2016年夏アニメをおすすめしながら振り返るぞい

クオリディア・コード シーズンまとめ記事
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こんばんは。めっきり涼しくなりました。

今期のアニメも本当に本数が多くて全作品のカバーは無理ですね(諦め

第1話全部チェックするマンの異名は誰かに譲ります。

ブログを書こうとPCの前に座っても、クオリティだのバッシングだのにいらぬ心配をしてしまい、どうにも思ったようなスピードが出ない。

ネット上や誌上には多くの”批評”があり、コピペとか一言の感想や批評で何かを言った気になる。偉くなった気になっている人間を見受ける。しかしそれは批評ですらなくて”知識の披露”にすぎないよ。

ブログ「ごみすてばのようです」(http://royal2627.ldblog.jp/[代入する病+映像ソフトについて]より概要をかいつまんで引用しました。

身につまされるような言葉を見かけ、「そうなんすよ」なんて考えてますます記事の作成が進まなくなる。そうありたいんですよ。そうなりたいんですよ。

自戒だけど、マスゲームに負けて不満に思うのはわかる。色々アンフェアだなとか考える。凝り性はブログを書くのに向いてないというのはどうやらあながち間違っていないように思える。

なつ「え、これで『凝ってる』って言えるの?」

──こういう声がすぐに脳内を飛びまわる。ちょっとした末期症状である。早期発見でもやっぱ手遅れ。

”批判”と”批評”は違うんだぜ!! 

私も大きい声で言える日が来ればいいのだが。もっと凝ればいいのかな。

アニメ史(アニメ語り史)に残るんだろうなという名作の香りがして、楽しかったです。

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2016年のイチオシ、『アンジュ・ヴィエルジュ』

夏期で一番推すのは『アンジュ・ヴィエルジュす。

>>アニメ『アンジュ・ヴィエルジュ』公式サイト

風呂アニメとか言われてましたかね。

お風呂や水着がある意味テコ入れとして常套手段となっている昨今、第1話からお風呂シーンをぶち込んでくるアティテュードは一周回って清々しさがあった。もしかしたらアニメ史最多&最長じゃないですかね。いや、『ラブひな』とかのほうが多いかもしれない。宿アニメはどうしたって多そう。

あえて区別をつけるなら、物語に必要か? という点でしょうか。

この物語には不要なんですよ、風呂に入る行為が。

宿には温泉が必要だし、水泳部にはプールが不可欠。

でもアンジュ・ヴィエルジュにはそれがない。メンテナンスの代要行為とかじゃなく、ただ単に仲良くお風呂に入る。あれですよ、”ズッ友だったら裸の付き合いも可”ってやつですよ。

しかもノルマのように毎回お風呂シーンがある。最終回だけはなかったんですけど(それでもエンドカードでお風呂に入ってたことにプライドを感じるのです)。

でも私はお風呂アニメとして推してるわけではなくてですね。

女の子の葛藤アニメの金字塔になれる

公式サイト、キャラクター紹介欄の「私には、もっともっと、可能性があるって思ってた」が、もうこれだけでご飯三杯いけちゃう。

本編の大味なストーリーはフックとしてゆるいんだけど、各プログレス同士のやりとりがすげー楽しかった。闇落ちして本音ぶちまけるのが正論だらけで、「それ言われたらこっちは何も言えねえ」っていう。

寿 美奈子のレベルが、『響け!ユーフォニアム』のあすか副部長を機にすごい上がってる気がする(何を偉そうに言っとんねん

歴史に残る名オープニング

OPのサビからの盛り上がりと紗夜の刀バババッってやるところに挿し込まれる止め絵が最高。

アンジュ・ヴィエルジュOP
『アンジュ・ヴィエルジュ』OPより

これは涙腺もの。止め画が高速で差し込まれる演出大好きなんです。

ワタシ的2016年TOP3に入ります。映像・楽曲ともに3位以内は確定。これ超えてきたら嬉しいけど。

田村正文・松根マサトの共同コンテ制作。

両名ピンとこないんですが(モグリです、はい)、私の観たところでいえば、田村氏は戦コレの劉備回と義元の釣り回の絵コンテした人だった。『未来日記』で高山カツヒコと一緒にやっている。なるほど。今回が初監督。追っていきたいです、この人。

