とらのあながMastercardやVISAでの決済を一時停止する発表を受けて、「JCBカードがない」「これ以上クレジットカード増やしたくない」という意見が散見されるなか、折衷案としてファミペイのバーチャルカードに白羽の矢が立った気配を感じます。
本記事では、ファミペイのバーチャルカード発行から「とらのあな」での登録・決済利用までの流れを書いておきます。私がバーチャルカード(ファミペイカード)を発行したのはちょっと前のことでして、あくまでも私はこんな感じで購入までいけました、という断り付きで。
まず、”とらのあなで使えるバーチャルカード”を作るまでの手順ですが、
- ファミペイをインストールする(100ptもらえる紹介コード:91g70g2vc130zucp2、あります)
- アプリ内の「サービス」→「バーチャルカード(ファミペイカード)」をタップする
- バーチャルカードの発行申し込みをする
- 本人確認手続きを行う
- 本人確認手続きの審査に合格する(バーチャルカードGETです)
かなりスピーディな説明ですが、手順5までをこなすと【本人確認済みのバーチャルカード】が手に入ります。とらのあなで利用できるクレジットカードは【3Dセキュア2.0に対応したクレジットカードのみ】となっているため、ファミペイで発行するバーチャルカードも本人確認を済ませたものにしておく必要があるのです。
発行間もないバーチャルカードは残高がありません(あくまでもプリペイドカード)。残高がないととらのあなに登録する際にエラーで弾かれると思うので、先に残高を入れます(翌月払いに申し込むならこの作業は不要)。
チャージ方法などによって、これからやることは分岐します。だいたいこんな感じで。
- ファミペイのレジで現金を払ってチャージする
- ファミペイに銀行口座を登録してチャージする
- ファミペイに銀行口座を登録して「翌月払い」で翌月精算する
この3つのルートのどれかを選んで、とらのあなのオーソリゼーションに対応できる状態にします。JCBのクレジットカードからファミペイにチャージすることも可能ですが、それならそのJCBカードをとらのあなに登録すればいい話なので、今回JCBカードは持ち合わせてないという仮定で話を進めます。
余談で記事が長くなったので、先にこっちを見たほうが早いかも
そんなこんなで、始めます。
本人確認の手順と必要なもの
ファミペイで本人確認の手続きをするには、マイページ→設定→支払い方法→セキュリティ設定と進んでいきます。
本人確認書類として使えるのは、
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 運転経歴証明書
- パスポート(2020年2月以降に発行された住所欄のないパスポートは利用不可)
- 在留カード
どれもないとなると”詰み”かもしれません。
あとは住所の入力などあらかたアプリ内で完結します。早いと5分くらいでRTAを楽しめます。
本人確認が済んだら、晴れて本人確認済みバーチャルカードが手に入るというわけです。
燦々と輝く本人確認サービス「登録済」の文字。
とらのあなにバーチャルカードを登録する前に……
さて、ファミペイのバーチャルカードが手に入りました(と仮定して進めます)。
しかし、まだこのバーチャルカードではとらのあなに登録することはできません。
とらのあなにバーチャルカードを登録する際には「オーソリゼーション」といって、そのバーチャルカードが有効かを確認する工程があります。
バーチャルカードを登録するとオーソリゼーションとして11円の利用受付(と受付取消)が行われるので、事前にバーチャルカードが支払い能力がある状態(ファミペイに残高がある状態)にしておかなければいけません。
ファミペイに現金をチャージするか、「翌月払い」を申請する
オーソリゼーションを完了するためには、以下のどちらかの状態になっていないといけません。
- ファミペイに現金をチャージして、ファミペイ残高がある状態にする
- 「翌月払い」に登録して、支払いは来月に回せるようにする
プリペイドな形式で、チャージした分だけの利用に留めたい方は上のスタイル。
クレジットカードっぽい形式で、利用した分だけをまとめて銀行口座から引き落とすスタイルにしたいなら「翌月払い」がマッチすると思います。
「翌月払い」の登録は必ずしも必要ではないですが……
「翌月払い」はバーチャルカードを利用するのに絶対に必要なオプションというわけでありません。また「リボ払い」でもありません。リボ払いと同じ手口で支払額を増やそうと画策している背景が丸見えですが、翌月の請求時に一括で支払えば手数料は無料です。
