレンジも。
これは”文字が並んでる一枚の絵”だけがぺりっと貼り付けているわけです。スクリーンショットの画像の文字を範囲選択できないのと同じ原理。これに私は不満を抱いているんだと。
外部へ移動しにくい設計
こういうつくりだと、いろんな人の周知のチャンスをひとつ落とすんじゃないのかなーと私は思うわけですよ。わざわざ名前や社名にリンクを貼れとは思わないけども。だいたいどこ行きのリンクを貼るのが正解かで揉めそうだし。
上の画像は『響け! ユーフォニアム2』公式サイトのキャラクター相関図ですが、こういう動的なものはしょうがないと思います。この動的オブジェクトとは別にスタッフ&キャスト紹介のページがちゃんと用意されていて、そちらは範囲選択が可能。いい配慮。
参照サイト:響け!ユーフォニアム2の公式サイト
結論。テキストで書いてくれたほうが”助かる”
サイト作りを命じるのがプロデューサーなのか、そもそも私は知らない。もしかしたらタイトルに素っ頓狂な齟齬が発生しているかもしれない。アイマスに寄せようとした結果こうなってしまいました。そこはおおきめに解釈して欲しい。
「有能ですか?」なんてプログラマーでもない素人の私が言えた口ではない、そこもおおきめに解釈して欲しい。いじめないでほしい。石を投げないでほしい。ははは。
別のタブを開いて検索窓にワードを手打ちするのが面倒だ、というユーザー目線な側面も5%くらいはありますが、”テキスト”でないメリットがイマイチ思いつかないのでこんな記事を書いた次第。
先日、ツイッター上で「スクリーンショットが絶対的に信用/信頼できるものではない。早とちりはご注意」ということをわかりやすくgifであげている方がいた。
F12からテキスト部分を書き換えた上でスクリーンショットを撮れば、実に「それっぽい」ものができあがる危険性は理解できます。それを見抜けない人間がめちゃくちゃ多いということも。
そういった部分への警戒なのだろうか? 私には見当もつかない。
アーティストや芸能人あるいは企業が何かやらかしてしまった際に、謝罪文を画像で掲載することが珍しくなくなりました。
画像はテキストと違い、属性を追加しなければGoogleにインデックスされない仕組みを用いた検索逃れ対策、という説があるがどうも信憑性が薄い。上記の改変対策のほうがしっくりくる。
まあ、そんなことはアニメの紹介ページには関係なさそうな話題でありますが。
見切り発車。おしまい。
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