ほしい物リストからいただいたギフト(または送ったギフト)の配送ラベルを観察すると、贈り主の名義が表記されるパターンとされないパターンがあります。


「このお届けものはギフトです」「贈り主:○○」の表記のありなしは、カートやレジ画面で商品の「ギフト設定」をオンにしていたかどうかで決まります。
ギフト設定にチェックが入っていると「贈り主:○○」等の表記入りの配送ラベルになりますし、オフにしていると無記名のラベルで届きます。基本的には。例外もあります。
ほしい物リストから購入したい商品がギフトオプションのない商品だった場合でも、強引に贈り主ラベルを付ける方法もあるにはあります。この検証もいくつかサンプルが揃ってきたので少しまとめたいと思います。
では、始めます。
「ギフト設定(ギフトオプション)」とは
ギフトを送りたい方、送ってもらったっぽい方、どちらに向けて書けばいいのかこの記事の方向性が掴めてないのですが、とりあえずAmazonにはギフト設定(ギフトオプション)というものがあります。

ギフト設定をオンにすると以下のような影響があります。
- 80文字程度のギフトメッセージを同封できる(差出人の名前を入力します)
- 一部の対象商品はギフトラッピングができる
- 配送ラベルに「贈り主:○○」と記載される(「購入者住所の氏名」が反映します)
これは何もほしい物リストに限られた話ではありません。
例えば、すでに住所を知っている親族の住所宛てにお中元などを送るときにもギフト設定は活用できます。今回はほしい物リストの話がメインなので、こちらの詳細は割愛します。
ギフトオプションありなしの確認方法
その商品が「ギフトに設定」できるのかどうかの確認方法はいくつかあります。
商品ページ

まずは商品ページ(final「E500」 カナル型 イヤホン~)。
オプション対象の商品なら、「カートに入れる」ボタン付近にギフトオプションの記載があります。ギフトオプションの項目がなければ対象外ということです。Amazon.co.jpが出荷する商品でもギフトオプションがつけられない商品は意外に多いです。
リスト外から何か送りたい目当てがあるときは商品ページで確認すると効率がいい。
ほしい物リスト

ほしい物リストで「カートに追加」ボタンを押したあとにもギフトオプションのチェックが出ます。リストのなかから選ぶときはここを見るだけで十分ですね。
ショッピングカート

ショッピングカートのページ。
この画面では個別でチェックを付けたり一括でチェックを入れたりもできます。スマートフォンだとショッピングカート画面での確認は難しいかも。
あとはレジでも確認と設定ができます。
てなわけで次項へ。
ギフト設定にチェックが入ってないと「贈り主」の名前がないラベルで届く
ギフトオプションがつけられない商品や、ギフトオプションありの商品にチェックを入れずに送った場合などは、下の画像のような配達ラベルで受取人に届きます。

これがいわゆる匿名配送、名無し配送というやつですね。
贈り主の名前がない=ギフト設定にチェックが入ってない
ほしい物リストから「匿名(無記名)」で送りたい場合は「ギフトに設定」にチェックをつけないで購入すればいいのです。
ニックネームを名乗りつつギフトを贈りたい方はこちらの記事をどうぞ
匿名(名無し)ではなくニックネーム表記でギフトを贈りたい場合は、「ギフト設定」にチェックを入れる+ニックネーム版の請求先住所を用意するという手順を踏んでいきます。
準備~購入方法がちょっと複雑です。詳しくは以下の記事を読んでください。
ギフト設定にチェックが入ってない「ギフト」の中身を見てみよう
ギフト設定にチェックが入っていない状態(ほしい物リスト経由)で発送された”ギフト”を開封します。

ただ商品が入っているだけ。明細書なしギフトメッセージなし。当然ラッピングもありません。
自分用に買ったときと同じですね。
「贈り主:○○」を表示させたい・メッセージを送りたい場合は「ギフト設定」にチェックを入れてください
せっかく贈ったギフトが匿名配送になるのはなんだか味気ない。贈り主として名前を出したいし、メッセージも送りたいし……。そういうときにやること・できることを書いていきます。
まず、送りたい商品が「ギフトに設定」のチェックを付けられる場合。チェックをつけましょう。

ギフト設定にチェックを入れて、レジ画面でメッセージを書いて、そのまま購入してください。はい終わり。
デフォルト設定だと贈り主の名義を本名にしがちなので、ニックネームで贈りたいときは本名バレ対策用の設定と準備が必要です
ギフトオプションがない商品でも「贈り主の名義」を載せる方法はある
次に、送りたい商品は「ギフトオプションがありません(ギフト注文できません)」となっている場合。
ギフトオプションがない商品でも、ギフトオプションありの商品と一緒に購入すると、ギフトオプションが有効になります。この緩さが怖くもありますが、この手法で商品を一緒に購入すると配送ラベルには「贈り主:○○」の表記が載りますし、メッセージも1通送ることが可能になります。
例を出しましょう。

上の画像でいえば、プリングルズにはギフトオプションがありません。
プリングルズ単体でも相手に送ることは可能ですが、このままだと匿名配送(「贈り主:○○」表記なし)になってしまうので、同リストのなかからギフトオプションありの色鉛筆を一緒に買うことにしました。
色鉛筆のギフト設定にチェックを入れることでメッセージや贈り主の名義の提示が可能になります。ちょっと予算が上がってしまいますけどね。

