当方、左利きゆえ、Bacchusのギターが欲しい。そしてvoxのマルチエフェクター試してみたい。
見た感じSGですね。白SG。良いギターです。出音早いですし。リードでもリズムでも使いやすい両刀タイプ。
『SHOW BY ROCK!!』の第1話
そんなSGがね。アニメで採用されてなんだか嬉しいわけです。お、渋いねえなんて具合で。
『SHOW BY ROCK!!』っていう守備範囲広めの、というか全方位に餌を振りまいた型のアニメやってまして。そこの第一話で主人公の女の子が弾くんです(※妄想のなかで)
ティアドロップ型ピックガードのSGってちょっと珍しい。実物として見たこと無い。一般的というか純正モデルだと、炎や牙を連想させる刺々しいデザインですよね。
スモールとラージと二種類あるんですが。上の方の画像を参考に。ピックアップはむき出しでなくカバーがしてます。ニッケルでしょうか。中身はハムです。あ、食用のハムじゃないですよ。ハムバッカーです。
ハムが二基で、カバーありで、フレットとかのインレイは確認できないけどそこは無視して(おい)。じゃあこれは、Gibson SG standardなのかな? でもテールピースが……じゃなくてブリッジ部分がバーブリッジじゃないか?
バーブリッジってJunior限定じゃなかったろうか。これもうわかんないな。
作画力の高い、むしろ高すぎるBONESですが(クレジット上ではボンズ)、小物設定でミスったのか元より実在の製品と被らないように改変したのか。そもそも参照元がGibsonギターではないのか。
シアンがカスタマイズしたのだ、というのが理想的ですね。
高一からギターをカスタマイズして音なりフォルムなりを追求するってなんかかっこいいじゃないですか。幼いときから曲も作るくらいですから(しかもアコギで!シアンわかってる!)そのあたり凝っていくのもわかります。
レベルアップする楽器と演奏のディテール
実在する楽器がアニメに登場するのも珍しくはなくなってきた昨今。
音楽が根幹にある作品(BECK、四月は君の嘘、響け!ユーフォニアム)や、学園もので文化祭編(ハルヒ憂鬱、まなびストレート、俺の青春ラブコメー)だったりと比重はあるけれど、どんどん描写が丁寧というか精確というのか、細部の細部まで描かれるようになりました。
マクロスプラスの頃のドンドコ太鼓に比べると、さらにそれらしくなったように思います。
ハルヒの文化祭で登場した白SG
あまりに有名なハルヒ一期の文化祭回こと「ライブアライブ」。
もしかすると知らないなんて人のために簡単に概要を説明すると、
北高祭ステージに出るつもりだったENOZ(エノヅと読む)のメンバーが負傷してしまったので代わりにハルヒと長門が助っ人で参加、ステージは無事に大盛り上がり。メンバーに素直に感謝されたハルヒ。戸惑いながらもハルヒの人格形成が少し変化した物語上大切な回
である。
ZONEではMAIKO派でした私。
この文化祭のステージで長門が弾く白いギターこそがSGであり、収録された実際の音を弾いたのが、阿部真央、絢香、aikoなどのバックギターを担う感情直結ギタリスト、西川進氏である!。 (興奮のあまりびっくりマークと句点を併用してしまった)
で、「ライブアライブ」を観返すと、長門の弾き方も西川氏そのままだっていうね。ネック立てて弾く感じとか。このシーンの演奏する姿を画に起こす話など、こないだの西川氏のインタビュー記事をどうぞ。
>>第25回:西川進インタビュー(前編)〜やっぱり、鼻歌で歌うしかないですね。
後半でハルヒの話が出てきます。
レスポールよりもSG派の私
SG使いのミュージシャンといえばまずぱっと思いつくのがAC/DCのアンガス・ヤング。
彼の持つ黒ボディに黒のピックガード、渋いです。短パンにブレザー姿もインパクトがあり、プレイスタイルはブルージーロックの楽曲のなかリズムもすればソロになってチョーキングが多かったり。ステージでもワイヤレスで歩きまわってオラオラファンキーなおっちゃんです。オーストラリアのバンドって今知りました。
そのアンガス氏を敬愛して自分も同じ衣装にした(自前のファッションがダサすぎたので、周りに強く押されたって話も聞いたことあります)のがBEAT CRUSADERSのギター、カトウタロウ。
ヒダカトオルがレスポールだったりファイヤーバードでジャキジャキのメインバッキングをするなか、裏メロだったりフレーズのハモリだったり拍の頭だけで「チャッチャッチャ……」だったりと支えるギターです。このチャッチャッチャを聴くと「ああ、ビークルだなあ」とニンマリします。
そういえば先日武道館が決まったKEYTALKもリードがSG使ってた。 私は随分思い切ったことするなあと思いますよ。実際、埋まるの?って単純に。
雅-MIYAVI-みたいに演出凝ってアリーナ埋める戦法なのかな。まあ武道館で演れば箔がつく、というのももう全然実感ないわけで。これが悲しいかな。
最速だとかなんだとか、プロモーション臭の部分が強すぎてなんか無理。なんか無理ってガキ臭えなまったく。
だからシアン達が「ブードゥー館を目指すんでしょ!?」みたいな叱咤激励もピンとこなくて。そんないいところじゃないよ実際、みたいな。
いや、違う! 私間違ってました。ごめん!
(追記↓) プレイヤーはいまでも武道館への憧れってのは、それこそ大きな玉ねぎの下を聴いたときや「ライブハウス武道館へようこそ」の話を聞いたときから少しずつ変化しつつでも本質は変わらずに持っていて、プロモーションだなんだは事務所の意向なんだよ。きっとそうだ。それでいいじゃない。この話は終わり!(追記終わり)
メインでジャカジャカやるタイプで言えば、やっぱりホリエアツシ。SGといえばホリエ。ホリエといえばSG。と考えていた時期が僕にもありました……。
まだひなっちが参加する前、『ガーゴイル』とかのときから、大山純が参加するあたり。
その辺りまでは赤い木目のGibson SG special使ってて、ソロだってあまり弾かないホリエはずっとジャカジャカやってました。弾き倒すって言葉がまさにぴったりでした。
出音早くてもコシがあって、歪みもクランチもコーラスも綺麗で、このギター欲しいなあと思うきっかけになりました。名盤『TITLE』はいまでもよく聴いております。
そのあと、『BERSERKER TUNE』のライブでストラトを使い出して、見た目にも違和感あるなーと思っていたら最近はもっぱら白SG standardで落ち着いているようです。
和嶋慎治氏とかSGの人も挙げたらキリがないので、音楽もしっかり聴いた人だけにしとこう。
おしまい。
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