DLsiteの18%OFFクーポンの有意義な使い方、15%OFFクーポンとの使い分けを考える

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DLsiteでよく配布されるクーポンのなかに、【1作品から使える15%OFFクーポン】と【3作品から使える18%OFFクーポン】があります。たまにCG・マンガ限定だったりしますが、対象の範囲についてはちょっと横に置いておいて。

クーポンが手に入ったときに考えるのは、15%offと18%offどっちを使うのがいまの自分にとって最適解なのかということ。

また別のところでは、【3作品で使えるクーポン】が配布されてないから(1作品で使えるクーポンは使わずに)作品の購入そのものを見送ったりすることがあるが、あれはそこまで正しい選択なのか、と。お買い得というテーマで合理的なのか、そんなことを考えたりします。もう15%OFFで買っちゃってもいいんじゃないかと。

で、今回、数字をしっかり入れてどれくらいの差が出るのかを知っておこうと思いました。結論から言えば、「【3作品で使えるクーポン】を使いたいがためにあんまり買いたくもなかった作品を買う作戦」が功を奏すパターンはかなり少なそうだ、ということでした。

では始めます。

8月に入り、【3作品で使える18%OFFクーポン】ではなく【合計2000円以上で18%OFFクーポン】という本記事の存在意義を根底から揺るがすクーポンが登場しました。無に帰りそうです。

【3作品から利用可】クーポンを使うのが本当に大事か?

いまこれを書いている最中に配布されているクーポンをスクショしました。全作品に使えるクーポン。けっこうな頻度で配布してくれます。

これらはスタンダードなクーポンだと思います。

買いたい作品が3つ以上あるときは、私も普通に【3作品で使える18%OFFクーポン】を使います。これはいい。

今回取り上げたいのは、「本命+枠埋め+枠埋め」という構成にしてまで18%OFFクーポンを使おうとするパターン。これって全然得になってないよなというのが、問題提議というか私の主張ですね。

「枠埋め」とまでは言わなくとも、買うのはもう少しあとでもいいしなんなら今年中に聴くかもわからないけどなあ、ぐらいの関心の薄いやつ。ありますよね、知ってますよ。

そういった「ついで買い」で新たに生まれる購入コストと【3作品で使えるクーポン】を使えるようになった恩恵(割引額)を比較すると、ほんとに得をしているのか、あるいは損をしているのかがわかると思うんです。

そこをちゃんと考えてみましょうということです。ここまで、全然話が進んでいません。

上記の状況とは違い、買いたい作品が”正しく”複数ある場合(「本命+本命+気になってた作品+お試し」みたいな)、クーポンを使いたいからカートに入れる作品を増やすという消費行動には該当しないと思います。そういうときは割引率が高い【3作品で使えるクーポン】を使うのが全会一致で正解でしょう。ガンガンいこうぜ

クーポンを使ってお得になるのは、本命がある程度高額の場合に限られる

さて、「お得になる」とはどういう状況を指すのか。

ここでは、本命だけを15%OFFで購入するよりも、ついで買い含め3作品を購入したほうが実質的な支払いが少なくなっている状態と定義します。

ひとまず本命の作品を10000円と仮定して、「本命+枠埋め+枠埋め」を「10000円+X+Y」と置き換えます。『Synthesizer V Studio Pro』がこれぐらいの価格だったはずです。

もし【1作品で使える15%OFFクーポン】を使って購入していたら、15%OFFで8500円ですね。実質の支払額は8500円です。

一方、【3作品で使える18%OFFクーポン】を使う場合は、18%OFFで支払額は8200円です。

3%の差に収まる「ついで買い」が要求される

8500円と8200円の差(15%OFF適用と18%OFF適用の差)は300円でした。

この300円の割引を発生させるために追加で2つの作品を購入しないといけません(状況的に「しないといけない」と表現してます)。X+Yの価格が300円に収まらないと、15%OFFで買ったときよりも支払額が大きくなりますので”お得ではなくなります”。

ただし、このXとYにも18%の割引がかかりますから、割り引かれたあとの合計金額が300円になれば良しと言えます。なので、

割引前価格で「X+Y<366」

これがボーダーラインになります。

作品数の多いDLsiteですから、探せばふたつで366円のセットを作るのはそこまで難しくはありません。安い順にソートすればすぐに見つかるでしょう。

しかし、これは本命が10000円という比較的高額商品を想定したからこそ、割りかしありそうな話に落ち着いているところがあります。

本命が1200円のケースを考える

続いて、本命の価格を1200円に設定してシミュレーションします。1本1200円……音声作品が作品独自の割引をしたときの平均的な価格やや上といったところでしょうか。欲しいと思った作品なら特に躊躇もなくポンと出せる金額と言いますか。

先程の式に代入するだけなので、さくっといきます。

「本命+X+Y」は、「1200円+X+Y」になりました。

15%OFFだと1020円、18%OFFなら984円。その差は36円です(割引額:210円-186円)。割引前価格に直すと44円。

今度はX+Yを44円で収めないといけなくなりました。

割引前価格で「X+Y<44」

「まだいける」と思うか、候補2つを探している時間が無駄になってるなと考えるかはあなた次第です。私はこの計算をしてから考えるのを止めました。これなら私は15%OFFクーポンを使って本命一点買いとします。

そもそもの話として、15%OFFと18%OFFは実はそこまで大きな影響が出るものではわけではありません。少額だったらなおさらです。

「3%」と「3作品」の並びから、「9%」という数字がおぼろげに浮かんでいたようです。

おしまいに:無理に枠を埋めるくらいなら15%OFFを使って本命だけを買うのがベターです

今回シミュレーションはあくまでも「本命+枠埋め+枠埋め」というちょっと特殊なケースでした。18%OFFクーポンを無駄にしたくないが優先して、無為に購入点数を増やしてしまうパターン。これはあんまりいい結果に転がるのは少ないなというのが一応の結論です。少ないというか、条件がかなり限られた範囲であるというか。

DLsite的には、18%OFFクーポンを使ったほうがお得ですよという雰囲気で寝技に誘うようについで買いに持ち込み、全体の売上を伸ばしていく戦略なんだと思います。出版社の収支バランスが、人気作が8割9割稼いでいて不人気作や新規作品を支えカバーリングしている構図に似ているような気もします。現時点は「ついで買い」という動機で手を伸ばされる作品も確実にあるはずで、そういう作品が将来的に誰かの本命になって別の「ついで買い」の機会を作り出していく。そんなサイクルもまた素晴らしいですね。白々しいな、おい。

そんな感じで、〈DLsiteの18%OFFクーポンの有意義な使い方というか比較〉というお話でした。

おしまい。

PS.何やら見慣れないタイプのクーポンが発行されました。【合計2000円以上で利用可、全作品で使える18%OFFクーポン】……。これは新しいラインナップになるんでしょうか。

それなりの価格の作品なら単体買いでも使えるクーポンですね。まあ私は単体買い推進派だったので一向に構いませんが。

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