その一線を超えたら僕たちはどうなる ~イマジナリーライン検証編~

【この記事のこと あなたの周りにも拡めてくれたら それはとってもうれしいなって】

1クール1クールの切れ間、番組が移り変わる時期になると「この三ヶ月何してたんだろ……?」って気持ちになりますね。

続編を書くのにも時間と体力がいるんですよ。要領が悪いし、すぐ悩むし、慢性的に眠いし。

ぱぱっと済まして美味しいご飯を食べよう!

イマジナリーライン実践例その一

「えー、アニメ界には三つのラインがありまして……デッドライン、まなびライン、そして最後が『アスラクライン』です」

なつ「じゃあ、今回はイマジナリーラインの話を」

──見栄きって「じゃあ例題でも出しますかあ」とは言ったものの、 そこまで(意図して)頻繁に使われるようなものではないですもんね。小津安二郎作品で多用されていたことはイマジナリー界では有名ですが、ことアニメに舞台を移すと、ここぞで使用する人っていましたかね?

聞き及んだところによると富野氏がよく使われるらしいですね。ど真ん中にいました。ガンダム史については門外漢なので何も言えません。富野氏=ガンダムと言ってしまうところがいかにもでしょ? ごめんなさい。本も出されてます。

by カエレバ

★改訂版と二種類あります★


それから、原作:筒井康隆 監督:今敏の『パプリカ』の劇中では千葉敦子(CV:林原めぐみ)と粉川利美(CV:大塚明夫)がイマジナリーラインについて言及してました。

イマジナリーライン跨ぎを実践しながらイマジナリーラインの説明をする少しメタっぽいシークエンスなんかは、アメリカ映画「ザ・プレイヤー」の冒頭に通ずるものがありました。

(以下イマジナリーラインと打鍵するのがめんどくさいのでILと表記)

話が逸れました。

頻繁には登場しないテクニカルなので、資料がすぐに見つかんないよっていう言い訳はさておいて。前の記事を書き始めたあたりに放映していた作品からそれっぽいのがあったので、ちょっと引用してみましょう。

デンキ街の本屋さん』一期のOP

艦これ加賀さんへの弓引きに対する”物申し”がアニメ放映により再燃していますが、ここでデンキ街OPの冒頭部分を見てみましょう。「一期の」と書いてるのが笑いどころですよー。

デンキ街の本屋さん
からの……

デンキ街の本屋さん

この違和感はなんでしょう。意図はなんでしょう。

まずは画面左に流れ星がきて、右にキャラクター達が現れます。

星の軌道が反対ですね。カメラが別位置に入っているってことです。りんごなんて流れてたのか……。

ではなぜ反対に描いたのか。そもそもこの窓枠みたいなワイプはなんなのか。

私が思うに、登場人物はいわゆるオタクの人達なわけで。しかも『海月姫』や『七人のおたく』のようにミリオタや鉄オタといった感じに細分化先鋭化が弱めの人達。あくまでもマンガやアニメ、映画ライクスな人達。あるいはそれに近しい職場での話でした。

だからこの切り取った枠っていうのは、一般層とオタク層の境界なのかな、って思うんです。 住む世界が違うというか、見える景色が違うというか。 自虐的な意味合いはないかもしれない。開き直るのも違うと思うけど。安易な職業差別、反対!

デンキ街の本屋さん
デンキ街の本屋さん
そんで、今度は流星と走る向きが揃うと。気持ちも前向きになったんですね。(テキトー)

ほんとのところはわかりません。「ミスったんだろ、」て安易に言えないし。 じゃあ、次。

『SHIROBAKO』-ファンタジー空間への移動-

みーちゃんが3Dモデルの会社スーパーメディア・クリエイションズを辞めようか迷っているので、みゃーもりの家で鍋パーティならぬ鍋会議を開いた回。

支え合い鼓舞しあえる仲間がいるっていうのは本当に大事でありがたいことだなあ

(私が)再確認した場面。

そして、会議はお開き。みんなを玄関まで見送ります。

こっからです。

SHIROBAKO

三和土に立つみゃーもり。ILは廊下に沿って平行だと想定しましょう。(このあと居間の方からロロが現れます)

SHIROBAKO
「ふう」と一息ついたのもつかの間、ロロが現れておなじみの軽いトリップ状態へ。
危険ドーナツよくない!

SHIROBAKO
ここでILを跨いだわけです。跨いだ瞬間に、ユニットバス(?)のスイッチやらがあった廊下の壁紙(一枚目で確認できます)が資料倉庫のように変化しました。現実から悪夢のような過密スケジュールの異空間へ移動するタイミングにあわせたわけですね。


SHIROBAKO
スケジュールに追われる描写。アニメづくりには出口がない……。

SHIROBAKO
ここでまた切り返して、回りこむ。

雑なまとめ

跨ぐにせよ、跨がないにせよ、”I.L”の概念は知っておく意義があるとおもいます。
楽しいです。おもしろいです。鑑賞中・作成中のどちらにも言えますが、画面からくる違和感の正体の気づきのきっかけにもなるし、うまく使えば武器にもなる。

by カエレバ