Steamで購入したゲームのセール情報をウォッチするためのスプレッドシートづくり

Googleスプレッドシートを使ってSTEAMで購入済みのセール情報をまとめている
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Steamで購入済みのゲームのセール情報ってどうやって追ってますか? というか、追ったりしますか?

購入する前までならウィッシュリストがたいへん役に立ちます。

しかし、Steamのウィッシュリストというのは購入前のタイトルしか入れることができず、購入してしまうとウィッシュリストから削除されてしまいます。これは本来の機能が「買いたいリスト」なんで買ったら消えるのは至極当然なんですが、ここでちょっとした問題が生じるわけです。「ゲームはどこに消えた?」。

ゲームをおすすめしたりプレゼントする文化が根強いSteamなのに、「購入済みのあのゲームはいまセール中なのか」をすぐに調べられる環境がない。

サマーセール、ウィンターセールといったせっかくの布教タイムに「あのゲームはいま何割引きでいくらなのか」を調べるために時間と手間をかけてたら日が暮れます。

そんなわけで私は腰を上げ、購入済み・未購入関係なく、リストアップしたゲームタイトルの現時点の価格がわかるスプレッドシートを作ることにしました。といっても、STEAMおすすめセール画像でお馴染みのミミガーさんのスプレッドシートをコピーしてちょっと改変しただけなんですけど。

Update your browser to use Google Drive and other apps - Google Drive Help
A web browser is what you use to go to websites and use online apps like Google Drive. This article will show you how to...

こちらが元のスプレッドシート。おすすめゲームのプレゼン画像が作りたい方はすごい役に立つと思います。

では始めます。

Steamのセール情報をウォッチするスプレッドシートを作った

APIとか難しいことは半可通の半可通なんで説明しません。なんか手探りで模倣したらとりあえず動いてます、というのを提出します。

これです。

【ひながた】Steamで購入済みゲームのセール情報を追え!

上のスプレッドシートはひながたです。誰でも彼でも勝手に編集できないように閲覧限定になってます。自分用スプレッドシートを作りたい方は、「ファイル」→「コピーを作成」で新規作成したあとに、おすすめゲームのストアページURLをコピーペーストしてってくださいな。

やったこと。

  1. ミミガーさんのスプレッドシートから、ストアページURLの項目部分の書式をコピーする
  2. 新規スプレッドシートに120行の枠でコピーする
  3. 拡張機能→「Apps Script」のコード.gsをコピーする
  4. 管理に不要なサムネイル取得はカットする(APIを叩く回数が減っていればいいが)

土台づくりはこんなふう。「コピーを作成」してから下の方を削除したほうが早かった気もする。

このスプレッドシートは何ができるのか

スプレッドシートに入力したゲームのタイトルと現在価格と割引率をウォッチできます。

Googleスプレッドシートを使ってSTEAMで購入済みのセール情報をまとめている
URLを一度入れておけば、あとは開いたときに現在のセール価格を表示してくれる

スプレッドシートに入力したストアページのURLは自動でドライブに保存され、次にスプレッドシートを開いたときには自動更新で最新の情報を取得してくれます。

常にそのときのデータを取りにいってくれるので、「なんかおすすめのゲームある?」と聞かれたタイミングであなたのスプレッドシートを開けば「いまセール中のなかからだったらコレかな」という感じのレスポンスを返せます。

基本的な使い方(オリジナルのリストを作ろう)

  1. 「Steamの購入済み…」スプレッドシートを開く
  2. 「ファイル」→「コピーを作成」で自分権限のシートを新規作成する
  3. [B列]空き部分に、セールを追いたいゲームのURLを入力して動作テストをおこなう
  4. すでに入力されているゲームのURLを削除する(私のおすすめを残してます)

こんな感じです。枠は120まで作ってますがそんなに要らなければ削除してください。また、必要なら枠の拡張も可能です。

コピーペーストの作業だけは各々が泥臭い手作業でストアページのURLを持ってきて、マイリストを作ってください。

タイトル、セール価格、定価などはAPIによる自動取得です

スマートフォンでも動かせるのかはよくわからないけど、この記事はたぶんSteamユーザーしか需要はないだろうから読者諸兄はPCも持っていることでしょう、という甘い設計のもとPCの画面で解説を続けます。

過去の割引率をメモしておけば、現在と比較することも可能

G列とH列に空きスペースを作ってます。ここに割引率をメモするという使い方もあります(いま思いついた)。

タイトルの割引率をメモしておけば、いまのセールは過去のセール価格の最安値を更新したのか、それとももっと安く購入できる機会があるのか……なんて感じで比較ができて便利です。

まあ、これも手入力でやってもらうんですが……。

Googleスプレッドシートを使ってグノーシアのSTEAMでのセール情報を記録する
『グノーシア』は20%引きのときがあったので記憶で書き足しました

タイトルの位置を並び替えたくなったときは、左端の行の番号を選んでから行ごと上下に移動させるようにしてください。メモした割引率も一緒に移動させることができます。

ゲームやURLをリストから削除するときはメモした割引率も一緒に削除してくださいね。

GNOSIA on Steam
The Gnosia lie. Pretending to be human, they’ll get in close, trick and deceive, and then eliminate one victim at a time...

