楽天ポイントギフトカードがリニューアルして「楽天ギフトカード」となりました。いままでは楽天ポイントの残高追加でしたが、これからは「楽天キャッシュ」が残高に追加されるようになります。
リニューアルによるトピックで、私が注目したのは以下の2つ。3つ。
- 有効期限は最終利用から10年間と長い猶予がある(以前は6ヶ月でした)
- 楽天証券の投資信託の積み立てに利用できる
- 楽天PAYにチャージすれば公共料金や納税にも活用できる【2023年4月追記】
まず、有効期限が大幅に改善されました。
「旧・楽天ポイントギフトカード」は購入日から6ヶ月で失効する短命なPOSAカードでした。ゆえに、使い道を調整する時間的猶予が少なくコントロールに難がありました。DMMポイントにチャージして延命させる小技があったりもしたのですが。
今回のリニューアルで、アカウントに紐づけ登録さえ済ませば、楽天ギフトカードの有効期限は10年になり、資金の失効(=買い損の発生)の可能性はかなり下がりました。消化に焦らずに済むようになったのは大きな評価点です。
そして、楽天ギフトカードは投資信託の積み立てにも利用できる。これはメリットが享受できる人とそうでもない人に二分しますね。株なんてやってないよって方はあまり関係のない話ですし。
ただ、快調なスタートダッシュをきれるというほど大きなアドバンテージはないにしろ、何もない状態よりは僅かにいい条件が揃っているのも事実です。こんなことを素人が書くのはあんまりよくないですが、責任は取れないので最終的な判断は各人に任せます。
買うタイミングは基本的にはPOSAカードのキャンペーンが重なる「5と0の付く日」がいいと思います。
私の環境でいえば、毎月楽天VTIで積み立てている額くらいは脊髄反射で買っても問題はなさそう。ということで、8000円分の楽天ギフトカードを買ってきました。ファミペイ払いで。
左下に「R_Cash」とマークがついているのが新しいギフトカードの目印です。
あとは楽天キャッシュを上手に使えるルートを構築できるかが重要になってきます。買ったは良いけど何するの、という問題を解決しないといけません。
2023年4月から「楽天PAY(請求書払い)」が強力なサポートになってくれそうです。基本的には、納税・公共料金の支払いでしょうか。
楽天ギフトカードを購入&買付でポイントが付与される
どんなところが「なかなか有力」なのかというと、投資信託の買付に至るまでにボーナスポイントが付与される点です。
単利1%なんぞ単なる誤差だと思う方には面白い話でもないですが、開催中のキャンペーンのボーナスを含めると、楽天ギフトカードの購入金額(利用額)に応じて資金が増えるわけです。ほんの少しだけど。
お馴染みのファミペイのルート。2万円運用だとこんな感じ。
このちょっとしたポイント利率を大事にしようよ。
楽天ギフトカードはファミペイで購入するのがおすすめ
楽天ギフトカードは「POSAカード」の一種なので、「ファミペイ」で購入することが可能です。
「ファミペイ」というのはファミリーマートが提供している決済アプリで、そのなかの電子マネーが「FamiPay」です。表記違いが少しややこしいですが、セブンイレブンのnanaco、ミニストップのWAONと同じようなものだとひとまず理解してください。
ざっくり説明すると、お金をファミペイにチャージして、スマートフォンの画面に表示されるバーコードを読み込んでもらうことで決済が完了します。
- 支払い分の金額をチャージしておく
- 「FamiPayを使う」がオン状態であることを確認する
- ホーム画面のバーコードを読み込んでもらう
これで支払いOKです。///ファミペイ♪
FamiPayは通常0.5%還元ですので、楽天ギフトカードを10000円分を購入したら、付与されるFamiPayボーナスは50ptです。
ファミペイへのチャージはポイントが付く「楽天デビットカード」がおすすめ
楽天ギフトカードが「5と0のつく日」キャンペーン対象から外れてしまいましたが、1.5%を少しでもカバーしようと思い、私はファミペイへのチャージには楽天デビットカードを使用しています。
楽天デビットカードからファミペイにチャージすると、100円につき1ptの「楽天ポイント」が(来月の15日に)付与されます。これを1%還元と考えてください。
ただし、楽天デビットカードからのチャージはひと月2万円が上限です。チャージによって稼げるのは毎月200ptまで。それでも何もないよりは節約に繋がります。ちょっぴりお得を大事にしたい。
国民年金や自動車保険もファミペイで払える(実質的なクレジットカード払いができる)
ファミペイには請求書支払いの機能もあります。
公共料金の支払書や国民年金の納付書を郵便局やコンビニに持ち込んで現金で納めている方も、楽天デビットカード→ファミペイチャージ→FamiPay払いというルートを通ると1%の還元が受けられます。
実践:ファミペイにチャージが出来たら楽天ギフトカードを買う
楽天ギフトカード購入から有効化までの流れは以下のようになります。
- ファミペイに購入予定額をチャージ
- FamiPay払いで楽天ギフトカードを購入する
- カードの裏に記載されたPIN番号を楽天ギフトカード受け取り画面で入力する
こういった流れです。楽天デビットカードの申込みや楽天証券の開設手続きは割愛しています。
ちょっと数字の設定が合ってませんが、ポイントが入ってくるタイミングを図にすると下のようになります。
- 楽天デビットカードからファミペイにチャージ。楽天ポイント(通常)で1%還元
- ファミペイで楽天ギフトカードを購入。FamiPayボーナスで0.5%還元
- 楽天キャッシュで楽天証券の投信積立て。利用額の0.5%還元
楽天ポイントとFamiPayボーナス──利用サービスこそ跨ぎますが、楽天ギフトカードの購入&買付で合わせて2%の還元となります。
これで周りより一歩リードした状態になっているような気がせんでもない。
それぞれの還元ポイントの詳細
ファミペイへのチャージによる特典と、投資信託買付による特典で還元される楽天ポイントは「通常ポイント」(期間限定ポイントではないポイント)です。
通常ポイントは普段の買い物をはじめ、月々の楽天カードの支払いに充当して消化することもできます。失効間際になればDMMポイントに変換して1年間の延命も可能です。最終的にDMMブックスで漫画を買って役目を終えます。
楽天ギフトカード購入によりFamiPayボーナスは「期間限定ポイント」です。
こちらは期限が切れそうになれば再度POSAカードを購入したり、Amazonギフト券のチャージに使ったりして失効を回避できます。
せっかくの還元ポイントですから、無駄に流さず有効活用しましょう。
おしまいに:情報が揃うまでは準備だけ進めます
楽天ギフトカード(キャッシュ)が投資信託に使えるのは6月19日からなので、準備だけ整えておいてしばらくは待機。
もしも投資信託への使い道に不安や不満があるのなら、楽天ポイントと同じように楽天市場の買い物や楽天Payの残高として普段遣いする方法がベターです。
POSAカード購入で還元が得られるキャンペーンがあれば、「とりあえずで買っておく」がかなりゆるい範囲で適応できそうです。
これだけでも選択肢として、かなり有力なリニューアルになったと思います。
すでに投資をやっている、あるいはこれから積極的に投資をおこなう予定で米国株が気になっているという方であれば、楽天ギフトカードが有効活用できるはずです。「どうせやるなら」という条件であれば、私の発言に責任が追求されることもないでしょう。
そんなわけで、〈楽天証券で楽天キャッシュが使えるようになったし、「楽天ギフトカード」をファミペイで購入します〉という話でした。
おしまい。
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