松根マサト氏は『迷家』OPのディレクター、『ディーふらぐ!』OP絵コンテ、『機巧少女は傷つかない』のEDは よしもときんじ氏と共同クレジット。

『ディーふらぐ!』のOPは好き。これからドタバタに巻き込まれるんだなあ、っていうドタバタ感がすごいよくでてた。おにごっこしてるだけなんだけど。

こうして観ると、『アンジュ・ヴィエルジュ』OPのタイポグラフィー成分は松根マサトから発露してるんだと思います。

タイポグラフィーおよび文字表現って、映像においては若干の禁じ手の感がありますが、モーショングラフィックスも使いこなせば強力な武器になる。すごいアタリマエのことを言ってしまった。

OPだけでなく本編もGOOD。[何者にもなれない僕達]が観ておくべき、苦い良薬の応酬です。

熱いサムライ『クロムクロ』

P.A WORKSってことで観始めるのはいつものことなんですが、近年まれに見るかっこいい主人公像で熱いアニメでした。声優アワード総ナメするんじゃないかなって密かに思ってる。

未来を描くアニメってすごい好き。近未来モノという意味じゃなくて。

最終回、最後の最後でみんなの”今”が映るんだけど、みんな輝いてた。あの頃の僕らはもういないけど……の概念ですかね。思い出してもグッとくる。和島あみのEDも相まって沁みる。沁みるアニメ。

あのカメラ小僧がね、無駄にヘイト集めるから嫌いって意見もけっこう見かけたけど、存在理由はあったよね。主にカメラが、なんだけど。

最終回であのドクターと親子ってネタが妙に納得してしまう不思議。

クロムクロ

このスプーンの持ち方よ。初めてスプーンに触れたときのたどたどしい反応がまさに。

夢喰いメリー』でメリーが初めてカレーを食べてたときもこんな感じのグーで握る持ち方でした。アニメの食事シーンはけっこう真面目に見るたちなんです私。

今年のうちに観ることをオススメします!来年でもかまわないけど。

『NEW GAME!』

動画工房の女の子がかわいいアニメ。制作会社で視聴するか判断するの増えたな……悪い傾向かもしれない。

女の子がかわいい。というよりも女の子をかわいく動かせる動画工房こそかわいい。

「ねねっちのキャラがねー、あまりにも幼稚過ぎて……」なんて言いだしたらあの甘々社内というか超絶ホワイトはどうなんだってなるんだけど、そこはリアルに寄せる必要はないのかも。

ラスト3話くらいから目のサイズが大きくなってかわいさが減少した。それが残念だった。

ちょっと前の〈『NEWGAME!』の工夫されたカメラ配置……と雑記だぞい〉の記事内で髪のハイライトは普通ですね」みたいなことを言ったんだけど……ほんとすいません。

全然普通じゃなかった。

NEW GAME ゆんハイライト

わかりやすいところでピックアップした画像。

ハイライトっていうのは物体にあたる光量が一番大きい部分という意味で、瞳を描くときでもよく話題にのぼる。ソフィアちゃん作成時にも出てきたはず。

一般的に下の画像みたいにそのまま(=)キューティクルに繋がることが多いんだけど、

イリヤ

NEW GAME!』のキャラクターのハイライトの付き方は独特でした。

基本的に頭頂部が一番の光量で、髪全体で言うと”腹”にあたる部分が準ハイライトでもいうべき色合いになっている。そして、この二部を細めのラインで繋ぐことで準ハイライトの部分もハイライトなのだとわかる表現。これ、原作からの描き方じゃないんです。すっげえグレートっすよ。

なつ「すごい掌返しっすね」

いやあ、面白かった。二期も待ってる。

『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』

いわゆる”原作組”と呼ばれる、すでに先の展開を知ってる人・何らかの比較基準を持っている人、が比較的多いんじゃないかな的ビッグタイトル。私もそこに含まれます。ジョジョリオン(※2016年時点でのジョジョシリーズ最新作、舞台は杜王町!)まで単行本全部持ってます。えへ。

