【さよなら耳の痛み】MDR-CD900STにはYAXIのイヤーパッドがおすすめです

機材レビュー
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ミュージシャンから楽器店の方々まで、名機の呼び声がいまなお高いSONYのヘッドフォン──MDR-CD900st(以下 cd900st)。私も使っています。

音に関しては特に不満はないものの、純正イヤーパッドのまま長時間ヘッドフォンをつけていると、耳が痛くなるのがマイナスポイントで……そもそも長時間の作業向きじゃないということもある。サクっと撮ってサクっと終わらすのが正しい扱い方なので仕方がないのですが)

しかし、凝り性&技術力低めの自分はどうしても作業時間がかかるし、これはどうにかならんかと購入当時から悩んでおりました

ちょうどそんなとき見つけたのが、自他ともに認める機材メイニアでありアレンジャーの顔も持ち合わせる鈴木daichi秀行さんのツイート。要約するとYAXIのcd900st交換用イヤーパッドが発売されました。なかなかいいですみたいな内容でした。

私氏すぐに購入。

yaxi イヤーパッド mdr-cd900st

アイキャッチの写真でも分かるように、純正と比べるとやたらと分厚いのが特徴です。MDR-cd900st用とはなっていますが、対応する機種表を見ると幅が広くて驚く。

では早速交換作業に移りましょう。

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MDR-CD900ST純正のイヤーパッドを交換する

まずは純正のイヤーパッドを外しましょう。指だけでは作業が進まない場合、爪楊枝なんかを使えばよいかと。

MDR-cd900st イヤーパッド交換 ウレタン

予想通り、ウレタンリングが軽く崩れてます。これはまたの機会に。新しいイヤーパッドで、そっ閉じ。

MDR-cd900st イヤーパッド交換 YAXI MDR-cd900st イヤーパッド交換 純正

はい、できました。写真を撮りながら10分くらいで交換完了。

がYAXIに交換した後。が純正(初期状態)のもの。

厚みが全然違いますでしょう?

この厚みがもたらす「隙間の変化」がなかなか大きい。以下、少しドライバーユニットの話。

MDR-cd900stはリスニングには向かないヘッドフォンである

本来、というか一般的にというか、MDR-cd900stをリスニング用として普段使いにするのはあまりオススメされてません。

なんてったって、本来はレコーディング用のアイテムです。

こないだ外でcd900stを装着している男性を見かけてニヤニヤしました。たぶん、ユーザー側に立って、外出先での聴こえ具合をモニターしていたのでしょう。そういうのはiPod付属のイヤホンとかでやるものでは?

冒頭で話した耳が痛くなる要因とも繋がってくるお話ですが、cd900stの設計思想が根本的にモニタライクであり、(高音を逃さないためだと思うのですが)ドライバーユニットが耳にものすごく近い位置に来るのです。

なので、精査するような用途ならともかく、リスニングを目的に作成された”盛った音楽”をずっと流していると私なんかは聴き疲れを起こしてしまい、長時間の装着(通しで2時間~)はちょっと厳しいものがある、という耳の痛い話。守備範囲の違い、繰り返しますがそもそも用途が違います。

これが純正イヤーパッドだったころの悩みでした。

付け心地と音質変化のどちらを優先するか

今回、YAXIのイヤーパッドに替えたことで、増した厚みが耳とドライバーユニットとの距離を少し広めにとるようになりました。

耳がすっぽりパッドのホールに入るので密閉性も上がり音漏れもだいぶ抑えられてます。密着感は上がったものの、レザーを使用しているのが功を奏して夏場に装着しても暑苦しさは感じないです。肌触りに関しては個人差があるとは思いますが……。

あとはメガネが押さえられる感触がだいぶ軽減されました。これはデカイ。

イヤーパッド交換後、機能性まとめ

私が感じた純正からの変化もろもろ。

音質の変化について

  • 高音(シンバル類)─の突き刺さりは弱まり全体として薄く丸くなった。曲によってはライドが行方不明になることも(オイ
  • 低音─cd900stはもともと低音を強調しないフラットなタイプだったが、装着後、輪郭がシャープになり、よく聴こえるようになった。パンチ力の評価は保留。
  • ボーカルの真後ろで聞こえにくかったコーラスがよく聴こえる。
  • それぞれの音の伸びがさらに伸びていくような、サスティンが高まりその場所に残り続ける感じ。
  • ドライバーユニットとの距離が開いた分、ステレオ感が増した。
  • 裏で鳴っていたエレピやらシンセやらがわかりやすく聞き取れたり。
  • リスニング用に近づいたので、モニター最終チェックには別のヘッドフォンなども検討すると良し。もしくはスピーカーを買おう。

装着面の変化について

高品質なレザークッションを組み込んであるので密閉性はあるのに締め付けはない、絶妙な塩梅のナイスな作り。長寿命にも期待が持てそうです。

YAXIのほうは1-2時間程度ならまったく疲れないですね。3時間くらいまではいけます。無理は禁物。

でもやっぱり難聴とか心配なので、

ヘッドフォン・イヤフォンの音量と装着時間はほどほどに。

5分~10分の休憩を入れるか入れないかで大違い。休息はとっても大事。

YAXIのイヤーパッド、おすすめです

いうわけで「こりゃ買わない手はないウソではない」なイヤーパッドを紹介しました。

MDR-cd900stが手元にはあるけど、私と同じような理由で長時間の付き合いがしんどかった方などは面白い体験ができるんじゃないかなと思います。サイアク、純正に再交換も可能ですし(おい

新型も発売されました。少しお高くなってます。

メガネつけて作業する方なら無印のほうがいいと思います。

そんな感じで〈MDR-cd900STにはYAXIのイヤーパッドがおすすめです〉というお話でした。

おしまい。

関連リンク

YAXI公式サイト

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