『響け!ユーフォニアム』は京アニの現在形-集大成なのかもしれない vol.3(#7まで)

響けユーフォニアム6話 アニメ感想文

こんにちわ。

なんですか、これ?めちゃいいじゃないですか!!

 

第七話まで来ましたね。楽しんで観てはいるんですが、その……、シリーズ構成大丈夫ですか? お話畳めそうですか? そこが心配です。

全十三話といっても京アニは十二話で一旦話を結んで、十三話(ラスト話)はサイドストーリーだったりギャグ要素多めの一話完結みたいなことが定番なので、そうなると実質、あと五話分しかない可能性もあるわけで。次回のオーディションからコンクールで演奏して三年生は引退だなんだの展開まで──ということになるんでしょうか。おねいちゃんとの関係ってあれ以上良好にならないんですか、原作見てないので結末知らないんです私。ぬーさんのヒステリック演技は良いなあ。

なつ「そういえばベッドの下の箱どうなったの?」

──あれねぇ。久美子が全然家に帰んないからさぁ。お姉ちゃんも影を潜めてるし。
というか、これ、原作ありアニメじゃないですか。

なつ「そうだね」

──じゃあ先の展開を予想して、仮に合ってたら「どうせ原作読んでたんだろ」ってなるし、外れたら「お前見る目ねえな」でどっちにしろ私が得しない袋小路。オリジナル作品の話しか話せなくなるかも。まあいいや。(よくない

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第五話 ただいまフェスティバル

響け ユーフォニアム 高坂麗奈『響け!ユーフォニアム』第五話より

 

麗奈「──黄前さんらしいね」

このカットだけでご飯三杯いけますね。後ろからの光もいい演出だ。

ともあれ、久美子のモノローグは作中何度も出てきますが、メタいですね。ええ実に。

原作ではおそらく一人称視点なんだと思いますが、アニメ化にあたりその辺り手を入れてきてるんですね。

例えば、第五話のサンフェスに向けて行進の練習を運動場でするシーン。

響け ユーフォニアム

 

久美子「行進は左足から一歩の歩幅62.5センチメートル。これは八歩でちょうど5メートル」

……という解説が挟まれて、

「これが守れると『こう』なるし、できてないと『こう』なる(上の画像がそれ)」

という台詞に繋がる。

「こうなる(この状態になる)の台詞とその映像で視聴者に状況説明をする。つまり久美子は語り手であるが視聴者を認識している語り手なのだ。これは恐い。

他にも第八話でこんな台詞(ナレーション)がある。

「県まつりを前に、部室はにわかに騒がしくなり始めていた(うろ覚え)……こんな感じで

するとカメラは部室の様子を映すのだ。

近年のリアリティの欠片もない「誰に言ってんの!?(you talkin’ to me?)」と怒りたくなるような「台詞に溶け込ませたような説明ゼリフ」よりは、こっちのほうが遥かに整ってて私は好きだ。

自分の居場所は自分で選ぶ

もうひとつ第五話で触れておきたいパートがある。

名門立華高校に入学していた中学時代の吹奏部仲間との決別シーン。(大袈裟
ころあずいいよー。

動画で用意したんですが、容量が大きくて無理でした。youtubeに投げようにも引用の範囲内に収まるのか、公衆送信権を犯すんじゃないかと考え、断念。残念。

ともあれ。

響け ユーフォニアム サンフェス

 

久美子が振り返って仲間を視認したあとに、青色ガールにお別れするひとつの流れ。

これ、ロバート・デ・ニーロとショーン・ペン主演の『俺たちは天使じゃない(89)の名シーンに近いものがある。

ショーン・ペンが振り向いて、そこの人々を見ながら「俺の居場所を見つけたよ」みたいに思う目で語るシーン。あそこ大好き。

オマージュだったらいいなあ。「気づけた私偉いでしょ」に浸りたい。

[第五話]

 脚本:花田十輝
絵コンテ・演出:三好一郎

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ロバート・デ・ニーロ, ショーン・ペン, デミ・ムーア, ホイト・アクストン, ブルーノ・カービイ, ニール・ジョーダン, デビット・マメット 邦画・洋画のDVD・Blu-rayはアマゾンで予約・購入。お急ぎ便ご利用で発売日前日に商品を受け取り可能。通常配送無料(一部除く)。

第六話 きらきらチューバ

何を隠そう私、ベースを弾いてます。Fenderのジャズベです。レフティです。ぱっと見た目けいおんの澪が弾いてたやつです。

いま週一くらいでスタジオに入ってギターやドラムと共につまびいています。

で、スタジオで合奏する分にはいいんだけど、個人練ってどうしても退屈になるんですよね。ルート進行で「ド,ド,ド,ド,ド,ド,ド,ド,べ,べ,べ,べ,べ,べ,べ,べ」て家で弾いててもつまんないし。リズムキープの重要性は重々承知していますが、やっぱり楽しいかと言われると、他にしたいことが出てくる。

だから、というのは強引な着地かもしれないけれど、低音域楽器は弾いてる実感が湧かないって葉月の気持ちはよくわかる。やる気と続ける気持ちがブレる瀬戸際の感じとか凄い伝わりました。

楽器の楽しさはやっぱり合奏だぜ!

響け ユーフォニアム くみこ

 

合奏のシーン良かったなあ。『きらきら星』、アルトリコーダーで演りましたよ昔。

響け ユーフォニアム はづき 響け ユーフォニアム くみこ

 

演奏に余裕が出てくると楽譜や楽器から目を離せるんですよね。タブ譜や手元を見ずとも狙った音が出せるようになる。「ああ、CからDでその次がEmね」って具合に、ノールックでの運指が可能になる。吹奏楽部の演奏作法的によそ見とかがどうなのかは知りませんが。

葉月も余裕が出て久美子と視線を交わします。それを見守るサファイア川島。

音楽の、セッションの楽しさを改めて思い返すいいシーン。

葉月の恋慕は六話の電車でなく、五話サンフェスの荷物運びこむときにすでにスイッチが踏まれていたのだ。

[第六話]

脚本:花田十輝

絵コンテ・演出:川浪栄作

 

参照リンク:加速する人間関係恋色模様。一期のベスト回と名高い八話についてはこちら

『響け!ユーフォニアム』は京アニの現在形-集大成なのかもしれない〈藤田春香、発見〉
藤田春香を語ろう

参照リンク

アニメ『響け!ユーフォニアム』公式サイト

楽器関連協力YAMAHA(ヤマハ)HP

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