ちょうど8話でPPPがライブやって、イワビーが「わーヒトがいっぱいだな」みたいなこと言い出すから、状況がさっぱりわからなくなって人類史にこじつけられるような要素も見いだせなくて、同じくしてブコメ(はてなブックマークのコメント)では「何言ってんだこいつ……」なんて言われてしまう始末。そんな理由で精神混乱をおこし続きが書けないでいたのだ。
もうひとつ、けものフレンズの制作Pのインタビュー記事を読んでいたら、考察にはげむ深読み大好きな人たちの存在を認めたうえで「豆腐を食べて欲しいと思い、”はい冷奴です”って出したものに対して”これは現代の不安を表してますね”なんて言われるのも不思議が感じがある」なんて発言があったりして、あまりにも無茶に騒ぎすぎているフレンズを諭すような気持ちが伺えたり。
はたして私が吐いた考察っぽい二本の記事は「練っ気のあるみずみずしさ」だったのか。
それとも「現代の不安の象徴」だったのか。
第8話「ぺぱぷらいぶ」
人前で・ヒトがいっぱい、の台詞がやっぱり気になるところ。PPPの誰かのPOVっぽいけれど、ここだけ画のタッチが違うし、引きで映るときは右の画像みたいに陰のシルエットになる。でもボスやかばんはお客さんの後ろ姿を見て「フレンズ」と呼んでたし。ここでまさかのコスプレ? さっぱりわからん。脚本ミスなら視聴者が台詞一つ一つに敏感なだけに相当痛いけど、どうなんでしょうかね。
ボスの性質も「?」ばかり。
ボスは管理システムガイドロボットな位置づけだと思うんだけど、実は悪い意思を持った機械端末で、ジャパリパーク支配に邪魔なかばんを導くように見せかけてセルリアンと鉢合わせさせあわよくば葬ってやろうと考えているんじゃないか説。2001年宇宙の旅おマージュ。
……こういうのが”現代の不安の象徴”なんでしょうね。THE いきすぎた勘違い。
箸休めの繋ぎ回だったのか?
アライさんのパークの危機発言もさることながら、PPPのダンスシーンでアイマス無印の25話のカメラワークを思い出しました。
桜trickのダンスよりこっちのほうが好きですね。
第9話「ゆきやまちほー」
ウラル山脈がモデルだと思ってたし主張し続けたかったけどもういいやー。
バイコヌール宇宙基地からロケットや衛生が打ち出されると周辺は急激に天候が変化する、ってネタがあったんだけどそれもまあいいや。
湯の花の近くにセルリアンが多い(キタキツネいわく)、ヒトの近くにはセルリアンが多い(ハカセいわく)。
カルシウムや鉄なんかとセルリアンは結合したがっているのかもしれない。イオンっぽいかたちしてるし。湯の花の成分と人体の成分と共通してる部分はあるけど、他のフレンズたちにもカルシウムくらいあるか。
このあと紫セルリアンはどうなったのか。なだらかなとこまで行って戻ってきたりしないのか? ゲームへの電力は水力発電によるものなのか?
ハンターという役職が出てきました。そして後には作家と探偵が登場。
6話では門番、7話で博士と助手。1話や2話にみられた、それぞれ自給自足テキな生活に比べると、どんどん人間らしく、連携など高度な共生っぷりになってきているような気がしないでもない。
第10話「ろっじ」
整備を放り出された施設。クレーン車が置きっぱに。右にはソーラーパネルのようなものが。
「嘘ついてるだろ」とサーバルを問い詰めるキリンと「私は嘘を言ったことがない(冗談は言う)」と主張するオオカミ。この主張的な「嘘(≒フェイク)」というキーワードが気にかかる。
「嘘ついてない」が嘘の可能性ももちろん疑ってかかるべきですが、昔よくやった”このなかで一人だけ嘘つきがいますゲーム”みたいにまとめるなら、
サーバルちゃんがセルリアンで、自分をサーバルキャットだと思っている。
になりますかねー?
あらら、「水槽の脳」が現実味を帯びてきましたよ。
この『遊星からの物体X』な感じ、ぞくぞくしますね。
観直すと、オオカミさんが「冗談」で結んでいたので、上の仮説はなかったことに。
オオカミさんの怖い発言のなかで「冗談」で否定してくれなかったのは、
- 「時間ごとボスが飲み込んでいたということ!?」
- やや唐突だった「やはり赤いセルリアン」
……のふたつ。まあ狼ですから、やっぱり嘘をついてるor最後だけは本当のことを言ってる、など解釈は無限大。
ミライさんメモから
- 以前のセルリアン問題のときからロッジは存在していた
- 先代サーバル(仮)とボスも同行中
- この同行不具合ボスがボイスメモなどの情報をほかのボス()と同期が可能なのかは不明
- 生き物や”生き物だったもの”にサンドスターが反応してフレンズが生まれる
- セルリアンは無機物と(サンドスターが)反応して生まれる らしい
- サンドスターには種類がありそう
- ミライさんたちヒトはジャパリパークの外から飛んできた(先代サーバル談)
- あのセルリアン(11話登場)は自己修復する
- (というか、誰がボスって名前を最初につけたんだ?)
