今年もダラっとネットデブリを生成していく所存です。前を向いて行きましょう!
ということで、『紅殻のパンドラ』を観てきました。
去年の話です。
なつ「前向けよ」
──まあそう言わずに。
来週あたりテレビシリーズも放送するんですよ。あながち逸れた話でもないでしょうに。
電車に乗って梅田ブルク7ですよ。新宿でいうバルト9。ティ・ジョイ系列のシネコンです。ガルパンもここで観ました。
ドリンクカウンターの店員さんがお釣りを渡すときに手を添えてくれるんです。わかりますか? こう、まずドリンクやらポップコーンを渡してからお釣りを右手で持ってますわな。で、左手を伸ばす。すると店員さんの左手が私のの左手の甲をこう……、あ、これギャグじゃないですよ。
祝,『紅殻のパンドラ』アニメ化
『攻殻機動隊』の士郎正宗氏原作のギャグもの()、でいいんだろうか。ちょっと肩の力抜いたようなテイスト。
全身義体の女の子が出てきたりタチコマっぽいのがいたり、世界線が同一かはさておき世界観は近しいものになっている。すごいざっくりというと近未来のお話(ざっくり)
で、TVアニメシリーズ放送を控えたこの時期の一時間尺の作品としてどうかと言うと、プロモーションムービーとして観ればいいのか、0話いわゆる前日譚のようなもの(『UN-GO』因果論とか)として解釈すればいいのか、よくわからなかった作品でした。
不満だった点
劇場で観てからけっこう時間が経ってるから、都合よく記憶をねじ曲げた部分があるかもしれない。それを踏まえての不満なところ
- 音と手拍子のタイミングが合っていない。BGMも平々凡々でかつ流しっぱなしが目立つ
- 戦闘シーン、アクションシーンに入ってもどうにも熱が入らない
- ギャグが面白くない
ないないづくしですが、一つ目。
BGMとキャラの手拍子があっていない場面がありまして、そこはきっちりしてほしかったな。劇場版なんだから、というのも変ですが一時間分きっちりと作りこんだものが観たかった。
二つ目の理由。
今回には当てはまらないけども、熱が入らなかったり感情移入ができないのはいくつか理由が上げられるもので、
- 何のために行動しているのかが(視聴者が)理解できない
- キャラクターが最善の策をとっていない(もっと効率のいい策を視聴者が思いつく)
- 真剣味に欠ける、緊張感がない
今回は3番が頭に引っかかってしまいました。
ギャグで薄れてくるダメージ描写
ギャグ要素が強いとネックになってくるのが、「曖昧になってくるダメージ表現」です。
身内でドカドカ殴られたりしてデカいたんこぶができたり、バットで殴られて画面左上に小さくなって飛んで行ったり、そのくせに同じレベルの衝撃なのに別キャラだとあっさりお亡くなりになったり。そういうダメージの定義がいまいちわからないから、「なんで死んだの?」とか「どうせ平気なんでしょ」とか変なバイアスがかかる。
ギャグアニメにそんな現実の尺度を当てはめるなっていう意見はわからんでもないですが、私はけっこうそこ重視で観てるので無視できない場合も多々あるわけです。
第2話視聴,やはり分割構成でした【ここから追記部分】
第2話観てきました。やっぱり分割仕様でしたね。
コンビを形成して3話から本編といえなくもないですが、けっこう視聴者離れていったんじゃないかな、なんて考えてます。完全に余計なお世話ですね。
映画館でも感じましたが、バトル展開に入ってのっぺりしてます。
あの無能7人衆から逃げてるときも緊張感のきの字も浮かんでこないまま、ブリーフィングはさんで、さあブエル止めますよ!となっても全然ピリッとしない。コンテがよくないんだろうな。五組って『結城友奈は勇者である』とかでしっかり動かしてたのになあ。
(制作掛け持ちとかその辺りの事情があるんでしょうか?詳しいことは分かりません)
クラリオンにしても、ゲルコマに乗った福音(ねね)にしてもスピード感が全くない。レーザー光線避ける機動力ほんとにあるの!?
リポーターとかの出し方もねぇ……。
脱出エレベーターに乗り込むところの唐突な、突拍子もなく、脈絡無い湿っぽくなった雰囲気。弱すぎるクリフハンガー。
「ほっこり──」ははは。乾いた笑いすら出ないよ。
総評:すげーちぐはぐしてるな
第3話から新しい展開と新しいキャラクターが登場するでしょうから、なんとか調子上げて欲しいです。もしくは私が波長をあわせられますように。
おしまい。
コメント,ご意見など (中傷発言はNO)