「RELEASE THE SPICE」じゃなくて、
『RELEASE THE SPYCE』ですから。間違えないように。
『RELEASE THE SPYCE』第2話まで観ました。なもりのキャラクターはやっぱりかわいいですね。
第2話のタイトル「第一の挑戦」は。おそらく、85年の映画『レモ/第一の挑戦』からきていて、師弟関係とエージェントの育成/修行という観点ではナイスな引用。絵的には『キングスマン』などがちらつきますが、この既視感は定番ものでの通過儀礼と受け止めて、楽しんでおります。
『スパッと!スパイ&スパイス/Hide & Seek』ジャケットより
で、先の展開が気になるリリスパですが、ツキカゲに潜む内通者についてなんとなく閃いたことがあるので予想メモ程度に書いておこう。たぶん新キャラが出たりして話も広がっていくので、あくまでも現時点での情報しかないのですが。
内通者=八千代 命だと思っている
全員それなりに怪しいのだが、私は、八千代命が内通者であり、裏切り者になる説に一票入れたい。あとでもう一票入れます。
まず画的な部分、ひっそりと散りばめられたようなヒントから推察できそうなカットがひとつ。
OPの1カットでの八千代命、(頭の)後ろで手を組んでいる。
H×Hとネタがかぶってんじゃねえか、ってのはおやめください。
実は先輩組の三人もみんな手を組んでいる! 手の内を隠してる!ここも怪しいぜ。
EDはここ。
–一人だけ背を向けて違う方向を向いている。かんたんにおこなわれるえげつない背信行為……。(完全にこじつけ)
お話からの推察
忍び込むアジトの設計図を持ってきたのも彼女だし、そんな簡単に手に入るのかって疑問はどうにも引っかかりますよね。タカヒロの構成にそこまでの細かさは求められないって? ちょっとお、言って良いことと悪いことがあるんじゃないですかー。
—
八千代命が内通者説、最後の材料〈スパイス〉は、キャラクターの元ネタを含めた文脈での推察。
……の前に、組織の背景とツキカゲのメンバーの元ネタについて少しだけ触れましょう。
キャラクターの元ネタ(モデル)
それぞれのキャラクターには元ネタとなった歴史上の人物がいます。敵キャラは小説などから由来していたり。HPにコードネームが載ってるので割と調べやすかったです。
>>アニメ『RELEASE THE SPYCE』キャラクター一覧 を参照。
—–
源 モモ(みなもと もも)
CODE NAME:「百地」
→百地丹波。伊賀流忍術の祖とされる人物。
相模 楓(さがみ ふう)
CODE NAME:「風魔」
→風魔(風魔小太郎)。後北条氏に仕えていた忍者集団(と中心人物)。
石川 五恵(いしかわ ごえ)
CODE NAME:「五右衛門」
→石川五右衛門。盗賊。百地三太夫の弟子とされていることもある。
八千代 命(やちよ めい)
CODE NAME:「千代女」
→望月千代女。信濃巫の巫女頭、武田家に仕えるくノ一だったと諸説あり。
半蔵門 雪(はんぞうもん ゆき)
CODE NAME:「半蔵」
服部半蔵。初代か二代目がモデル? (忍者とされているのは初代だけ)
伊賀出身の忍者。
青葉 初芽(あおば はつめ)
CODE NAME:「局」
→初芽局。徳川家康が石田三成に送り込んだスパイ、くノ一。
スパイ&スパイ
全員が隠密行動〈スパイ活動〉に繋がるような人物で、時代もだいたい15世紀末から16世紀末。
いわゆる戦国時代と呼ばれる時代に寄っています。
作中のツキカゲとモウリョウの因縁も戦国時代からのようで、意外と設定が凝っている(凝った結果、畳めないこともあるのがtkhrのアニメ……)。
当時の伊賀の服部氏族「千賀地」「百地」「藤林」の三家から、半蔵門先輩と源ももが師弟関係になるもの納得の行く流れだったりして、ここだけ聞くとうまく出来てる『緋弾のアリア』って感じです。
誰かが、じゃなくて、ももと半蔵門以外の四人がモウリョウ側なんていうエクストリームな展開もちょっと期待してる。それがタカヒロ流ちゃぶ台返しの投げっぱなしジャーマン デウス・エクス・マキナじゃないですか。
コメント,ご意見など (中傷発言はNO)
やりますねぇ!
ありがとうございます。第10話観ましたがまだ二重の可能性も残ってますね。
凄い、当てちゃった!
当てずっぽうの1/6(街の人など含めるともう少し増えるかも?)じゃなくて、それなりの推測材料で予想したつもりではありますが、まさか本当に本命がくるとは……。この先の展開でひっくり返るかもしれませんが、ひとまず楽しい数週間でした。