などがわかります。内容はわかりませんけど。
ここはぞくっと怖かったですねー。『金田一少年の事件簿-学園七不思議殺人事件-』のトリックを思い出しました。
あとはキリンと先代バルの声優を野中 藍が兼役でやっているあたりも……。
海をずーっと沖に出ていくと、雲と水平線が描かれた壁にぶつかるんですよね。
といったところで噴火の音なのか雄叫びなのか、大きな音がして10話終了。
次が気になる巧みな各話の構成
EDが始まってガーンと出てくる”田辺茂範”の文字に「毎度うまいなー」なんてヤキモキしてましたが、これも次回の11話では……・
第11話「せるりあん」
一言でいうと、第11話「ちょうてんかい」
それくらいまたややこしくなったなあ。面舵きりすぎじゃないですか?
黒いセルリアン。”超巨大セルリアン”とは別物な気がする。でも最終回でもう一個セルリアン出したら流石に尺が足りないんじゃ……。
10話のボイスメモで語られたミライさん達が飛んできたであろう乗り物。と残骸。
両翼のラインがステルス機っぽく視えなくもないですが、尾翼の部分のかたちで別の飛行機かもしれない。ミリタリーはさっぱり。ミライさんって名前から日本人っぽいし所属も日本関係の組織のように考えがちですが、仮にアメリカ空軍的なところに日本人がいてもおかしくはないんですよね? ミリタリーさっぱり人間からの意見ですが。
この標石に記された「五合目」は標高500mだとか、山頂2000mの場合の1000mまで来たよ、といった意味ではなく、難易度として半分のところまで来たという意味で設定してあるらしいよ(ボス風)。レベル5みたいな。
富士山は山頂が3776mですが富士山の「五合目」は2305mの地点にあります。実はここまでは車で来れます。車で来れるんだからミニ飛行機くらい不時着してもおかしくない。
なつ「またいらんミスリードを」
向こうにうっすら大陸が視えますね……。
2周目説、2代目説も濃厚になってきました
EDでのクレジットの順番が変わっていたりシルエットがなくなっていたり、まるでルービックキューブの軸がひとつズレたような、何かあのタイミングで世界の理ががらっと変わったのかもしれないですね~。
アライさんが伝え聞いた”かばんさんの言葉”も実際は二人目の、いや私たちが知らない一人目(オリジナルともいうべき)の、一番目のかばんの言葉だったりするんでしょう。
ここでミライさんとかばんを重ねたのか一人目のかばんに重ねたのかわかりませんが、ボスは普通にいいボスでしたね。疑ってごめん。
枝が引っかかってボスが気合のバックをするシーン。
ここでボスが「パッカーん!」って言ったんですけど、これ10話のボイスメモでミライさんと先代サーバルが「セルリアンをやっつけようよ!パッカーーんって感じで!」と二人で言い合ってた口癖が移ってるんです。たぶん同行してたいろんなとこで二人は言い合ってたんだと思います。いまのサーバルとかばんが「すごーい」「食べないでください!」「食べないよ!」なんてやり取りをしてるみたいに。それを静かに後ろからボスは見てたんです。このガイドロボットには感情めいたものがあったんです。
いいトリオだったんだろうなあ、なんて想像。
さらに想像ですが、
意思が通じ合ったかばんとボス。ボスはパークじゅうのラッキービーストと緊急回線をつないで一緒に各地のフレンズたちも招集される。大団円。あ、あかんわ、パーク広すぎて時間が合わない。24時間テレビのエド・はるみみたいになっちゃう。
まあこのへんの整理はまた後日(ミライさん風)
OPのラスト
あのカメラがナメでずんずん上がっていくところですが。
この木のロープをみんなで引っ張るんかなーて思ったんですよ。セルリアン倒すために。
最終回の全員集合。私の大好物ですけど。
でももうひとつ解釈思いつきまして。
10話ラストの船着き場──あそこ、ボスがサンドスターの前で緊急避難警報発したときに「最寄りの避難場所は日の出港」って言ったでしょう。OPもカメラがぐわーと引っ張り上げていったらご来光──”日の出”という。
だからこれはフレンズのみんながかばんを海に送り出してあげてるところなんです。オグロプレーリードッグが作ってくれた木製の椅子とかを土台にイカダなんか作ってね。ギンギツネの手に板があるのもそれなら納得。そんな解釈も……ありです。
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