【分析】『響け!ユーフォニアム』は京アニの現在形-集大成なのかもしれない。vol.3(#8まで)

【この記事のこと あなたの周りにも拡めてくれたら それはとってもうれしいなって】

折田(@orita_no_ani)です。

なんですか、これ?めちゃいいじゃないですか!!

[挨拶]

第八話まで来ましたね。楽しんで観てはいるんですが、その……、シリーズ構成大丈夫ですか? お話畳めそうですか?そこが心配です。

全十三話といっても京アニは十二話で一旦話を結んで、十三話(ラスト話)はサイドストーリーだったりギャグ要素多めの一話完結みたいなことが定番なので、そうなると実質、あと四話分しかない可能性もあるわけで。次回のオーディションからコンクールで演奏して三年生は引退だなんだの展開まで──ということになるんでしょうか。おねいちゃんとの関係ってあれ以上良好にならないんですか、原作見てないので結末知らないんです私。ぬーさんのヒステリック良き。

なつ「そういえばベッドの下の箱どうなったの?」

──あれねぇ。久美子が全然家に帰んないからさぁ。おねいちゃんも影を潜めてるし。というかね、これ原作ありアニメじゃないですか。

なつ「そうだね」

──じゃあ先の展開の予想しても、合ってたら「どうせ原作読んでたんだろ」ってなるし、外れたら「お前見る目ねえな」でどっちにしろ得しない袋小路。オリジナルしか話せなくなるかも。まあいいや。(よくない

第五回ただいまフェスティバル

響け ユーフォニアム 高坂麗奈

「──黄前さんらしいね」
このカットでご飯三杯いけますね。後ろからの光もいい演出だ。

ともあれ、久美子のモノローグは作中何度も出てきますが、メタいですね。ええ実に。

原作ではおそらく一人称視点なんだと思いますが、アニメ化にあたりその辺り手を入れてきてるんですね。 例えば、第五話のサンフェスに向けて行進の練習を運動場でするシーン。

響け ユーフォニアム

「行進は左足から一歩の歩幅62.5センチメートル。これは八歩でちょうど5メートル」という説明がなされ、「これが守れるとこうなるしできてないとこうなる(上の画像がそれ)」という台詞に繋がる。

「こうなる」の台詞とその映像で視聴者に状況説明をする。つまり久美子は語り手であるが視聴者を認識している語り手なのだ。これは恐い。

第八話でもこんな台詞(ナレーション)がある。

「県まつりを前に、部室はにわかに騒がしくなり始めていた(うろ覚え)……こんな感じで

のちにシーンが部室へと移ったりもした。

近年のリアリティの欠片もない「誰に言ってんの!?(you talkin’ to me?)」と唾棄したくなるような説明ゼリフよりはこっちのほうが遥かに整ってて私は好きだ。

もうひとつ、第五話で触れておきたいのが、名門立華高校に入学していた中学の吹奏部仲間との決別シーン(大袈裟)。ころあずいいよー。

動画で用意したんですが、容量が大きくて無理でした。youtubeに投げようにも引用の範囲内に収まるのか、公衆送信権を犯すんじゃないかと考え、断念。残念。

ともあれ。

響け ユーフォニアム サンフェス

これ、ロバート・デ・ニーロとショーン・ペン主演の『俺たちは天使じゃない(89)
あのシーンですよ!! ショーン・ペンが八時の方向振り向いて、そこの人々を見ながら「俺の居場所を見つけたよ」みたいに思うシーン。 オマージュだったらいいなあ。気づけた私偉いに浸りたいなぁ……。

 脚本:花田十輝 絵コンテ・演出:三好一郎


by カエレバ

第六回 きらきらチューバ

何を隠そう私ベースを弾いてます。Fenderのジャズベです。レフティです。

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そうです。ぱっと見た目けいおんの澪が弾いてたやつです。でも、違います。
時期的に違います。

ドラムから転向しました。いま週一くらいでスタジオに入ってギターやカホンと共につまびいています。 で、スタジオで合奏する分にはいいんだけど、個人練ってどうしても退屈になるんですよね。ルート進行メインで「ド,ド,ド,ド,ド,ド,ド,ド,べ,べ,べ,べ,べ,べ,べ,べ」て家で弾いててもつまんないし。

だからLUNKHEADのG田さんみたいに高音もばりばりに動きまわるベースなんか弾いてると「そんなものはこのバンドで求めていない!」みたいになったりして。チョッパースラップもしかり。 ドラムも似たような感覚でした。まだリズムパターンを考えたりするのは楽しかったんだけど、八分刻みのリズムキープの練習とかはやっぱり退屈。いや、リズムキープの重要性は重々承知していますが。やっぱり楽しいかと言われると、他にしたいことが出てくる。

大事なのは熱量ですよ!? とか言い訳にして。 だから、というのは強引な着地かもしれないけど、葉月の気持ちはよくわかる。なんか弾いてる実感が湧かない。やる気がブレる瀬戸際の感じとか凄い伝わりました。


響け ユーフォニアム くみこ

合奏のシーン良かったなあ。きらきら星ってアルトリコーダーで演りましたよ昔。

響け ユーフォニアム はづき 響け ユーフォニアム くみこ

余裕が出てくると楽譜から目を離せるんですよね。タブ譜や手元見ずとも狙った音が出せるようになる。「ああ、CからDでEmね」の具合にノールックでの運指が可能になる。吹奏楽部の演奏作法的にどうなのかは知りませんが。

葉月も余裕が出て久美子と目配せを交わします。それを見守るサファイア川島。

音楽の、セッションの楽しさを改めて思い返すいいシーンです。 葉月の恋慕は六話の電車でなく、五話サンフェスの荷物運びこむときにすでにスイッチが踏まれていたのだ。

脚本:花田十輝 絵コンテ・演出:川浪栄作

参照リンク:加速する人間関係恋色模様。一期のベスト回と名高い八話についてはこちら。

【考察】『響け!ユーフォニアム』は京アニの現在形-集大成なのかもしれない。vol.3.2
こんにちは折田(兄).exeです。 六月五日、関西全域は雨。ああ、辛えなまったく。 [挨拶] ...(以下略

『響け!ユーフォニアム』公式HP<http://anime-eupho.com/
楽器関連協力YAMAHA(ヤマハ)HP<http://jp.yamaha.com/