私もついにクリスタデビューです。
イラストソフトにお金を出すふんぎりがつかなくて、ブログで使う用の画像やイラストをGIMPとペイント3Dで騙し騙し描いてきたのですが、ようやく重い腰をあげCLIP STUDIO PAINT PROを買いました。
パッケージ版とダウンロード版で迷っているなら、断然私はダウンロード版をおすすめします。
なぜPROでなぜダウンロード版なのか、お金を無駄にしない買い物のためです。
なにはともあれ、CLIP STUDIO PAINTのダウンロード版は安い
第一の理由は、ずばり安いからです。
パッケージ版とダウンロード版に機能の差はありませんが、それぞれの価格はパッケージ版が8000円、ダウンロード版は5000円。
実に3000円の金額差があります。3000円あれば色々できます。資料本を1冊買うか、設備のブラッシュアップに充ててもいいですね。
Amazonでは公式ガイドブック付きのパッケージ版が販売されていますが、この公式ガイドブックもKindle Unlimitedに加入していれば無料で読めます。まだKindle Unlimitedに加入した経験がない方なら、新規限定の30日間お試し期間中に読めば別経費もかかりません。
ガイドブックのほかにも、Kindle Unlimitedにはイラストレーターに役立つ読み放題の良書がたくさんあります。10冊までは手元にキープしておくこともできます。
ダウンロード後、すぐに始められる
第二の理由、ダウンロードしてすぐに触りはじめられる利便性。
パッケージ版を通販で購入すると、モノが到着するまでの時間待たないといけません。ヨドバシカメラなんかで直接買って持って帰るケースはこれに該当しませんが。家電量販店は少し割高なんじゃないでしょうか。どうでしょう、あまりテキトーなことは言ってはいけない
箱とか取っておけばなんとなく安心できる特殊性癖の方でなければ、データのみのダウンロード版が部屋の場所も取らず、良いです。
どうしてPROのダウンロード版を選んだのか
まずはじめに、高性能かつ多機能なEXはさすがに永遠に使いこなせなさそうだと判断しました。
お安い方のPROでも私には十分高性能です。
仮にぐんぐん実力がついてEXでアニメーションなどを描きたくなったとしても、EXへのグレードアップの料金はPRO版との差額だけです。
ダウンロード版の料金でいえば、EXは単品で23000円ですが、PROを持っていればその差額分の18000円でEXが手に入ります。まったく損しない料金設定はありがたい。これがほとんど決め手になってます。
買い切りだと2年後も5年後も使える
反対に、半年後は触っていないかもしれないのにどうして買い切りを選んだのか(月額タイプにしなかったのか)、という理由は、買い切り商品のほうが気が楽だったからです。これは購入者によって感覚が違うので全員に当てはまることじゃなく、やや個人的な理由かもしれません。
PRO版の買い切り5000円と比較すると、PRO版の月額利用プランは
- 1デバイスプラン(月額480円)
- 2デバイスプラン(月額800円)
- プレミアムプラン(月額980円)
- スマートフォンプラン(月額100円)
とプランごとに価格設定が異なります。
※デバイスの利用範囲は以下の通り。
1ヶ月480円、11ヶ月目でほぼ同じ支払い額になります。
CLIP STUDIO PAINTを使いたい月だけ契約できるショート契約で、年割りもあるのですが、毎月一度や二度はちょこちょこ触ったりするかもしれませんし、「来月は停止に切り替えて一ヶ月触るの我慢しようかな」なんて考えるのはけっこうしんどいです。クリエイターは選択疲れをできるだけ避けないといけない。
どっちがいいのか悩むコストに振り回されることを考えると、一思いに買切っておいたほうが集中できるし、気も楽かなと思いました。
一括で5000円払ってしまえば5年後も10年後も財布を気にせず自由に使えるのですから、断然買い切り推奨です。
リクープラインがわかりやすい
もうひとつの理由として、リクープラインが明確だという考えもあります。
リクープラインというのは損益分岐点のことです。ここからはコスト分を取り返してプラスになっていくるボーダーラインを指します。
一度買いきれば、クリスタに使った経費が5000円で固定されます。このさき素材やブラシを購入することもきっとあるでしょうがともかく、最初の5000円をクリスタで稼げばあとはもう永年無料で使える機材をゲットしたようなものです。