「翌月払い」利用のメリットとして、銀行口座をファミペイに登録しておけば、ファミリーマート店舗に出向いてチャージする手間を省略できます(チャージ額に上限ありですが)。さらに本人確認済みであれば利用金額の増枠もできます。手数料に関しては、支払いの精算を銀行引き落としに設定することで無料になります。あとはファミペイ利用分のポイント還元率がちょっとだけ上がったりも。
個人的には「翌月払い」を付与した状態のファミペイ(バーチャルカード)が、リアル店舗・オンラインショッピングと幅広く使いやすくておすすめです。
このあたりにメリットを感じなければ、「翌月払い」の登録申請はスルーしてもいいです。あとから必要性を感じたときに申請しても別に遅くはないですし。
とにかく、「翌月払い」を利用しない方は、ファミリーマート店舗のレジへ行ってチャージをするか、銀行口座を登録して送金チャージするかして、ファミペイ残高がある状態にしてからでないと「とらのあな」でやることがないということです。
話を進めましょう。
ここまでの解説をまとめると、以下のどちらかのバーチャルカードを作成してもらいたい、という話になります。
- (ファミペイに現金をチャージして)ファミペイ残高がある状態の本人確認済みバーチャルカード
- (「翌月払い」に登録して)請求を来月に回せるようになった本人確認済みバーチャルカード
本人確認の作業はもうそろそろ終わっている頃だと思います。続いて残高をチャージするか、翌月払いに登録してもらいます。
以下、ルート分岐。
この3つのルートのどれかを選んで、とらのあなのオーソリゼーションに対応できる状態にします。
以下、ルート別のステップ解説。
レジで現金をチャージするルート(ファミペイに登録できる銀行口座がなかった人向け)
ファミリーマートのレジに行って、現金を払ってファミペイ残高をチャージしてもらいます。
- ファミペイをインストールする
- アプリ内のサービス→バーチャルカード(ファミペイカード)をタップ
- バーチャルカードの発行申し込みをする
- 本人確認手続きを申請→完了させる
- 「ギフトを受け取る」に【 91g70g2vc130zucp2 】と入力する
- ファミリーマートのレジにて現金チャージをおこなう(「ファミペイのチャージお願いします」と伝えればOK)
- 残高がある本人確認済みバーチャルカードを手に「とらのあな」へGO
銀行口座を登録しないプラン。最もプリミティブで最もプリペイドっぽいやり方と言えるかもしれません。
ファミペイに登録できる銀行の口座を持ち合わせてない場合は、レジに行って直接チャージすることになります。レジでの現金チャージの上限は10万円まで用意されてます。
残金がなくなるたびにファミリーマートへ出向かないといけないのは、あとあと面倒に感じるかも。
チャージした分だけバーチャルカードで利用ができる、わかりやすい設計です
ファミリーマートのレジでファミペイをチャージする手順
ファミリーマート店舗で現金チャージする方法も書いておきます。
- レジに並ぶ前に、ファミペイのホーム画面を準備しておく
- スタッフさんに「ファミペイにチャージお願いします」と声をかける
- アプリのホーム画面のバーコードを読み込んでもらう
- タッチパネルでチャージする金額を選ぶ
- 現金で支払い、チャージ完了(お釣りも出せます)
店員さんの処理が終わると、アプリに残高が反映されます。
チャージに出向く前に、新規会員の方は「お友達紹介コード」を使ってください
ファミペイをインストールしてから6日以内の新規会員を対象に、100ptがプレゼントされるお友達紹介コードがあります。さっきからギフトギフトちらつかせていたアレです。
ギフトコード: 91g70g2vc130zucp2
アプリ内「サービス」→「ギフトを受け取る」でこのコードをまるごと入力してください。
この特典ポイントはとらのあなの買い物にも使えますし、ファミリーマートの買い物にも使えます。Amazonギフトカードに変えることもできますよ。私も紹介ポイントほしいです。ご協力お願いします。
規約を読む限り、紹介された方はギフトコードを入力した時点でポイントが入るようです。
話は逸れますが、ギフトコードを入力したあと、100ポイントの残高がある状態なら、とらのあなの11円オーソリゼーションには対応できるのかもしれません。とらのあなでの購入予算には全然足りてないでしょうから結局そのあとにチャージすることには変わりないんですけど。
ファミリーマート店舗のレジでチャージする際は必然的にファミペイのバーコードを提示することになります。ファミリーマートに向かう前にぜひともギフトコードを入力してってください(面倒でなければ)。
チャージは銀行口座からおこなう方も、本人確認の審査の合間にでもねぎらいの気持ちでぽちっと打ち込んでもらえれば、なんて。……で、10日以内に(以下略
まあ面倒ならスルーでよいよ!
