fire HD 10でkindleやDMMブックスを読むときに便利な無線テンキー「IC-KP08」を紹介します

「IC-KP08」をDMMブックスで使うときの配置
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kindleやDMMブックスで購入したマンガは基本的にfireタブレット(fire HD 10)で読むことが多いのですが、ページをめくるのにいちいちディスプレイをタッチしたりスワイプするのがまことに面倒くさいなと思うようになってきました。なってきたというか、かなり前からこの悩みはかかえていたのですが。どうにか解消できないかとVRリモコンなどを導入して環境改善を試したりしていました(冬の寒い時期とか、かけ布団から手を出すのも嫌で嫌で仕方なかった)。

で、ようやく安定した快適さを手に入れた感触があるのでちょっと紹介したい所存。

紹介するデバイス(というかリモコンというか)は2つありますが、読む媒体や使用頻度などからどちらかを選ぶ参考にしてもらえれば。

では、始めます。

現在のマイ環境
  • fire HD 10(第11世代)
  • DMMブックス+(アプリ読み)、kindleアプリ
  • Wi-fi接続読み(ダウンロードあまりしない)
  • 「IC-KP08」使用

使用端末はfire HD 10(第11世代)です。そのつもりで読んでください

kindle向けのリモコン、エレコム「JC-XR05BK」

1つめはエレコムのVRリモコン「JC-XR05BK」。これはkindleを読む方には推奨できる製品です。もとは「VRグラス」と一緒に使う製品ですが、エレコム公式やAmazonで単品販売されてます。

ちょっとややこしいですけど、本記事の「kindle」は電子書籍(kindle版)そのものを指しています。AmazonデバイスのKindle,Kindle Paperwhite等のことではありません

eBookJapan楽天マガジンなどの読書環境で使えるのかは試験していません。あしからず

Kindleの「音量ボタンでページを送る」方式を活用する

kindleアプリには「音量ボタンでページをめくる」という設定があります。

この設定をオンにすると、音量上げボタンで次へ、下げボタンで前へページをめくることができるようになります。この設定を活用して、「JC-XR05BK」の音量ボタンを操作してページをめくります。

「JC-XR05」をkindleで使うときの配置

音量ボタンのあるイヤホンで代用もできる

実はリモコン付きのイヤホンなんかでも同様の操作が可能です。

でも有線のイヤホンだと布団の中までケーブルは届かないし、そこまで耐久性があるかもわからないので連打して負荷をかけづらいなというのもちょっとした懸念点ではありますね。

お金をかけたくない方への代案として知っておくといいでしょう、という感じで一応言及。

音量ボタン以外のページのめくり方

「JC-XR05BK」の上部にもボタンが付いていて、クリック・タップと同じ操作が可能です。画面の「タップをするとページを送れるエリア」にポインタを合わせて上部のボタンを押すことでもページをめくることができます。好みで使い分けが可能ですが、私はあまりページめくりには使わないですね。

その他のボタン機能

音量ボタンでの操作以外には、スティックによるマウスポインタの操作やクリック・キャンセル等が可能。これら8つのボタン操作で、ブラウジングやプライムビデオを再生したり停止したり、別の作品を再生したりということまでできます。

ただし、スワイプ系の動きや細かい動きは不向きで、それぐらいの操作ならタッチ操作でささっとやったほうが断然早いです。

やはり真価を発揮するのは、繰り返しタッチをしないといけない場面で、面倒なタッチの工程を簡略化したいとき……に尽きます。

つまりkindleで小説や漫画などを読むときですね。そういう条件下なら、「JC-XR05BK」はけっこう快適度を上げてくれると思います。1000円ちょいで買えます。

その他のメモ

・減点ポイントという程でもないですが、ボタンを押すたびにカチカチと音がします。図書館で鳴らし続けたら半径3mの範囲から白い目で見られるくらいの。一人暮らしとか一人部屋だとなんの問題もないですが、すぐ横で寝てるのにカチカチ鳴ると、気になる方はいるかもしれない。

DMMブックスのユーザーは買っても役に立たないと思います。将来的にDMMブックスのアプリがアップデートして、リモコンに対応する可能性はありますが……。

・駆動方式は単4電池:2本。30分ほど無操作状態が続くとスリープ機能で電源が落ちます。寝落ち読書に優しい設計。

・fireタブレットとの接続はBluetoothでおこないます。「JC-XR05BK」の電源を入れて、fire側でBluetoothをオンにしてペアリングを実行するとすぐに使えるようになります。

