最近の悩みとして頻繁にちらついている「なにか書かなきゃ」「いつか書かなきゃ」の気持ちで日々が侵食されるのは非常に苦しいので、記事の内容が短くともアウトプットしていかんとなと思うわけです。自分が調べ物やらしているときに覗いた記事ページが、短文コピペだったときの腹立たしさを忘れたわけじゃないけれど、クオリティコントロールは二の次にしてみようかな、と。気持ちのコントロールだって危うい状態ですから。
以上、コントロールの悩みでした。
そんなかつかつな視聴状況も露知らず。夏アニメが放送中ですが、春アニメの話をするぞ。。
『終末なにしてますか? -』最終回を見届ける
『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?』1話より
おそらく最期なのでちゃんとタイトルを書こう。
『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?』
やはり長い。SEO的に扱いにくよ。でも原作の表紙のフォントと表記はかっこいいよ。1話の冒頭でキラキラ挿入されたときは、「これはド偉えもんがきたな。大作の雰囲気がプンプンするぜ」と思わせてくれました。『すかすか』の略称どおりのスカスカの内容だったって!? 冗談きついぜ!
第1話放送の少しあとに〈『最終兵器彼女』の後継作品として観るべき『週末なにしてますか?-』〉なんて記事を書いた。
数多の感想ブログに検索順位で負けていたのであまり読まれなかったですが(卑屈)、まああながち外したことも言っていなかったかなーとl”『最終兵器彼女』の下地”感はあったと思います(意地)。
その『すかすか』最終回のネフレン・ルク・インサニア落下シーンがけっこう好きだったんです。
アニメでいちばん好きだったキャラクターもネフレンだったりして。かわいいよネフレン。
落下する者ネフレンの視点
崖っぷちで腕一本でなんとか下の人を支える、というのはアニメや映画問わずよく見かけるシーンですが、生物化学的&力学的にけっこうなハードルだと思うんです。肩の脱臼とか上腕二頭筋への負荷とか。
しかしそのあたりは深く突っ込んでも野暮ですし、本作のヴィレム・クメシュ二位呪器技官は超人だったのですから まあいいでしょう。
あの「落下=死」な状況、まさに崖っぷちの手に汗握るシーンで私が好きなのは『バーティカル・リミット』のピッケル引っ掛けのシーンです。
個人的に『バーティカル・リミット』は、”話し相手がこれを観ていてくれると話が弾みやすくなる映画100選”に入ります。
遭難した妹を救うためにお兄ちゃんが雪山にニトログリセリンを背負って登る、という映画で暑い夏のこの時期には最適なムービーだと思います。ぜひ観て欲しい。予告編を裏切らない。『終末なに-』にはほとんど関係ないけど。崖っぷちシーン繋がりなだけだけど。
落下シーンの金字塔
私の好きな映画の話はここまでにして、
落下シーンの金字塔といえばやっぱり『ダイハード』のサイモンですよね。
【当日追記の訂正】
サイモンじゃなくてハンスだ。サイモンはダイハード3の敵で、このハンスの兄です。失礼。以下サイモンをハンスに訂正。
【追記終わり】
この有名な落下シーン。
ハンスの奥に見える地上が、落ちたら死ぬことを観客に予感させ、手を離したあと落ちていくハンスの顔をスローモーションで映すことでハンスの驚き/絶望の表情を観客が受け取るわけです。
このシーンはジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)の視点からスローモーションに描写したものと、そのあとに地上の警官たちの視点から落下を観察したものの2パターンで構成されている。
──ということはひとつ視点が抜けていますね。
ずばり、ハンスの目を通した映像がないのです。
縋るもの、命をつなぐ希望から遠ざかっていく絶望感。
レールから外れてしまったときの一瞬の無重力の世界。
そういったものを落ちていく者からの視点で見る、見せる。
そうやって、(話はすkすkに戻る)ここでのネフレンの気持ちに観客は自分を一回投影させられてしまう。そういう仕組になっていたのです。
gifが貼れないのでyoutube経由で。
『終末なにしてますか?-』12話より
ヴィレム側から、落下していくネフレンを映す
↓
ネフレン視点に切り替え、ヴィレムを映す
最初はズームアウト……からのTB(トラックバック)も併用。トラックバックのスピードすなわち「カメラの移動速度」でありネフレンの落下速度であるというこの切なさ。一瞬で開いた距離間が、どうしようもなさ/手の打ちようのなさを浮き彫りにする。
このカットが入るだけで、ハッとしますよね。
落下シーンについて新しい発見ができた 良いカットでした。
おしまい。
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