JTFT2019の開催がすぐそこまで来ている。
「ねと/らぼもアニ/メイトタイムズもまんた/んウェブもアニス/タも取り上げないってんなら不肖ながら私が取り上げますよ!」と意気込む自分に気持ちよくなってたら、公式が──というかgossoさんが決済の詳細を、けろりらさんがCM動画を発表したりして、もうアナウンスする事項もなくなりました。筆が遅いのに腰も重いから、どこにいっても使い物にならない私。
書くものもなくなったし、いっそ方向転換して「BOOTHでの購入にはpixiv IDが必要なんだぜ。いまのうちにアカウントを取得しておけば当日の買い逃しもないぜ」って話と、いち視聴者として今回のイベントについて思うことを書いてみようかな、と。周知って大切だなみたいな話。
その前に簡単なイベントの概要。
- 催し内容……アニメーターが自らデザインしたTシャツを日替わりで販売
- 期間…………10/7から11/15まで
- 販売場所……ネットショップ作成サービス「BOOTH」の購入ページ
- 価格…………一律3000円(+送料340円)
- 主催者………studio_gosso(アニメーター)
参加アニメーターは監督に原画に制作進行、ベテラン勢から新進気鋭勢・自称JKを含むSNSで集まった40名。なんともインディペンデントな風変わりイベントです。
公式のページはここ↓
そして、購入ページがこっち↓
あなたのお気に入りのTシャツがきっとみつかる。
BOOTHでの買い物にはアカウント登録(pixiv ID)が必要です
なにはともあれ、BOOTHで何かを購入するにはpixivにログインする必要があります。
つまり会員登録(pixiv IDの連携)が必須です。いきなりメンドウなお知らせですが、当日あたふたしないよう事前に登録を済ませておきましょう。
「えっ? 会員登録しないと買えないの? なんかよくわかんないし、めんどくさいな、買うのやめるか」
となった機会損失の事案が過去にいくつあっただろう。「よくわかんないな」ほどの大敵もいないと思う今日このごろです。
まあ、実際はそんなに難しくないです。ニックネーム、メールアドレス、パスワードを入力するだけ。5分以内に終わります。DO,IT!
ログインと会員登録の方法についてはこっちでも書いてるので、ご参考に。
>>FANBOXログイン方法とクリエイターページの作り方。絶対にやっておいてほしいこと
会員登録およびログインが済むと、次は支払い方法の選択です。
BOOTHの支払い方法は大きく5種類
BOOTHで利用できる支払い方法は
- PayPal決済
- クレジットカード決済
- 楽天ペイ
- 銀行決済
- コンビニ決済
──が現在用意されており、私は大抵PayPal決済かクレジットカード決済を利用してます。
18歳未満の方は楽天ペイか、銀行決済/コンビニ決済での支払い方法を選択することになりますね。
18歳以上の方ならすべての支払い方法から選択できますが、個人的にはスマートフォンがあればどこに居ても1分未満で決済が完了するPayPal決済を推しておきます。
以下、簡単な説明。
PayPal決済は便利
PayPalというのはオンライン決済サービスです。ペイペイじゃないです。
PayPalは、以下の銀行口座(※)を持っている方や、クレジットカード(JCB・アメリカン・エキスプレス・VISA・MasterCard)所有の方なら利用できます。
クレジットカードを持っていない方でもオンライン決済に利用できるのがメリットです。しかし、繰り返しますが18歳未満は利用できません。個人使用なら審査もなく、こっそり登録できるという話も聞きますが、公式の規定では利用不可と明示されてますので、不可と言っておきます。作るなよ、絶対作るなよ。
PayPal側の準備から始めましょう
PayPal使いたくなった人はPayPalでアカウントを取得(無料)しましょう。詳しくは公式のヘルプを参照してもらいたいですが、別に難しいことはないと思います。
支払い用の引き落とし口座orクレジットカードの設定が完了したらPayPal側の準備は完了なので、あらためてBOOTHの購入ページに移動します。
BOOTHの購入ページでpaypalアカウントを登録
「Paypal決済」にチェックを入れて、「PayPalアカウントを登録」をクリック。
クレジットカード(または銀行口座)への紐付けの確認画面に移動するので、間違いがなければ画像下にある「同意して支払う」ボタンをクリック(※クリック後は支払い方法選択画面に移動するので、このアクションで支払いが確定したりはしません)。
