2022年の夏クールアニメももう終盤に入りつつある9月中旬。9月といえば、声優アワードの対象期間の最終月です。
つまり、今この瞬間、対象作品と対象の演技はほぼ出揃ったというわけです。
受賞者予想はいつも開催月である3月あたりにドロップしていましたが、記憶と感動がわりかし鮮明に残っているいまこの時期に書いたほうが理にかなってるような気がしていて、こうして書きはじめたのですが。
問題は、作品を全然観てないゆえに予想が出来ない。半端に手を出すとよくない結果が出るのは目にみえている。
そこで新しい試みとして、年内の達成を目標に、対象期間に放送・配信された作品のなかから「あれはエアチェックしておいたほうが良さそうだが結局観てないやつ」をちょろっとでも観ることにしました。10月からのTVシリーズは力作揃いの群雄割拠っぽいけど、ほんとにやっていけるのか?
基本的には、いっちょまえにも「演技を見る」「芝居を見る」という視聴スタイルを取りたいので、5話くらい観てストーリーがハマらないなら一旦保留するのもありとします。すごい不純な向き合い方ですね。話題に置いてかれないために倍速再生する人間に近づきつつある。
作画や撮影に感じるものがあれば多少お話が破綻していても……とは最近いかなくなってきているようで、心の変化にやや驚いています。とりあえず意見だけは言えるようにネタバレとか感想をさらって作品を観た気になる人間に近づきつつある。
とりあえず、リストアップしてみます。
2022年に観ておきたいアニメ作品のリスト(未視聴のみ)
劇場アニメは物理的に観たくても観れない作品がいくつかありますが、とりあえずTVシリーズをメインに挙げます。
この作品は賞レースに絡んでくるのでは?……みたいな評判を聞きましたけど? という感じです。繰り返しになりますが、対象期間は2021年10月1日~2022年9月30日です。
2021年10月(2021年秋クール)
- 86-エイティシックス- 第2クール
- 古見さんは、コミュ症です。
- SELECTION PROJECT
- 先輩がうざい後輩の話
- takt op.Destiny
『86-エイティシックス-』第2クールは久野ちゃんがすごい、というのをちらちら見ました。久野美咲で印象的だったのは『阿波連さんははかれない』の阿波連・弟を演じているときで、流石に幼女もキツくなってきたのかと視聴者に思わせておいて実は女の子じゃなくて男の子だった、男の子だから若干の掠れを含んでいたのだ、という演技が良かったです。あとは『メイドインアビス』第10話のファプタで出した低い声にも驚きました。今年は何かしら絡んでくるのではないかと、助演賞かしら。
あとは若山詩音ですね。実は彼女の演技は『ハコヅメ ~交番女子の逆襲~』しかちゃんと観てない。「リコリス」も観れてないし。最初に知ったのが『ハコヅメ ~交番女子の逆襲~』で良かったのか、かなり疑問。
『SELECTION PROJECT』、まあ何かに頑張る女の子が多く出る枠と言いますか。声優もたくさん出るわけで、見本市枠というか(失礼)。
プチ思い出メモ
『異世界食堂2』の木村良平の演技がよかったですね。ゲストキャラでしたけど。
『異世界食堂』の作品上のシステムとして、だいたいゲストキャラで1回か2回くらいしか出番がないから、あまり作り込みをしなくてもいいというか、キャラ演技のチャレンジングが可能なんじゃないかなと思ったり。演技の模索っていうんでしょうか。創作料理みたいな。
木村良平は『盾の勇者の成り上がり』の演技も良かったですね。ゲスいCHARACTERでした。名前は覚えてない。
古賀葵と芹澤優が好きな方は『ビルディバイド』シリーズも楽しめると思います。
2022年1月(2022年冬クール)
- 明日ちゃんのセーラー服
- CUE!
- ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン
- その着せ替え人形は恋をする
- ハコヅメ~交番女子の逆襲~
- 異世界美少女受肉おじさんと
- 平家物語
ああ、もう無理な気がしてきました。たぶんこれは、ムリダナ
DIALOGUE+の人たちがちょこちょことトップクレジットに入るようになってきたなあ、と思う2022年でした。歌唱部門でかなり貢献していると思います。
『CUE!』も見本市枠です。こういうところからスタアが出るものです。知らんけど。
プチ思い出メモ
冬クールは『スローループ』が良かったですね。2022年のお気に入りトップ10には入りそう。キャスティング賞を挙げたい。
1クールのサブキャラクターとしてやっぱりお姉さん2人がちょっと弱いかなという気がしないでもないですが(名塚佳織のディレクションというか録音に違和感がなかったわけではないが)、主役3人とサブポジ2人は良かったですね。日岡なつみと嶺内ともみの間で久住琳がしっかりやってました。ロバート・デ・ニーロとジョー・ペシの間で存在感を放つレイ・リオッタみたいでした。
2022年4月(2022年春クール)
- 可愛いだけじゃない式守さん
- ダンス・ダンス・ダンスール
- であいもん
- ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 第2期
- SPY×FAMILY
「ラブライブ!」シリーズを1本も観てない珍しい人種だったのに、とうとう卒業しないといけないようです。横田デザインには不思議と魅せられていたので、変な意地はここいらで捨てるもよし。前シリーズをまったく観てないから前提とかについていけるのだろうか、何か損ないそうだなという若干の不安あり。
スパイファミリー……。
2022年7月(2022年夏クール)
- Engage Kiss
- それでも歩は寄せてくる
- 連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ
- よふかしのうた
- シャインポスト
- ブッチギレ!
- リコリス・リコイル
ここまでが対象作品。いま数えたら、25作品ありました。
絶対ムリですね。3月まで伸ばしても無理じゃないだろうか。秋クールの現行作品を一切追わないくらいの誓いを立てないと、無理だよこんなの。
声優アワード関係なしで、『リコリス・リコイル』は2022年中にマストチェックだったと思うんですが……というか一週間以内のリアルタイム視聴しないといけなかったはずなんですが、なんだか(勝手に)ハードルが上がっちゃって、「○○が許可されています!」すら観れないまま本放送は最終回を迎えた模様。
困った自意識ですわね。
第17回のアワード予想は年内、年初には書きたい
リストを作ったものの、いや、作ってる最中に気づいたけれど、結局観ないものをリストアップして自分は何がしたいんだろうと、虚無心が湧いてきてます。私のリストは未視聴が確定しています!
ブログは壁打ちでいいんだよ、というのを思い出す作業だから。
頭の老廃物をクリアにして、メンタルを立て直す作業だから。読みやすさとか読み応えとか、いまはいい。いつもじゃなくていい。
そんなわけで、声優アワードに絡む可能性がなくもない、2022年に観ときたいリストでした。
全部を完走せず、「演技をつまみ食いする」という不義理な方針の視聴ならどれくらい”こなせる”のか、試験的にデータを取りたいと思います。このくらいの軽さを持てるようにならないと、この先の人生も勝手に苦しみそうなので。
そんな感じで〈2022年の声優アワードを予想するために観ておきたいアニメのリストを作る〉でした。
おしまい。
関連リンク
各クールの作品はアニメイトの作品一覧ページを参考にしました
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