Neat’sとPangeaと砂漠のスコルピオン

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なつ「andymoriのライブも抽選落ちて、一般は予想通り瞬獄殺だったし……」

──私はね、久々に目頭が熱くなるライブに出逢えたのだよ。先週の日曜日、台風があがった頃に大阪なんばまでNeat’sのライブを観に行ったんだけども

なつ「新津由衣 a.k.a Neat’sさんね。ほんわかとしててかわいい人だ。以前から知ってたの?」

──いや、全然。こう言うのもたいへん失礼だけども。名前を知ったのは7月の頭ぐらい。なんの流れか忘れちゃったけど、たまたまWeb上でホームページに漂流して。そのHP、楽曲のダイジェストが聴けるようになってて、しかも割と長め(その他大勢と比較して、だが)で。

あとグッと来たポイントとして、埋め込みプレイヤーがSoundcloudだったの。もう素敵じゃあないか。しかもライブツアーが始まる!

 大阪、近い! ん? art-schoolの戸高さんがいるぜ! よし、さっそくチケットを買うぜー! てな具合だった」

なつ「で、ご感想は?」

ライブはナマモノだ

今更かよって話だけど、何回でも言う。(しかし特に意味合いはない) バンドなりユニットなり、いわゆるアーティストのライブでツアーを敢行する際にリリースに先駆けてというのは少ないと思う。 といっても「全くない」わけでもないし、発売日と同日にライブなりの催しをするリリースパーティなんてものも珍しくない。つまり結論はライブの主旨は様々だ。

この四行ほどの情報は全くの無駄である>

それで、今回のNeat’sのライブは3rdアルバム『MOA』の発売を祝して、北は仙台市からミナミはなんばと、行脚行脚なツアーなわけで。富良野は今日も寒いわけで。

そんなこんななわけで会場は服屋さんの並びにしれっと奥まった通路のさきにあるPangea。以前にも、VELTPUNCHやCARDのライブで来たことがあって、広さはそんなに大きくはないけど、音の廻りがすごくいい。四角いホールの構造に加えて、有能なスタッフさんがいるんだと思う。あとこれは予想だけど、きっとミキサーの置き場所がいいんだな。だから正確に音を把握出来てるんだと。

でも、ステージがちょっと低めなので、お客さんの入りが増すと真ん中より後ろの方だとアーティストの手元なんかは全く見えなくなることが玉にキズなところ。

ちょうどB1のCLAPPER前で奇抜な女性客ふたりと目が合う。

私「(これがバンギャかぁー)」

ガールズ「(おいおい、ナードだぜ?)」

そんな一幕があったような、なかったような。 こっちはR2-D2とC-3POのTシャツ着てたからね。そりゃ浮くよね、10cmくらい。 

予習なしでも楽しめるということは重要

HPで数曲は聴いたんだけども、ホントにさわりだけで。「ボッサやインダストリアルではない」くらいの振り分けしかしなかった。 仮にタグ付けするならPOPsでもいいんじゃないか? くらいの。

ことライブが始まれば、バンドセットだったんですが、ノリがいいとか歌がキャッチーだとか、分かりやすい評語はいろいろ使われてるけれど、一曲目聴いてて思ったのは「一枚岩な雰囲気出てるなあ」と。

演者の間で不安な要素がひとつもないような、このステージを楽しむほかないといった前向きな姿勢がすぐに見て取れた。
2サビ前のドラムとベースの目配せのあとの笑顔とか、あれはなかなか忘れられるものじゃないですよ。(因みに一曲目は3rdアルバムの表題曲でもある「MOA」でした

その後、リズム隊がバックステージに下がり戸高さんとふたりでしっとりした曲をはさみ、第二幕とでもいうべく勢いのある曲を立て続けに展開。 ライブ鑑賞は割と予習して臨むタイプの私だったのに、このライブはすんなりと体が弾むようになった。その要因は変に凝ったことをしない、そして変に凝ったように見えない曲作りのおかげかなと思ってる。いやに体に染みやすいんだな。

なつ「でも最近の、四つ打ちやってりゃノリやすいでしょ君たち? 的な空気を前にするとさ…..」

バカな君たちでもノリのポイントが分かるように親切っしょ俺たち? 

的なやつね。まあ否定しない。 もちろん四つ打ちがなかったわけじゃないし、一番印象が強かったのも実際四つ打ちだったんだけど。

ライブで是非観て欲しい

で書いたお気に入りの四つ打ちの曲は「砂漠のスコルピオン」といって、これも「MOA」に収録されててます。スピッツの渚、くるりのワールズエンド・スーパーノヴァみたいな温度低めの滑り出し。ハイハットの刻みとバスドラだけの四つ打ちリズムでサビまで緩やかに引っ張って、一気にボルテージを解放させるような。すごい綺麗だった。コーラスとかね。隣のお客さんなんて拳突き上げてジャンプしてたから。

気持よくライブも終え、家に帰ったあとにもう一回ダイジェストを聴いたら、「砂漠のスコルピオン」なんだか熱量が足りなかった。収録verとライブverのどっちが本来か、なんてわからないけど、私はライブverのほうが断然好きだ。

動きありき、というかライブの醍醐味が演奏する姿だと私は思っていて(もちろん轟音やモッシュだって人もいるだろう その「砂漠の~」の間奏でベースのお姉さんと向き合って小躍りステップしてたんだ。ランニングマンみたいなやつ。 ああ、かっこいい。

自由なステージングだなあと。すごい楽しかったんだろう。なんて思った。こっちもすごい楽しかったし。 あれだけで満足しちゃった。来てよかったなって

ありがとうneat’s。ありがとうpangea。ありがとう、清水音泉

P.S チームNeat’sのスタッフさんなのか、気の利いたPangeaのスタッフさんかわからないけど、一番後ろで会場を盛り上げ誘導してた人がいた。こうゆうこともしていかないといけないのかと思うと、ほんの少しだけセンチな気持ちになった。

なつ「」

MOA
by カエレバ

 

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