ミナホ2015前哨戦プッシュ〈一日目〉迷える子羊よ、とことん迷え!

【この記事のこと あなたの周りにも拡めてくれたら それはとってもうれしいなって】

ついにこの季節がやってきてしまった……。

人呼んで──

「これはミュージシャンとミュージシャンのどつき合い。
ミナミホイール2015(フットボールアワー後藤風)」

(ほんとはピースフルなイベントです。心斎橋の治安は決してピースフルとは言えないけどね!

──関西筆頭のショウケースライブイベント、ミナミホイール2015が開催されます。略してminaho。
10月の10日~12日までの3日間の大規模なイベントで、のべ400組以上のバンド、ユニット、SSWなどが数多のライブハウスに登場。タイムテーブルとにらめっこして自分なりの鑑賞コースを作り出せ!

チケット・タイムテーブル・詳細は公式のHPに譲りますので、一読くださんせ。

ミナミホイール2015公式HP〈http://ad.eplus.jp/minamiwheel/

 一日目の”外せないライブ”

さて。初参加、あるいは参加はするけど、出演者あんま知らねぇわ(私もです)どれ観に行こっかな、と覚悟の決まっていない”迷える子羊”が運良くも私のこの記事に出会ったのも何かの縁なので、道標になるかわからんが私の「これは観ておいてほしいパフォーマンス」をいくつか紹介しようと思う。覚悟はいいか? オレはできてる。

Homecomings(ほーむ かみんぐす)16:15~ @JUNIS

皮がむけたな、と思いました。

まずは一曲聴いてください。

音楽はブリティッシュポップといえば一番近いと思う。縦ノリよりも横ノリで心地いいサーフ・ミュージック。ザ・ストロークスが好きな私はばっちばちです。

なつ「ストロークスはニューヨークのバンドですが?」

──いや、知ってますよ。ガレージロック・リヴァイヴァルの旗手ですからね。大盛り上がりでしたし。何ですか? USのバンドがUKサウンドでも何ら問題はないでしょ? isn’t it?

なつ「いちいちアルバムIs This Itにかけて付加疑問とかしなくていいです。英語2なくせに」

これがまた傑作アルバムでして。『Room on Fire』とともに随分と聴きこみましたし、SOMEDAYReptiliaはコピーなんかもしました。(違法コピーじゃなくて、バンドでのコピーね)

by カエレバ

and

by カエレバ

影響は少なからずある。聴いてないってことはないはず。もし聴いてなかったらちょっとショックだ。『ゴーストワールド』を引き合いに出すのもいいが、その前にストロークスは押さえておいてほしい。まあ、当然の杞憂だと思うけど。

ガレージバンドほどギターの音を攻撃的に歪ませることもなく、軽めのオーバードライブディストーションくらいで心地良いモータウン調だったりポップを聴かせてくれていたhomecomings。7月に出したシングルがちょーいい。歪みがいつもよりガツンとくる。

いいですよね? I Want You Back超えましたね。

歌詞カードにメンバー本人が書いたライナーノーツがあるんだけど、今作『HURTS』についてのテーマみたいなイキサツみたいなことが綴られてる。そこでイーニドなんかがひょこっと出てくる。イーニドっていうのは前述「ゴーストワールド」って映画に出てくる、ヒロインとは呼びがたい主人公女の子二人組のスカーレット・ヨハンソンじゃないほうだ。

寂しい映画なんです。この曲とおなじかそれ以上。だって40歳にもなってレコード収集ばっかしてるスティーブ・ブシェミが「僕はエイリアンみたいなもんなんだ。みんなと馴染めなくてさ」とか言うんですよ。もうね、そんなこと言わないでよって。すげー悲しくなる。ああ、もっかい観ようかな。

さて。

思うに、「なんとなくの寂しさ」がテーマではあるけれど、この曲が心に来るのは

「(まず間違いなく)失われるであろう若さ」を福富メンバーが理解してかつ全面にだしてくるから──なんじゃなかろうか。すげー卑怯。卑怯だよ、homecomings。

by カエレバ

感覚ピエロ(かんかくぴえろ) 14:00~ @BIG CAT

去年のミナホ2014で確か二日目だったと思うんだけど、心斎橋サンホールでやってるの観に行こうとしたら入場規制+並び待ちがうじゃうじゃといて断念した思い出があります。だいたい400人くらいのキャパシティだったんですが、ちょうどその前の出番がいまや空前のブーム中の水曜日のカンパネラさんで、その相乗効果みたいなのもあったのかな。今回はBIGCATなので800、900人は入れそう。ですが、この一年で上がった知名度はその比じゃないので、絶対観たい方はちょっと急いでBIGSTEP一階(?)にて13:30から始まるPASS交換のあとそのままエスカレーターで真上のBIGCATにとりあえず入場しておくことを勧める。