支払い方法選択に戻ってくると、「ご注文確認へ」ボタンに変化しています。
クリックして注文確認画面に移動します。
「ご注文確定」ボタンで購入完了。PayPal決済だと利用手数料はなしです。
オススメです。
BOOTHの購入にはクレジットカードも便利
例によって対応しているブランドはVISAとMasterCardのみです。
購入にはカード情報の入力だけでOK。一括払い。こちらも利用手数料はなし。
「pixivでクレジットカード使うのはちょっと怖いな……」という方はPayPal経由、特に気にならない方はそのまま直接カード決済──住み分けとしてはこんな感じでしょうか。
クレジットカードのススメ
簡単に誰でも作れると謳われる楽天カードを推しておきます。
新規契約と楽天カードの利用で5000円分のポイントが手に入るのでけっこうオトクです。
話が逸れてきたので、このへんで。
銀行/コンビニ決済は少し手間
BOOTHで注文後、コンビニ(or銀行)に直接出向いて、現金による支払いを行います。
クレジットカードは使いたくない、PayPalも登録したくない、という方は銀行/コンビニ決済でいいと思います。あとは18歳未満の方もほとんどこのパターンになるでしょうか。
商品購入から支払いまで(コンビニ編)
注文確認メールに表示される各種番号かQRコードをコンビニに持っていきます。対応しているチェーンストアは、ローソン・ファミリーマート・ミニストップ・セイコーマートです。
loppiなどの端末で申込券を発行し、それをレジに持っていき購入代金の支払いを行う。
これだけです。
(※「お支払いは現金のみ利用できます」との記載がヘルプページにあるので、おそらく電子マネーの類は使えないと思います)
支払期限は注文日翌日から3日(入金がないとキャンセルになる)以内となってます。
とりあえず注文を入れる→3日以内に入金するかどうか再考、ということもルール上可能ですが、キャンセルが増えるのは販売側の負担にしかならないので、失礼のない購入マナーを心掛けたいところです。
楽天ペイ
キャッシュレス決済が可能なアプリの楽天ペイですが、こちらもクレジットカード必須のサービスなので、これまた18歳以上が対象ですね。
フリマの売上を楽天キャッシュ経由で使うみたいな、回り道がもしかしたら可能かもしれませんが、そのためにいろんな準備するのは率直に言ってメリット少なめな気がします。
楽天ペイでの支払いが適しているのは、対応しているクレジットカードをすでに持っていて、QR決済のためにコンビニに出向いて上乗せ還元1%をとれる人じゃないでしょうか。わざわざ購入のためにコンビニに行くのは流石にちょっと狂気を感じるので、いったん注文だけ済ませて、三日以内に何かのついでにコンビニに寄って支払いを行う、といった流れになると思います。
先述のクレジットカード決済に使用していたカードが楽天カードだった場合、楽天ペイをインストールして普段の支払い方法からまるごと切り替えてしまうのも一つの手かもしれません。
支払の方法は以上です。
お届け先の指定~注文確認(送料や配送について)
お届け先の指定ですが、ここは個人問題なので割愛。
今回の販売アイテムは「Tシャツ(白)」に分類されるので、
──となります。自信はないです。間違ってたら修正します。
参照リンク>>送料はいくらですか?│ pixiv factory
日本郵便の配送ならば、営業所止め・郵便局止めも可能です。
pixiv FACTORYの購入は毎回の送料がかかっちゃう
今回のイベントは毎日日替わりという性質上、購入ごとに会計が分かれてしまいます。なので、送料も毎回発生してしまい、そこがちょっとネックですね。仮に別日で四着買えば、送料は1360円です。
FACTORYの製造は受注後に制作という工程なので、ブースが同じでもラインが別と言えば別なのでしょう。
これがもしBASEで販売していたらまた違った料金体系になっていたかもしれません。そうなるとシャツをどこで作るんだ問題がまた発生するんですが。一度検討してほしいかなとか思ったり。
海外への配送について
海外からの購入希望者、どのくらいの人数がいらっしゃるのか不明ですが、転送コムを利用するという手段もございます。爆買い輸出利ざやワハハルートから買うよりはお安く済むんじゃないかな。
しっかりと注文の確認をしよう
注文確認画面で支払い方法や金額、商品内容の確認(サイズなど)をして確定ボタンをタップ。注文完了、確認。
登録情報は保持されているので、2回目以降はスッと購入できるんでないかと思ってます。