銀行口座を登録してチャージするルート(ファミリーマートに行きたくない人向け)
こちらも「ファミペイ残高があるバーチャルカード」を作りますが、チャージは銀行口座から送金するかたちをとります。
- ファミペイをインストールする
- アプリ内のサービス→バーチャルカード(ファミペイカード)をタップ
- バーチャルカードの発行申し込みをする
- 本人確認手続きを申請→完了させる
- 「ギフトを受け取る」に【 91g70g2vc130zucp2 】と入力する
- 「チャージ」→「チャージ方法」から銀行口座を新規で登録する
- 銀行口座からチャージする
- 残高がある本人確認済みバーチャルカードを手に「とらのあな」へGO
ファミペイ登録初月は銀行口座からチャージできる金額に上限が設けられています。
・1日あたりの上限金額:100,000円
・1か月あたりの上限金額:300,000円
チャージ上限以上の買い物を予定しているなら、必要分はレジでチャージすることになります。
ファミペイに登録できる銀行
ファミペイに登録対応している銀行は「みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、ゆうちょ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、西日本シティ銀行、auじぶん銀行、SBI新生銀行、JAバンク」となっています。2024年10月。
2024年11月、登録できる銀行が追加されました。
銀行口座を登録して「翌月払い」で精算ルート(ファミリーマートに行かずに「翌月払い」利用バージョン)
翌月払いに申し込んで、バーチャルカードの支払い・精算は翌月行います。チャージの過程を省略できるのがメリット。計画性ある方には、おすすめルート。
- ファミペイをインストールする
- アプリ内のサービス→バーチャルカード(ファミペイカード)をタップ
- バーチャルカードの発行申し込みをする
- 本人確認手続きを申請→完了させる
- 「ギフトを受け取る」に【 91g70g2vc130zucp2 】と入力する
- 「翌月払い」の申請中に銀行口座を登録する
- 「翌月払い」設定済みの、本人確認済みバーチャルカードを手に「とらのあな」へGO
翌月払いは、申請が通った時点で上限が設定されています。その上限を超えて利用しようとすると取引が完了しません。最初はたしか1万円です。
本人確認済みになると、この上限は増枠できます。最大30万円まで。ちゃんと管理できる人は増枠もありです。月の利用分は来月の指定日に銀行から引き落としに設定できます。ファミリーマートで精算することもできますが、コンビニ払いだとなぜか手数料を取られるので、私は銀行引き落としに設定しています。
関連キャンペーンはこちら。
このキャンペーンも併用できると思います。
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おおまかに3つに分類するとすれば、こんな感じです。
JCBカードがそもそもないという前提で書いていますので、ファミペイにクレジットカードからチャージするルートについては割愛します。
とらのあなにファミペイのバーチャルカードを登録する
それでは、ようやくとらのあなにバーチャルカードを登録します。
上の画像、「カード保有者名」の箇所はちょっと訂正させてください。「FAMIPAY MEMBER」だと失敗(取消)になるという話を耳にしました。一回目の登録は自分の名義にしてみてください。
下のような手順で登録・入力していきます。
- とらのあな通販のマイページ→「クレジットカード」を開く
- バーチャルカードのカード番号をスペースなしで入力する
- カード保有者名はとらのあなに登録している名前など入力する(エラーになったら「FAMIPAY MEMBER」に変更してみる)(※私は別名義にして購入できました)
- 電話番号をハイフン無しで入力する
- 有効期限とセキュリティコードを入力する
- クレジットカード情報の登録を確定する
- ファミペイの利用履歴を開いて、オーソリゼーションとして11円の利用(受付)と受付取消が記録されているかを確認する
利用受付と受付取消2件が記録されていれば、とらのあなにバーチャルカードの登録は無事完了しています。あとは支払い優先順位の調整をするなり、個人の状況にあわせて変更をしてください。
こんな感じです。
登録できないときにチェックすること
思いつく、トラブルチェック項目。
ファミペイ側で本人確認済になっているか。カード番号にスペースを含めていないか。有効期限やセキュリティ番号に入力間違えはないか。カード保有者名は半角大文字になっているか。「FAMIPAY MEMBER」の間に半角スペースがちゃんと入っているか。
対応策1:カード保有者を一度変えてみる(別名⇔「FAMIPAY MEMBER」)。
通例だとバーチャルカードの名義はコピペするのが基本なんですが、「FAMIPAY MEMBER」でエラーが出たというツイートをけっこう目にしました。そこが本当の原因なのか確かめようもないのですが……、もしエラーが出る場合は、別の名前に打ち替えてみてください。私は最初から別名義で登録して一発購入できています(「FAMILY MEMBER」と打ち間違えたらそのまま購入できてしまったのである)。
対策2:とらのあな運営に問い合わせる(本人確認済みのバーチャルカードが登録できないと伝える)。
「バーチャルカードが登録できなかったけど、問い合わせたら不正利用が多くてアカウントロックしていたらしく、解除してもらったらすぐに登録できた」といった旨のツイートをいくつか見ました。そこまで情報は降りてこないので、最終手段で直接聞いてみるのが解決の近道になる可能性大です。
おしまいに:JCBの物理カードは1枚くらい持っておいたほうが良いと思います
今回急場しのぎでファミペイのバーチャルカードをとらのあなに登録することになりましたが、やはり物理カードは1枚持っておいたほうが良いと思います。Mastercard1枚とJCB1枚の計2枚、みたいな。
バーチャルカードでは継続的に支払いが発生するサブスク系の契約はできないことが多く、万能ではありません。とらのあな関連だとFantiaでの月額料金なんかもバーチャルカードでは支払いができなくなると思います。そういうときは「とらコイン」を買う選択肢もありますが。
だから、少し落ち着いたらDMM JCBカードとか楽天カードとか、そのあたりのJCBブランドを作るのがいいと私なんかはそう思うわけです。
そんな感じで、〈とらのあなにファミペイのバーチャルカードを登録する方法と手順〉でした。
おしまい。
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