雨のパレードとの対バンの記事を雨のパレード側から書いたんだけど、反応がなさすぎて凹んだ。いい内容ではなかったってことで受け止めるしかないんで精進する。そりゃあするけども、反応がないのはまあいいから一度読んでは欲しいよね。そんなに忙しいのか現代人。
赤い公園もいいライブだったのでそっちも思いつくままに書こうと思う。
赤い公園のヤバイ公演
まず赤い公園の認知度はどうなのか? 人気ないのか? 人気はあるのに動員がないのか。
夏に観に行った前回のワンマンツアー(マンマンツアー16)でもBIGCATは埋まってなかった。何回も繰り返して申し訳ない。ボーカル佐藤さんの「今日は雨のパレードのおかげでお客さんがたくさん」なんて発言もどこまで本気にしていいものやらわからんが、ワタシ的意見でいえばBIGCATが埋まってもおかしくないような、とても楽しいライブをする。するのに、もったいない。
ベース、ギター、ドラムの素養がそれなりにあるから、という私の個人的な理由を抜きにしても、楽器隊は何処を観ていても楽しい。これって常にアンサンブルが発生しているからなのかな、とか考える。それぞれのパートの役割がほかパートを支えつつ絡めつつ、みたいな。
ドラムとベースで言ってもそう。”並行で流れる”と”相互で絡み合う”の違いってこういうことだよねといった感じ。
じゃあ、赤い公園かっこいいじゃんって思った曲で簡単に紹介。
つのパイセン髪長い。このときはまだベーアンがMarshallじゃない。
時期的にちょうどtricotが出てきたあたりで、ハズシ系のバンドがまた出てきたなあ、なんて思ってたのを思い出しました。ランドリーのPVとかね、完全に八十八にいさん路線だったから。
それが別のタイミングで『今更』を聴いて、ああかっこいい、ソリッドだなあと。
そんなわけで私のなかではチャットモンチーの喪失感を救ってくれるバンドになっています(だいぶすっとばした)。
脱線終わり。
さっきの ”どこを観ても楽しい”に続くけども、眼でも楽しませるライブっていうのは目標にしたい。というか頑張ってベースのひかりさんのステップを取り入れているのだが、うまくできない。頭がぶっ飛んでないと無理なのか。
ライブを振り返る
お客さんの比率は雨のパレードがメインだったようだけど、序盤から攻め攻めのセットリストで滾った。
『東京』とか『NOW ON AIR』などのポップな楽曲から入ってくるか、あるいはアルバム『純情ランドセル』に絡ませたセットリストかと。予想外な運びにちょっと感動。ワンマンでの「いまから(MC挟まず)10曲通しでやりまーす」も相当かっこよかったけど。
そうそう。
様子のおかしい三曲のあとのMCにて、「初めて観る方もいっぱいいると思います。よろしくお願いします 赤い公園です」なんて言って『ひつじ屋さん』演る流れがもうほんと最高でした。
なにこのMV……(またライブに行きたくなっている)
そんなこんなで会場の空気も「のぞいちゃいな!」でいい感じになってきたところで待ってましたの『西東京』。
「大阪でいえば寝屋川かな」なんて言ってたけど、町田よりは栄えてると思う(伯父が町田に住んでる)。でも、最近は町田が都市化してるらしいじゃないですか。「街田」になる日も遠くない? なんてもう五百人くらいの町田の住人が言ってそう。
とにもかくにも生音で聴く西東京は格別。音圧高めで全パートがごりごり攻めてくる。
Tokyoのカバーが観れた
雨のパレードが『10-9』で語った文化論。流動的な共同体。
それに対するアンサーだったのだと解釈した、一度きりの一瞬たりとも気を抜けないスペシャルな編曲。映像の収録もないスコアにも残らない無形文化財。赤い公園による『Tokyo』カバー。いいものを観られたなあ、という独特の共有感は(限界
あれだけでチケット代は元取れた、とは思わないけど……いいもんみたなあ。
『黄色い花』も『NOW ON AIR』も聴けたし、満足な内容でした。『今更』が聴けたらもっと良かったけど、それは来年の楽しみにとっておこう。
ベーマガで自薦してたくらいの『純情ランドセル』
亀田誠治の香りがするブリブリベース。降りるグリッサンドとスタッカートが気持ちいい。あと手を腰に預けて歌う佐藤さんまじかっこいい。どんどん歌上手くなってるし。
ベーマガの10月号の特集でプロ・ベーシストが推薦する”ベース名盤”の紹介記事があったんですけど、自分より経験や知識の少ないプレイヤーに薦める名盤を三枚紹介してください的なテーマで、いろんなベーシストがSTRAIGHTENER『TITLE』やレッチリ『Blood Sugar Sex Magik』などを挙げているなか、藤本ひかりは『純情ランドセル』を推してました。
なので私も推したいと思います。
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