これが聴きたくて会場にいったのに。ビークルさながらに「OPPAIコール」みたいなの期待してたのに……。あるのか知らないけど。

自主レーベルを立ち上げてプロモーションから何から自分たち主導で行っているという、そのDIY精神が素晴らしいですよね。このバンドみたいに若いバンドの子たちの間ではメジャーレーベル不要説が浸透しているんでしょうか? 浸透していたらいいけど、あんまりしてないだろうな。(と勝手な諦め

そしてもう一曲。音楽市場や近年のバンドマンの安易なソングライティングへの皮肉ソングと攻撃の手を緩めない彼らの楽曲。でもあんまり「よくぞ言ってくれた!!」感がないのは何故なんだろう?

いわゆる(サビは)4つ打ち(※)やっときゃアガるっしょ!?問題へのアンチテーゼ的な意味合いが込められた楽曲なんですがね。因みにこの命題には分水嶺みたいなラインがありまして、「ほれ、オマエらの大好物の4つ打ちやぞ。かぶりつけ偏差値低いメス豚ども」的な観客がメインのニュアンスと「ああビート考えるのとかとかめんどくさい。4分音符ベタ踏みでいいや。どーせメス豚も凝ったの求めてないし」的なミュージシャンがメインのニュアンスと二つあります。まあ、どっちもクリエイターの怠惰な部分が大きいんですが。
あと、主にロック界隈がやり玉に挙げられます。

加えて、近年ってどっからだよ!? については3年くらいでしょうか。EDM()とかはしゃぎだした頃合いと重なりますか。だからそれ以前のサカナクションとかBase Ball Bearは私はいつも省いています。アルバム『C』とか凄いんですよ。ほとんどベタ踏みですから。こいちゃんはさすが先取りしていたなあと。

※ここで問題視している「4つ打ち」はハイハットがオープン・クローズを繰り返し、スネアは3・7の位置で鳴るものを基本にしたものです。BPMも150くらいは軽く超えてきてね。ちょっとスネアにゴーストを入れたり付点がついたりしたものも含めます。流石にこの形からは多少変化させたものもよくちょく見受けられましたが、まああんまり変わんねえわな、という印象でございます。

KANA-BOONの『フルドライブ』とか『ないものねだり』のサビ前半パート・間奏。

KEYTALKの『パラレル』とか『桜花爛漫

04 Limited Sazabys『fiction』とか(ここのドラムはちょと別格だからいいんですけど)

なつ「おい、贔屓すんなよ」

──KEYTALKのドラムはあれですよね……、アヒトに似てますよね?

なつ「フォロー下手くそかよ」

まあそんなこんなの4つ打ち事情へのアンサーソングですよ。受け取れ怠慢バンドマン。

オマエラってダンサーなの!? ミュージシャンでしょ!?的なところも皮肉ってます。
まだ4つ打ちやってんのかよ」を4つ打ちでやるし、「また女の子を踊らせてんの」もあえてやってます。いい皮肉かはおいておいてね。気持ちは買うよって感じ。

なつ「(なんでこいつはこんなに偉そうなんだろう)」

4つ打ち嫌いじゃなかったんですけどね。なんで嫌悪感が出てくるんだろう。どこにいやらしさを私は感じているんだろう。

なつ「女の子がキャッキャして迎合してるのを見たからでしょ」

まあ、それもあるかな。どうせベタ踏みするならスネアも位置を変えるかハイハットで遊べばよろしいのに。

同じバスドラ4つのベタ踏みでも、スネアの位置で印象が変わるんですよ。

なつ「誰ですか?」

同じ時間の対抗馬です。

HenLee(へんりー) 14:00 @ amerikamura CLAPPER

BIG STEP前の服屋やら靴屋やらならんでいる通りの奥まったさき、一階がPangeaで地下に降りるとCRAPPERです。すぐそこです。

ミナホ公式で初めて知りました。ちょっと観てみたいな。
言うとなんですが、ほかに対抗馬になりそうなライブハウスがmol-74(これも京都)と小林太郎以外あんまr……。

なつ「やめろ」

by カエレバ

パート2に続く──