私がROJACK2017の予選に夢中になっている間に、また岡崎体育がMVを発表したようで、そういえばアルバムも出るんですよね。本人自ら「捨て曲が一曲しかない」と豪語するアルバムが。
そのなかから先行でMVを発表したのが、
『感情のピクセル』
何か意味ありげで(たぶん)何の意味のない言葉の並列。
どこからがネタでどこまでがツッコミ待ちなのか、きっとどこまでもネタなんだと思う。そう思えば多少は安心できる。敬愛するアーティストやジャンルと敵対するまでは。とかなんとか。
しかしこの『感情のピクセル』のMV、どこかで観たことが有る気がしてならない……。
原動力は揶揄なのか
岡崎体育、ギター弾けたんですね。知りませんでした。
レスポール似合ってますね
なかなかかっこいいMVじゃないですか
最近めっきり増えたシネスコ風味のMV。屋根と床を両方映すことで横の流れを作り出して奥行きが際立つ。配色も原色に近いものは使わずに簡素に。パキッとした感じで。
倉庫好きなバンドマンは多い。MVロケに倉庫を選びたがるのが多いというか。ただ単にレンタル料が安いだけかもしれないけども。無機質さと人工的なイメージがマイナーでダウナーな曲調に合うんだと思う。ELLEGARDENの『バタフライ』もこんな感じだった。
パーティ感とかC調なテイストの曲だと、さびれた風の廃墟にはミスマッチなので、シティ・ポップ勢が倉庫(というよりもひらけた広い空間?)とか使うなら、がらーんとしてても壁は白くて清潔感があるような。色味としてはそういう使い方になってるような気がする。『Virtual Insanity』みたいな? 『夜にダンス』みたいな?
タイトルの出し方も絶妙。冒頭数秒の小芝居のなかで浮かび上がるようにタイトルの文字ドンでもなく、イントロの音の鳴り始め……でもなく、一発目にくるピークに合わせてガツンとタイミングよく歯切れよく。この「ドヤァ」な感じが10年前から変わってなくてむしろ清々しい。
間奏にリフまわし(というよりもコード一発か)のパートを作っておくことで、ライブのときにどうとでも料理することができる。こういった「ライブを見越して制作するミュージック」の視点もとても大切なこと。音源通りも重要だけども音源以上のライブを提供するのもミュージシャンの務めだと私は思う。
本来の”隙間”にMVでは懐かしきトランシーバーを用いている。しかしお遊びを挟むにしろいまドラゴンナイトってちょっとネタの鮮度が落ちてるんじゃないですか、岡崎さん。
ともあれ、かっこよくまとまったMVだったと思います。
AメロBメロの歌詞とか共感しまくり。
一番好きなのは「うんぱっぱーのぶんぶん」の「ぶんぶん」のメロディ。
そこ上げるのか。いいねb。
既視感の正体見たり『Sink Like a Stone』
と、ここまで書いてきて画像を貼り間違えていたことに気づいた。
既視感にひっぱられていたみたい。
引きで撮るとかっこいい。倉庫はロマン。
微妙に白がかぶって読みにくいタイトル。
スクリーム特有の音割れボイス演出とラジオボイス。
既視感の正体はSWANKY DANKの『Sink Like a Stone- feat. Hiro(from MY FIRST STORY)』でした。
スッキリスッキリ。
メロコアパンクサウンドに全くトキメかなくなって久しい。単にYoutubeで聴いたから音質が良くないだけのせいかな? 受け付けなくなったのは歪みが綺麗になりすぎたんだなきっと。まあわからんが。”メロ”コアなのにメロディアスじゃないのが……。
そんなこんなのお話でした。
おしまい。
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