一家言持ったファン故に期待も大きく熱くなってしまい、ときには迷惑がられることもしばしば。今度は実写化も決まったそうで。DIO様よろしく搾りカスにならなきゃ良いけど。

視聴継続中ですが、最近作画がヘタってきている印象。サブといえばサブの話だからかな。節約を感じる。

ジョジョといえばスタンドバトルと言われるくらい作品の象徴であり代名詞──スタンド。第三部でスタンドが確立して、四部で洗礼されていったと思ってる。

第三部では火を操るだとかの超能力的なものだったのが、特殊性がより色濃く出てきて”とんちバトル”と化してくるのが四部。だがそれがいい。そして屈指の傑作第五部に続く。第五部もやりそうですね。OPでちょろっと匂わす部分がありました。

ここから先は”名作”からは少し離れてるかな、といったラインナップ

『Fate/kaleid liner プリズマイリヤ ドライ!!』

これは第8話くらいまではちゃんと観てた気がする。カラダスフィールと意識お姉ちゃんは声出して笑った。

これも最終話あたりで流し見になっちゃったな。あんまり百合百合してなかったなーと。

イリヤ,田中

諸星すみれはほんとにいい演技をする。

『この美術部には問題がある!』

OPが全然ピンとこなくて「私もアニメ卒業かな(n回目)」と思った。

この美術部には問題がある

宇佐美さんが海外のどっかのサイトで今期一番のcute大賞に選ばれていたそうです。かわいかったね。当方、伊万莉まりあ派ですが。

ホームランではなかったけれど、シリーズ通して安定した進塁打を積み重ねた作品でした。

中学生の抱える恋へのアコガレとか青春や淡さってこれくらいがちょうどいい。最終回観終わったあとの「いい最終回だった」感がグッド。

『あまんちゅ!』

サトジュン×天野こずえ  とくれば次の口は『ARIA』な世代の私です。が、時代はいつでも駆け足なのです。どんなものでもぼやぼやしてると灰になる。

なつ「恥ずかしいセリフ禁止」

──と、このやり取りがしたかっただけ。他意はない。

佐藤順一監督に求められてるものって「空気感」だと思う。そして表現がうまいのも。穏やかな、とかの枕がつくような。ARIAやたまゆらの系譜。絶滅危惧少女? 知らない子ですね。

カサヰケンイチ×J.C.STAFFの制作チームというのは、これは私のオールタイムフェイバリットで何回も話題にする『青い花』のチームなんですよ。まあJ.C.STAFFがカサヰケンイチを監督に起用するのがそもそも多いからなんとも言えないけど。女の子が慎ましくキャッキャウフフするのとか、えっと、その……好きだから。

ダイビングっていうニッチなところでどんな話になるのかと興味ありでした。ダイビングを通して仲良くなることとダイビング描写のバランスがちょうど良い。紫陽花見に行ったり”なんでもない話”挟んでくるのとかいいですよね。

近年で一番伊藤静が光ってた。俺達が待ってた伊藤静はこれだ! って思いましたね。

鈴木絵理もいいなあ。

ふらいんぐうぃっち』の千夏ちゃんでちゃんと認識したんだけど、『六条間の侵略者!?』の東本願早苗だったのね。「シンリャクガハジマッテルンダヨー」でおなじみの。

ヒロイン役の彼女がARIA観て声優目指した話は割愛。

『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』

ねじ巻き精霊

種田さん心配だなあ。最終回とかキャラクター作りのせいもあったかもしれないけど、喉を酷使するような声の出し方で聴くのが辛かった。まず声優の話から入るのもどうかと思うが。

戦記もの。銀英伝を知ってるとニンマリできたらしい。未読なので普通の視聴しかできなかった。戦術(not 戦略)は上手く事が運んでこそ「いい戦術」なんだけど、上手く行き過ぎると今度は首を傾げてしまう。フィクションに疑問を感じる。あれはなんなんだろうか。

時代背景からみて、”ベストセラー”なんて言葉がキャラクターの口から出てくるのはちょっと引っかかりを覚えた。もう一個くらいあった気がするけど忘れたな。”イケメン”だったかな?