5000円稼げばそれで良し、クリスタを買った意味はあった、と思えるラインを知っておけば最初の目標が定まります。
販売でも依頼でもなんでもいい。5000円、決して無理じゃない。……と自分を奮いたたせる。
元手は少ないに限る
そんなわけで、ダウンロード版をおすすめする理由をみっつほど書いてきました。
CLIP STUDIO PAINTはダウンロード版がおすすめ派です。大事なことなので。
次項からは、ダウンロード版の購入からインストールと起動までの解説です。
CLIP STUDIO公式サイトでダウンロード版を購入する
アニメ作りなどはEXのほうが創作はスムーズに捗るようですが、イラストだったらPROでも良いでしょう。当分はイラストを描くつもりの私もPROにしました。
CLIP STUDIOアカウントを作っておこう
アカウントの作成はCLIP STUDIO PAINT購入前でも購入後でも構いません。
しかし初回起動時にはアカウントでのログインが必要になります。さきに作っておいたほうがすんなり進んで楽でした。
メールアドレス、ハンドルネームとパスワード、最後に生年月日を入力すればアカウントの登録完了です。
ストアでダウンロード版を購入
購入方法はクレジットカードやコンビニ支払い、Amazon payが対応しています。Amazonギフト券をチャージしてお得に買物ができる方法を別記事でも書いてたりします、読むと得するかもしれません。
ともかく購入完了。
注文番号とシリアルナンバーが記載されたページに飛びます。同様の内容のメールも届きます。
ダウンロードページに移動
メールに記載されたURLから、もしくは購入画面のボタンから「ダウンロードページ」に移動します。
環境OSに合わせて、インストーラーをダウンロードします。
左が初回ダウンロード用、右はバージョンアップ用です。初めてなら左から自分の環境に合ったものを選びます(私はWindows版)。
インストーラーを起動して、言語設定や保存場所を決定します。クリスタのショートカットがデスクトップに出現していると思います。
インストールできたらCLIP STUDIOを起動しよう
CLIP STUDIOのショートカットを起動すると追加素材のダウンロード指示のダイアログが出ますが、ダウンロードは後回しにすることもできます。
ひとまずはクリスタのペイントを起動します。
左上にある「PAINT」をクリックして一番下のボタンを進みます。
「アカウントでログイン」
さらに、「シリアルナンバーの入力」をおこないます。購入画面に記載されているシリアルナンバーを入力します。
最後に「起動する」で完了。
上のようなステータスダイアログが表示されたらOKです。
無事、クリスタを起動できました。
あとは絵を描く鍛錬を積んでいくだけです。頑張りましょう!
次回からは自動ログイン
次回からは最初からログイン状態になっており、クリスタも一発で起動されます。
ファイルから開いてPAINTだけを起動させる方法もあります。
ダウンロードしただけでは絵は上達しません
ダウンロード版のススメとCLIP STUDIO PAINT導入方法、以上です。
資料代にお金をかけましょう、といった手前、一冊くらいは紹介しないといけないなと思うので、CLIP STUDIO PAINTの使い方を学べる教則本を載せます。Kindle Unlimited本じゃないけど、一読の価値ありです。
パースのとり方とか人間の骨格がどうとか髪の動きとか皺の描き方とか、そういった「絵の技法」は載っていません。あくまでもCLIP STUDIO PAINTでこういう便利機能があるよ、という内容の本です。Q&A形式で調べたい箇所にリーチしやすく、実際のクリスタを触っているところのキャプチャが多めです。
そして、いま読んでいるのはこっち。
こちらは解説がイラストの挿絵とキャプチャが半々くらいで、導入で知っておくべき板タブ液タブの説明など、順序よくクリスタでできることや便利な機能の解説が進んでいきます。
実践編として、人物メイキングと背景メイキングの手順が掲載されていてなかなかの読み応えです。半分ちんぷんかんぷんですが。これも良書。
それでは良きクリスタライフを。
おしまい。
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