FOSTEXのスピーカーPM0.3を導入して、PCデスクの環境をどんどん良くしていく自主企画、第3弾。
前回の記事はここから。
ゴールもとい沼の底は果てしなく深く遠い。
今回はオーテクことオーディオテクニカのインシュレーター「AT6099」を使って、モニター環境・リスニング環境のブラッシュアップを目指していきたいと思います。
「そもそもインシュレーターって必要なんですか?」
インシュレーターというのは、スピーカーの下に置いてスピーカー本体の不必要な振動を取り除く目的で設置するアイテムです。オヤイデ電気の「スパイクタイプ」や、オーディオテクニカの円柱型タイプなど、形状・材質・お値段、各メーカーにより千差万別です。
今回購入したのはこちらのインシュレーター。
で、そもそもそれが必要なのか、という話ですが。
スピーカーっていうのは音が鳴る以上、振動しているわけです。内部で空気が振動していて、大きく音を出せばその分比例して振動量も増える。
例えばの話。
椅子に座って「あ────」と発声しているところに、背もたれをつかみ小刻みに動かされると、どうなるでしょう。途端、「あー、あー、あー」みたいな感じになります。
音が途切れたり”揺れ”が生じる。これは良くない。変な例えですが、でも大げさに言えばそれに近いことがスピーカーにも起こっているのです。
スピーカーが安定していれば、まっすぐと伸びのある音(振動に邪魔されていない音)が飛びます。聴感も心地よい。定位のつかみもぶれない。いいこと尽くめではないですか。
さっそく導入しよう。
オーテク製のインシュレーター「AT6099」を購入しました
オーディオテクニカのインシュレーターはいくつかシリーズが出ていまして、高音が欲しいとか、低音が欲しいとか、きれいな音色が──など求める音像に合わせてユーザーが選べます。
以下、オーテク公式発表の設計思想です。
- AT6087 美しくはっきりとした中低域と滑らかなで聞きやすい音質
- AT6089CK 明るい音色とはっきりした音像
- AT6089FT やわらかい音色と広がりのある音像
- AT6091 厚みのある低域を実現
- AT6098 明確な定位と抜けの良い低音を実現
- AT6099 明確な定位と伸びる高域、厚みのある低域を実現
<Amazon内 AT6099レビューのひとつから引用>
番号の高さが製造の新しさとなっとるわけですが、ボジョレーヌーボー的な謳い文句でもありますゆえ。AT6099でついに4層構造に! なんかすごそう。本気っぽい。
ベストな置き方を探るべく、インシュレーターを早速設置
実際に設置すると──
別角度からも一枚。
前にふたつ、後ろにひとつと配置してみました。安定性もグッド。後ろにふたつ、前ひとつなど配置チューニングは自由無限大です。
外側端にふたつ内側中央にひとつなんてのも、微妙な傾きを生み、音の変化が感じられて面白いかもしれません。
スピーカーライフの必需品なのか
インシュレーターの記事を探すと大抵の方が断りを入れてますが、あくまでも”音を安定させて送る”ことが役割ですので、音が良くなるかどうかは本筋ではない、という旨は私も同意です。
なのでスピーカーの機能性能も加味して導入を考えて下さい。一万円そこらの小型なパワーも少ないスピーカーでインシュレーターなんて必要ない、という意見も多々見かけましたし。
全体として”音が締まり”聴感も良くなったので、ワタシ的には試して大正解でしたがね。
以上!
今回紹介したアイテムはこちらです。
次回のテーマ:『電源ケーブルはどうすればいいの? 問題』に取り組む。
オーディオは電源から、らしいですよ殿方。
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