リスト外から送りたい商品がギフトオプションなしの場合
話が少し複雑になってきました。ここからは余談としてお楽しみください。
リスト外から送りたいものがギフトオプションなしの商品だった場合、どうなるでしょうか。
この場合、前提としてリスト内にある商品と抱き合わせ購入になるわけですが、リスト内から選ぶ商品がギフトオプションありなら、一緒に購入して「贈り主ラベル」を獲得することが可能です。

リストオプションのひとつ「このリストにない商品を追加購入者に私の配送先住所に発送させる」がオンになっていることが前提の話です
反対に、リストにある商品がどれもギフトオプション不可というややレアな状況であったとしても、「このリストにない商品を追加購入者に私の配送先住所に発送させる」がオンになっているなら、ギフトオプションありの商品をリスト外から持ってくることで、一緒に購入し「贈り主ラベル」を獲得することが可能になります。
要するに、ギフトオプションありの商品をひとつ以上含めて購入するのが肝要ということですね。
贈り主の名前がない荷物がAmazonから届いても困らないように
ここまで商品を送る側の目線に立って「贈り主の名前をどうやって載せるか」という話をしてきました。ここからはリスト作成者向けのパートです。贈り主の名前がない荷物がいきなり届いたときに困らないようにする対策をちょっとだけ考えます。
・送り主不明の匿名の荷物が届いたとき、誰からの贈り物かは判別できなくても、ほしい物リストからのギフトかどうかを判別する方法はあります。
それは、ほしい物リストのお届け先住所をニックネームにしておくという方法です。

受取先住所(お届け先住所)の氏名をニックネームに変更する│Amazon.co.jp
宛先の名前が本名になっているか、ほしい物リストで設定したニックネームになっているかで、どこ経由の贈り物か見当をつけるのが多少容易になります。メールアドレスをエイリアスで分散して、どこからメールアドレスが漏れたか確認するみたいな。
ギフトオプションありの商品を充実させておくと親切かも?
購入者の心理としては、ギフトと一緒にメッセージ送りたい。少なくともその選択肢は欲しい。
受取人も、匿名で荷物が届くのは不安要素がある。
そこで、折衷案というか対応策をひとつ。リスト内に「ギフトオプションあり」なおかつ「手頃な価格」のアイテムを忍ばせておいてください。たくさん届いても邪魔にならない程度の管理や消費が楽なやつがおすすめです。
ギフトオプションありの商品まとめ(「ギフトに設定」にチェックが付けられる商品)│Amazon.co.jp
上記のような、「ギフトオプションあり」かつ「手頃な価格」のアイテムがリストに入っていると、本命のギフトがギフトオプションなしの商品だったとしても、このアイテムを”ついで買い”するだけで購入者は贈り主として名乗れるうえにギフトメッセージも送れます。
贈り主の名前がない(不審な)匿名の荷物が静かに届くよりも、誰々さんからのギフトであることがすぐにわかる荷物が届くほうが安心度もありますし。WIN-WINだと思いますよ、たぶん。たぶんかよ。
ここまでずっと、ほしい物リストを利用している仮定で書いています
手頃な価格のアイテムだけを購入して、配達先近くの営業所を探ろうとする悪い輩も引き寄せる可能性がなくはないことに留意が必要です
まあこれは一種の”手形”のようなものとして機能させられる性質も合わせ持っているので、必ずしも手頃な価格で準備する必要はないとも言えます。Amazonギフトカード封筒タイプなんかは下限1000円でギフトオプションありの商品としてリストに入れることができます。ハードルとしていい塩梅じゃないでしょうか。
おしまいに
贈り主名義のないギフトが届いた、ほしい物リストからニックネームでギフトを送ったつもりが匿名になってしまった、というケースからその理由とそれなりの解決策を書きました。
多少解決に役立ったんではないでしょうか。
リストを作る際は、リストに登録する受取先住所は「ニックネーム+住所の末尾に○○様方」方式に変えておきましょう(表札を出していないとそもそも意味ないですが)。もし贈り主の名義がない荷物がAmazonから届いても、宛先にニックネームが入っていたらほしい物リストからの注文だなと気づけます。それだけでも送りつけ詐欺かなと疑ったりしなくて済む確率を少しだけ減らせられます。そう、少しは……。
おすすめのリストの設定は、
- 受取人は普段のニックネーム
- お届先住所の氏名は「プレゼント預かり係(例)」
- お届先住所は番地や部屋番号のあとに○○様方をつける
これがおすすめです。
受取先住所(お届け先住所)を編集する│Amazon.co.jp
ギフト購入者の方は、贈り主の名義が表記されるようにギフト設定をオンにできる購入方法を模索していってほしいなとは思いますが、余計な出費がつきまとうことにもなりそうです。
受取人本人とコンタクトが取れるなら、「リストから買ったから、そのうち届くと思う」くらいのことを前もって伝えておくのがいいと思います。基本的にリストから何かを送ってもらっても気づきにくいですから。
基本的で思い出しましたが、ギフト設定にしたのにラベルに贈り主の名義が記載されなかったことがあります。それは缶ビールのケースをギフトとして贈ったときでした。

一応、購入時はギフト設定にチェックを入れられたんですが、届いたものを確認すると通常のラベルでした。ギフト設定とはって感じでした。ギフトメッセージは同封されたからいいっちゃいいですが。
そんな感じで〈Amazonほしい物リストから贈り主の名前がないギフトが届く理由とちょっとした対策〉という話でした。
おしまい。





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