DMMブックスのユーザーにおすすめしたい、iClever「IC-KP08」

2つ目、iClever製の「IC-KP08」

「IC-KP08」と「JC-XR05」のサイズ比較
画像の左側が「IC-KP08」

エレコム「JC-XR05BK」はDMMブックスでの操作には上手にハマらないというか、まともに動かないことから対策を考えているときに、以前このデバイスを購入していたのを思い出しました。

もともとはイラスト界隈で「左利きのための”右手デバイス”」として脚光を浴びた製品で、左手デバイスの用途のなかでも比較的安価に手に入るのでニッチな人気があります。正確な位置づけは無線テンキーです(もうむちゃくちゃである)。

セール時だと2000円ちょいで買えます。

AmazonではAmazon倉庫発送のマーケットプレイス商品ですが、販売元はThousandshores JP(サウザンドショアスjp)であり、iCleverの親グループです。だからiClever公式といえば公式です。変な問屋とかではない。

「IC-KP08」の接続方法もBluetooth方式です。接続手順は「JC-XR05BK」のときと同じ。ドライバのインストールは不要です。

同シリーズを書い間違えないように

ほぼ同じ形状の「IC-KP09」という商品もありますが、こちらは2.4GHzワイヤレス接続タイプで、Bluetooth接続ではないので買い間違いに注意してください。

Type-AのUSBポートがないipadやfireタブレットでは「IC-KP09」は利用できません

私はどちらかというとkindleよりもDMMブックスのほうが購入冊数が多く、特に漫画はほとんどDMMブックスで購入しています。次巻への移動のしやすさ(シリーズの読みやすさ)は明らかにDMMブックスが上ですから。この点、kindleは”終わって”います。

そんな愚痴はともかく、kindleだけじゃなくDMMブックスでも電子書籍を読んでいる、またはDMMブックスでしか読んでいないという方には、最近重宝しているiCleverの「IC-KP08」を”ページめくりのリモコン(ページターナー)”として使うことをおすすめしたいです。

操作はテンキーがメイン

「IC-KP08」はテンキーとtabキーで移動できる範囲のみの操作となります。

とはいえ、基本的に任せたいのは遠隔操作によるページ送りなので、タッチ操作のほうが早いところはガンガンディスプレイをいじっていきます。

「IC-KP08」をDMMブックスで使うときの配置
Bluetoothで接続した初期状態。ボタンの機能配置はいじってません
  • 「4」……次のページ、左に移動
  • 「6」……前のページ、右に移動
  • 「7」……本編の最初に移動
  • 「1」……本編の最後に移動
  • 「Enter」……決定など
  • 「ESC」……戻る、階層をひとつ上がる

読むときに使うのはこのあたりですかね。

バッテリーの持ちはいい

比較ポイントとして「IC-KP08」のほうはバッテリー仕様です。充電ポートはType-C接続(発売当初のMicroUSBから、Type-Cに改良されました)。

1日の使用時間によりますが、本来はテンキーですしそれなりに長持ちします。それなりに。仕様書によると1回のフル充電で40時間ぐらいは使えるみたいです。

【追記】:Perfect Viewerでの使用感と対応具合

「『Perfect Viewer』でも「IC-KP08」って使えますか?」という質問をいただきまして、実験結果(?)をちょこっと追記します。ちょこっとlab.

実は、恥ずかしながら「Perfect Viewer」なるアプリを知りませんでした。どこかで目にした機会はあったかもしれませんが、そういうのがあるんだレベルで忘れていたので検証のためにダウンロード。Googleストアだと無料ですが、fireタブレットはAmazonアプリストアからしか手に入れることもできず、299円なり。

使用用途としては、内部/外部ストレージに保存したテキストや画像ファイルを閲覧できるアプリ、ビューアーです。自炊からpdfデータまで、対応している規格はかなり多め。

教わったことの受け売りですが、FANZAブックスや同人の.zipファイルをローカルに保存してPerfect Viewer上で読み込むことができるそうで。私はDLsiteで購入したマンガ()はWebブラウザ上で読んでましたが、zipをダウンロードして『Perfect Viewer』に流せば、FANZAで買った作品の隣にDLsiteで買った作品を並べてすぐ読めるような状態にするのも可能になるかも……とちょっと期待してみたり。