精神が強すぎるイクタ・ソロークの弱音・本音がこぼれ出る最終話はよかった。

”背中をあずけられる”仲間がいるゆえの強さなんだと視聴者が気づくシーン。ただのオレツエーではない。続きがまだまだありそうだけど、二期くるのかしら。

『アクティヴレイド -機動強襲室第八係- 2nd』

おはこにゃばちにんこ(CV:石上静香)

近未来太陽にほえろ!的な。

2ndから加速的に面白くなりました。分割で後半に突入だからクライマックスに向かっていったってことだけど、2クール目を加速させることに失敗してしまうアニメもたくさんあるわけで

谷口悟朗の手腕なんですかね。ファンタジスタドールもそうだけど、ナナメ上のギャグがたまらないっす。

最後の最後が駆け足すぎたけど、もしかしたら続きがあるのかも。A子の動向とか不明なままだし。”ダイク”サイドでも何かできそう。

相坂優歌さんがけっこう好き。タイプとして水樹奈々に近いですよね。こんなこと言ったらファンの方にBRIGHT STREAM食らいそうですが。

とにかくOP・EDと2ndは楽曲も素晴らしかった。EDの一回きりのお遊びも大好き。IKUOさん作曲のブリブリしたベースも最高。あと、黒沢ともよの存在感はやっぱり目を見張るもんがある。サブタイ出るときの「んふーー」だけでご飯三杯いけちゃ(ry

良キャラが多かったので続きが観たい作品ですね。

『モブサイコ100』

ワンパンマンは1話か2話でやめちゃったんだけど、モブサイコは展開があって観続けた。

もうBONESの作画は「何かわからないけどものすごく凄いことが起こっている」くらいの感想しか出てこない。何がどうなってんのかたまにわからない。完全にヤムチャ視点に追いやられる。

第4話のテル戦で肉体改造部が掌底くらって宙を舞うカットとかビビる。あの浮遊感、最高。

で、第5話のテル対モブ戦。圧巻でした。松本憲生さんが参加していたらしい。どこパートかわからないレベルの低い作画眼も健在です。

モブを演じてた伊藤 節生の演技もすごいハマってた。これからの起用が楽しみです。

これはダメ、『タブー・タトゥー』

第1話冒頭で街の背景が鳥瞰っぽいアングルでパッと出てきて、「あ、これもしかして制作はJ.C.STAFF?」とビビッときた。『超電磁砲』で観たよこの景色、みたいな。

第1話のアクション(とスパッツ穿いて戦う女の子)が最高にかっこよくて第2話以降も観てたんですけど、次第に面白くなくなっていきました。ぐりぐりアングル変えていくのを試したいってのはカメラの動かし方からビンビン伝わってくるんだけど、それって作画マン殺しだし、レンズでぼかす撮影は一辺倒。見せたい画はわかるのになあ、何かもったいなあ、と思って(スパッツで戦う女を)観てました。

面白くないギャグとギャグのはさみ方がもうことごとく失敗してるから、主人公が戦う目的とかがどうでもよくなってくる。真剣味がなさすぎ。

タブー・タトゥー

お話はほんとに酷かった。劣化ARMSとしか言いようのないものです。

名作『ARMS』の単行本読んだほうが幸せになれると思う。

怖いもの見たさ、あるいは熱心な小松未可子ファン・鬼頭明里ファンならば観るのも一興です。

おしまいに:2016年夏も熱いアニメが面白かった

この夏はほんとアニメに触れなかったなあと。多分無駄に悩んで無駄に逃避するためバイクで走ったり別のことしてる気になってたんだと思う。まあ、それはどうでもいいか。『アンジュ・ヴィエルジュ』をちゃんと観れたことですし。

面白い心躍るアニメがいっぱい観たいです。それでは秋アニメの視聴に移行します。

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おしまい。

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