ウォッチしたいゲームタイトルのストアページURLの取得方法

ではいまからURLの取得方法を書いていきます。基本STEAMに行ってURLをコピーペーストするだけですし、PC触ってる方なら流し読みの復習程度です。

リストに入れていくゲームは、すでに購入しているか、まだウィッシュリストにあるか、このどっちかだと思います。その他もあるけど数としてはそんなにないでしょう。割愛します。

どちらにせよ、ストアページのURLを取得していく工程をこなさないといけません。

購入済みゲームのストアページURLを取得する方法

まず、購入しているゲームのURLの取得方法ですが、すぐに頭に思い出せるような数ならぱぱっとSTEAMで検索にかけてストアページを開けばいいと思います。

購入数が膨大でもうあんま覚えてないという方は、「アカウント詳細」→「ストア&購入履歴」→「購入履歴の表示」と進んでいけばいままで買ったゲームタイトルを閲覧できます。

STEAMの購入履歴からストアページへ移動する方法

そのページの一覧から作品を選んで「この購入で入手した製品に問題があります」→「ストアで表示」と進めばストアページに移動ができます。ここでストアページのURLを取得しましょう。

購入履歴からゲームのタイトルを見て、ブラウザ2窓で検索するほうが早い

あとはスプレッドシートにURLをコピーペーストすると自動で情報を取得してくれます。

ウィッシュリスト一覧からストアページURLを取得していく方法

ウィッシュリストのなかで管理リストに入れておきたい作品がある場合、右クリックで「リンクのアドレスをコピー」したあとにシートのセルにペーストします。

取得の時間をその都度待つ必要はなくて、ポンポン放り込んでいけばいいです。

テキスト系のアプリケーションと置換で綺麗なURLを管理する

ただ、ウィッシュリスト一覧でコピーしたリンクのアドレスは、ソースナンバーのパラメータ「?snr=1_25_4__318(この数値は私個人のものかもしれない)」がURL末尾にくっついていて、ちょっと汚く見えます。ディスカバリーキューで開いているページだと「?queue=1」が末尾についていたり。

steamのストアページURLとソースナンバー
ソースナンバーのついたsteamのストアページURL

そこで、一度メモ帳などのテキストエディタにURLをコピーしてから、置換を使って「?snr=1_25_4__318」の部分を除去します。

こんな感じでひとまずウィッシュリストからストアページのURLを移す作業。

メモ帳は使いづらいのでMeryをおすすめしています。ドラッグ一発で流し込んでもURLにしてくれます

あらかたウイッシュリストからURLを移動できたら、「検索」→「置換」で置換のダイアログを開きます。

steamのストアページURLからソースナンバーをメモ帳の置換で取り除いていく
steamのストアページURLからソースナンバーをメモ帳の置換で取り除いていく

検索する文字列を「?snr=1_25_4__318」にして、置換後の文字列を空白にします。メニューを開く前に「?snr=1_25_4__318」の部分を選択しておくと、検索する文字列に自動で入力されていると思います。

そして、「すべて置換」ボタンをクリック。

steamのストアページURLからソースナンバーをメモ帳の置換で取り除いていく
steamのストアページURLからソースナンバーをメモ帳の置換で取り除いていく

除去完了。こっちのほうがキレイです。

ソースナンバーが混ざるとURLは伸びるし、検索結果経由やウィッシュリスト経由で見た目も汚れますからね。

あとは、改行でURLの頭を揃えて全選択したのち、シートにコピーペーストです。

  1. 全選択(Ctrl+A)
  2. コピー(Ctrl+C)
  3. ペースト(Ctrl+V)

入力されたURLは自動でタイトルやセール価格を取得します。ミミガーさんありがとうございます。

おしまいに

手前味噌ですがこんな感じです。

基本は購入済みのゲームのセールをフォローするのが目的で、購入前の作品はウィッシュリストで監視すればいいと思います。購入すると追うのが面倒になるから事前に入れておくのもありですけどね。

ひとまずこれで別垢でウィッシュリストを作ったり毎回Steamクライアントを開いたりしなくても、いまおすすめしやすい作品の目処がさっと立ちます。面白いゲームはセールじゃなくてもおすすめするのがいいし、買ってもらえるって思いたいけどね。

そんな感じで〈STEAMの購入済みゲームのセール情報を追うためのスプレッドシートを作ろう〉というお話でした。

おしまい。

関連リンク

STEAM

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