で、話が長くなりましたが、操作感はこんな感じですという動画を撮影してPerfect Viewerユーザーに見てもらったところ、好感触でした。たぶん、ちゃんと動くと思います。

送った動画はこちら。

普段「Perfect Viewer」で読書されている方々、どうでしょう。テンキーのもそうですが、tabキーがけっこう活躍してくれるんじゃないかと思っています。

この動画で気に入っているのは、「ESC」キーを押す前に一度指を動かしていまから押すのは「ESC」キーですと示しているところ。いいホスピタリティだと思いませんか。

質問くださった方がFANZA同人ユーザーということをついインターネットに公開してしまったが悪しからず

「Perfect Viewer」に関する追記、おしまい。

ここで「ちょこっとlab.」を見事回収

Fire HD 10で使ってみての比較

「IC-KP08」と「JC-XR05」のサイズ比較

最後にふたつの比較で締めて、筆を置く。

対象のアプリの比較

  • 「JC-XR05BK」……kindleには使える
  • 「IC-KP08」……kindleでもDMMブックスでも使える

読書するサービスで決めましょう。

操作感の比較

  • 「JC-XR05BK」……ボタンの音が少し気になるけど、手で握った感触はいい
  • 「IC-KP08」……手のひらサイズより少し大きめ、ノールックだとたまに押し間違い

使いやすいのは「JC-XR05BK」のほう。といっても83点と80点ぐらいの僅差というか、明らかに大きな差があるわけではないです。慣れの問題かもしれないし。

慣れました。「IC-KP08」でも布団の中で十分取り回せます。

「IC-KP08」は次ページに進むボタンのすぐ上と下に「本編の最初に移動」「本編の最後に移動」(キーボードでいうところのhomeキーとendキー)があるので、うっかり押してしまうと読んでいたページまで戻るのがちょっと面倒というのがあります。階層が上がったりしているわけではないからほんの少し手間なだけなんですけどね。いまはそれをどう回避するか対策検討中です。

あと、「IC-KP08」は長押しでズイズイページを送ることも可能です。あとあと、打鍵が静かです。

価格の比較

  • 「JC-XR05BK」……910円~1099円(Amazonのセール時)
  • 「IC-KP08」……2078円~2680円(Amazonのセール時)

ほぼ2倍の価格です。

「IC-KP08」はスマイルSALEでは定期的に2000円ちょいに値下がりする商品です。そこまで急いで買わなくてもいいタイミングは来るかと。

私はクリスタで何か描くときにも使用機会があるから(というかそれ目的で購入した)副産物としての「DMMブックス用のリモコン」だったわけですが、ページ送り専用機に2000円はお金出し過ぎじゃないかって気持ちがなくはない。でも、そこまで損もしないと思う。

kindleもDMMブックスも、どっちの媒体でも読むよって方はそこまでお高い感じでもないですかね。うまく別の作業にも活用できればいいですが。

接続方法と電力

  • 「JC-XR05BK」……Bluetooth接続、単4電池2本
  • 「IC-KP08」……Bluetooth接続、リチウム電池(充電式バッテリー)

携帯のしやすさ、接続感度は同じくらい。不満を感じたことはなし。

おしまいに:大は小を兼ねるってことで「IC-KP08」をすすめる

これぐらいまとめておけばいいしょう。え、動画で使い勝手が見たい? なるほど。 

やっぱり物理ボタンの安心感ですよね~、などとおじさんみたいなことを言いつつレビュー総括です。

kindleオンリーなら「JC-XR05BK」。導入コストを安く抑えられるぞ。安いなりだが。

DMMブックスもkindleも読むなら「IC-KP08」。いつか左手デバイスとしても活躍してくれると祈って。拡張性が高い(?)のは「IC-KP08」なので、もうちょっといじって便利な使いやすさを模索しておきます。

そんな感じで〈fireタブレットでkindleやDMMブックスを読むときのページめくりに使えるBluetoothの無線テンキーがいい感じ〉というお話でした。

おしまい。

関連リンク

DMMブックスのアプリをFireタブレットにインストールする方法

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