以上、急ごしらえのBOOTHお買い物メモでした。
アニメーターTシャツの望むべき買い手は誰か、みたいな話
(不快で横柄な選民思想が散見されますが、許してください)
アニメーターはアニメーションづくり以外でもお金を稼ぐことが可能である、というのが今回のイベントを開くひとつのモチベーションだと思うのですが(少なくともそれを証明するためのイベントではあるはず)、その「お金」はどこから来るのかと考えることが重要な気がしてます。
誰の財布から稼ぎを持ってくるか、という命題。
参加クリエイターのみなさんの販売平均枚数が30枚か60枚か100枚なのか全く予想もできないですけど、その振り分けのうち、アニメーター業界人(アニメ制作業界に従事している方々を指しています)の比率が大きかったりするのってあまり望ましくないよなって思うんです。あくまでも想像の、仮定のお話。
アニメファン(従事してない方々を指す)の購入分が大差で上回ってたら、もう前提からなんにも成立してない話です。
内々でお金回すのが目的ではないはず
販売数は多いほうがもちろんいいと思います。
でも仮に、60枚買ってもらえたうちの50枚がアニメーターや業界人だったらあんまり意義がないというか。いや、チャレンジに意義がないわけは決してないけれども、50枚がアニメーター関係者ならアニメファンには50枚以上買ってもらってようやく成功したと言えるんじゃないかと。
バンドとしてライブハウスに出ていたときに、出演したバンド同士でCDを買いあったりして、純粋なお客さんからはなんとか1枚売れた、良かった……みたいな風景を見ていたことを思い出すと、あれって何か生んでいたのかなと悲しい気持ちがあったり。CDを売れないバンドマンと同列に語るのも、厚顔無恥な行いですが。
理想論かもしれませんが、商売というのは「外からお金を持ってこられるように」しないといけないんじゃないか?
業界の「外」から──というとお客さんに対して少し失礼な表現ではあるけれど、でも率直に言えばそういう意見で。「内々でモノを作りました、内々で買いあいました」という循環を目指してもしょうがないわけで。
内需も悪くはないですが、”輸出”が上回って黒字を果たせてこその「アニメーターが潤う手段」「アニメーターによるアニメーターのための稼ぐ手段」なんじゃあないか?
だからやっぱり「外」。アニメーターじゃなくて、アニメーターのファン。
もっと欲を出すなら、アニメーターファンじゃなくて”not アニメーターファン”(声優のファンとか、作品のファンとか、キャラクターのファンとか。撮影領域に神作画って言うファンとか、明らかにCGの車体なのに「全セルだなんて信じられない……」とか言うファンとか、「作画」ってわかりやすく言い換えただけって言うファンとか、完全内製は京アニだけって言うファンとか、サスケの中割を作画崩壊って言葉出して修正してみるファンとか)のみなさんが、何気なくアニメーターのTシャツを──シャツだけじゃないけど──買うような機会だったり文化の土壌(コミケ以上の)だったりが出来上がってようやく成功になるんじゃないかと、私は高望みをしています。関係者でもなんでも無いのに。
で、そのためにはたぶん周知がまだまだ足りてなくて。
アニメーターが発信した情報はアニメーターを追っかけてる人までしか届いていないのが現状で(たまにFGOとかでかいIPのチカラでハネたりするけども。それも作品が話題の中心だ)。
キャズムを超えるなにかが必要なのだろうと、マーケティングの難を痛感してます。関係者でもなんでも無いのに。前提が間違ってるかもしれないのに。
見えない敵と戯れるのが好きなんですよね、きっと。気分だけは一家言持ったコンシューマなんです。
いま単純に、SNSをしたたかに使いこなしてるあの女性声優やあの男性声優、大ヒットしたあの学園モノの原作者の方などがJTFT2019に言及したり、購入宣言したらちょっとは面白い展開になりそうだけどなあとか考えたりして、そこに泥くさい営業をかけるのは別に悪いことでもないよなとか、自分の夢見加減にいい加減馬鹿らしくなってきたので、このへんでやめにします。だって、これ以上の限定のおそろい商品って滅多にないですよ。面白くないですか? 面白くないですか、そうですか。
Instagramでインフルエンサーが経営者や店主になれる時代、次にどういったお金の作り方が生まれていくのか。
私、気になります。
おしまい。
JTFT2019は10月7日から11月15日までの開催だよ
コメント,ご意見など (中傷発言はNO)